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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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ホトケノザ

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田園地帯で出会うのは、畑ないし田圃一面に、薺や仏の座がびっしり咲いている風景。

街中でも、

規模は小さいが、人を呼んで見せたくなることがある。

↓もちろん野草ではない。

色鮮やか。木立セネシオ(シネラリア)

 

庄下川。対岸(右岸)からみたリュウキンカ群生

その対岸には、ムラサキケマンの群生地がある。

しかし目下は↓の状態

 

独特の葉形ゆえ簡単に識別可能。

 

大きなクスノキを見つけた

富松神社の御神木より立派かも。

旧家の庭。

国語表記が気になったので撮影

我が家の西向いのマンションと同様のもの。

 

「空」で検索したら4500句以上。

この字を「そら」と読んでも、「から」と読んでも意味が通る句があって、

それならばと三樹彦先生は、字間明けという手法を俳句に導入。

白鳥やにはの深轍 高野ムツオ 雲雀の血
 
たれば漠漠たれば口あけている 折笠美秋
 
繋ぐ吊橋風光る 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
夏嶽や雲も奢りのの貌(箱根樹木園) 河野南畦 『の貌』
 
梅さそふたしかにを風流れ(大倉山梅園) 河野南畦 『の貌』
 
凧の見せてしづめり谿部落 河野南畦 『の貌』
 
北欧の秋斯くやロツヂと湖と(榛名湖畔) 河野南畦 『の貌』
 
浅草は寒さの渡る剥れ(三十尾藤男君昇天) 石原八束 『の渚』
 
死は春のの渚に游ぶべし 石原八束 『の渚』
 
桐一葉みればはるかなり 久保田万太郎
 
たれば漠漠たれば口あけている 折笠美秋
 
也忌を知らず也の寒ムと思ふ 橋本榮治 逆旅
 
今も目をへと冬欅 加藤楸邨
 
雪吊の縄棒のごと凍てに 二唐
 
雪解田により青きのあり 篠原梵
 
雲消田により青きのあり 梵
 
四角な万葉集にはなき冬 加藤楸邨
 
うすらひやがもみあふのなか 八田木枯
 
雲海のはたてに浮ぶ焼岳の細き煙をにしあぐる 窪田
 
蜻蛉の蜻蛉のの上 後藤比奈夫
 
秋雨や杯の溢れ溢れ 永田耕衣
 
雪解田により青きのあり 篠原梵
 
の色よみがへり黄水仙 寺井治
 
江戸の東京の秋刀魚買ふ 攝津幸彦
 
蝶絶えてより蒼き陥没湖 成田千
 
白鳥やにはの深轍 高野ムツオ
 
秋雨や杯の溢れ溢れ 永田耕衣
 
*たらの芽やをばうちに抱く御 安井浩司
 
手のや蝉殻の風が過ぐ 櫛原希伊子
 
桶に柄杓立て寒の内 木村蕪城
 
四角な冬万葉集にはなき冬 加藤楸邨(1905-93)
 
今も目をへと冬欅 加藤楸邨(1905-93)
 
病む夏のとはべつの眺め 澁谷道
 
の音にて消ゆる栃の花 正木ゆう子
 
病む夏のとはべつの眺め 渋谷道
 
四角な冬万葉集にはなき冬 加藤秋邨 怒濤
 
東京のの上に雁が行き 加藤秋邨 怒濤
 
秋雨や杯の溢れ溢れ 永田耕衣 悪霊
 
死は春のの渚に遊ぶべし 石原八束 の渚
 
浅草は寒さの渡る剥れ 石原八束 の渚
 
蜻蛉の蜻蛉のの上 後藤比奈夫 花びら柚子
 
桐一葉みればはるかなり 久保田万太郎 流寓抄
 
雪解田により青きのあり 篠原梵 雨
 
秋雨や杯の溢れ溢れ 永田耕衣 悪霊
 
今も目をへと冬欅 加藤楸邨
 
四角な冬万葉集にはなき冬 加藤楸邨
 
も又をやぶりて時鳥 松岡青蘿
 
や乾乾のむくろかな 永田耕衣
 
白妙のどこがやら雪の 上島鬼貫
 
今も目をへと冬欅 加藤楸邨
 
四角な冬万葉集にはなき冬 加藤楸邨
 
師走どこ吹く風も掉尾なる 中原道夫
 
蝶水漬くに染まれぬことを知り 中原道夫
 
琴線を張る冬に触れぬやう 中原道夫
 
特典に付きたると草蝨 中原道夫
 
蠍座と名畫座の間を置く 中原道夫
 
雁の壺はいつまで蹲る 中原道夫
 
啓蟄のの奥へと転落す 高野ムツオ 蟲の王
 
に上る階段のあり麦の秋 高野ムツオ 蟲の王
 
堆き落葉はへ帰るため 高野ムツオ 蟲の王
 
木枯やの扉の限りなし 高野ムツオ 蟲の王
 
麦秋のの光りは鳥の骨 高野ムツオ 雲雀の血
 
潮騒をに集める紫苑あり 高野ムツオ 蟲の王
 
狼の影あまた過ぎ夏の 高野ムツオ 蟲の王
 
鳥も魚もを器と思う冬 高野ムツオ 雲雀の血
 
滝音や部屋ごとを飛んでいる 高野ムツオ 鳥柱
 
へ帰りたげなる扇風機 高野ムツオ 鳥柱
 
の奥に枯葉が溜まる蝦夷の国 高野ムツオ 鳥柱
 
松手入を掴むとにはあらず 行方克己 昆虫記
 
ガレ場より帰燕のとなりゆける 行方克己 知音
 
裏山にゑくぼの日ざし福寿草 成田千
 
に寒星集め雪まつり 神取房江
 
遠嶺いま蒼し梵天発つかまへ 柏山照
 
梯子乗ま青きがまはりけり 細川加賀
 
に出初の水の走りたる 熊谷静石
 
四方拝太古のままの昏き 鈴木鶉衣
 
峡の子よより青き凧を揚げ 鍵和田[ゆう]子
 
岩木嶺は大きく手毬唄やさし 成田千
 
蓬莱や湖のより鳶のこゑ 森 澄雄
 
初晴や噴煙たちてに折れ 新井悠二
 
初御富岳まさしく三保にあり 大橋敦子
 
総持寺の鳩来て羽摶つ初御 殿村菟絲子
 
いまさらに富士大いなり初御 酒井絹代
 
経蔵に影さす枝や初御 假家由子
 
大山の全容近し初御 阿波野青畝
 
に那智の大滝まかゞやき 上田土筆坊
 
白山の初にしてまさをなり 飴山 實
 
の下ふるさとの沼憶ふ 高野素十
 
や武蔵に秩父晴れ渡り 野村喜舟
 
や帯のごとくに離宮道 五十嵐播水
 
や大悪人虚子の頭上に 高浜虚子
 
もはや半日や藪騒ぐ 但馬美作
 
や大和三山よきかたち 大橋越央子
 
浅草によきのあり松の内 京極杜藻
 
峡の二日の星の吹き溜り 滝 佳杖
 
睦月富士翼のごとき雲もてり 山吉
 
をのこ子の小さきあぐら年新た 成田千
 
砂山は狼いろに草枯れゆく 成田千
 
鰊番屋を抱き込む枯すすき 角川春樹
 
冬木立仰げばの揺れにけり 木村凍邨

以上最初の100句。

 

ちなみに10ページ目

春の夜をはかなまねども旅の 飯田蛇笏
 
へ吹きぬけ杉の花けぶる 山口草堂
 
木蓮のため無傷なるとなる 細見綾子
 
甘き香をに拡げて花林檎 手島知韶
 
降り足りしの紺青桃の花 村田 脩
 
のどかさの風鐸にこはれけり 皆吉爽雨
 
うららかやより青き流れあり 阿部みどり女
 
首長ききりんの上の春の 後藤比奈夫
 
此処からも大佛見ゆる春の 星野立子
 
死は春のの渚に遊ぶべし 石原八束
 
ガスタンク孵りさうなる春の 田中政子
 
大屋根に春青くそひ下る 高浜虚子
 
三月尽校塔松とざまに 石田波郷
 
の一角濡るる土佐みづき 上田五千石
 
のすこし傾く土佐みづき 大嶽青児
 
さるほどにはつきしろ青き踏む 日野草城
 
卒業のアルバムどれも青く 徳永茂代
 
このをふるさとにして卒業す 三宅 桂
 
屋根替に長き梯子の盆地 野沢節子
 
独活浸す水夕につながりて 村越化石
 
飯蛸の干されてを飛ぶごとし 大串 章
 
も定まる色に春の土 村田 脩
 
くもることわすれしの雲雀かな 久保田万太郎
 
電工や雲雀のに身を縛し 西東三鬼
 
わが背丈以上はや初雲雀 中村草田男
 
雲雀よりにやすらふ峠かな 芭 蕉
 
大仏のに初蝶消えゆけり 小玉真佐子
 
まさをなるよりしだれざくらかな 富安風生
 
胸の上に雁行きし残りけり 石田波郷
 
水にあるを羽摶ちて春の鴨 遠山りん子
 
引鴨の見上げては羽繕ふ 河本好恵
 
鳥雲に奈良はいづくのも塔 井沢正江
 
鳥帰る水ととのけぢめ失せ 沢木欣一
 
鳥帰るいづこのもさびしからむに 安住 敦
 
春の埃や巷に馬匂ふ 秋元不死男
 
野の虹と春田の虹とに合ふ 水原秋桜子
 
春の田へ落つる時水の色 今瀬剛一
 
蜷の歩み男を叱る女の声 成田千
 
雪割ると仄めくみどり鳩の胸 成田千
 
少年にとぶ夢や春の山 大串 章
 
ひらきたる薄紅梅のに触れ 深見けん二
 
紅梅や枝々は奪ひあひ 鷹羽狩行
 
紅白にを分かちて梅ひらく 高橋悦男
 
猫柳故郷にありしの色 山田紀子
 
湖心透る緑なり木の実植う 河東碧梧桐
 
薄氷を押せば傾く水の 高橋悦男
 
吹越のやみたるに峡の月 高橋悦男
 
ちらちらとを梅ちり二月尽 原 石鼎
 
も星もさみどり月夜春めきぬ 渡辺水巴
 
春めきてものの果てなるの色 飯田蛇笏
 
寒明けの池映し出すの青 山田尚子
 
白樺の纖枝あそべる二月 青柳志解樹
 
母思ふ二月のに頬杖し 長谷川かな女
 
寒梅やの青さにすきとほり 星野立子
 
騰梅のつばらにの凍てにけり 石原舟月
 
へ片寄る雲や初不動 福川悠子
 
寒雁の一羽おくれて四羽の 野沢節子
 
の色映りて晴るる氷柱かな 深見けん二
 
夕暮れの氷柱はの色をして 高木晴子
 
雪晴のに浅間の煙かな 高浜虚子
 
一霰こぼして青し松の 原 石鼎
 
寒鮒のの青さに反りかへる 阿部寿雄
 
深山寒日輪のゆるるさま 飯田蛇笏
 
から鮭も也の痩も寒の内 芭 蕉
 
寒入りし琥珀のに未来あり 阿波野青畝
 
三日晴れ日輪海のをわたる 水原秋桜子
 
真直ぐに二日のの飛行雲 林 瑠美
 
松立ててほのぼのと明る門 夏目漱石
 
淑気満つより落つる鳥の羽 原コウ子
 
お降りや暁けて明るき海の 高橋悦男
 
鳶の輪のやがて大きく初御 森重 暁
 
や大悪人虚子の頭上に 高浜虚子
 
の藍と茜と満たしあふ 山口青邨
 
わが年の雲ひとつなき初御 飯田弘子
 
群鳶の舞なめらかに初御 富安風生
 
を夜着の袖から見たりけり 一茶
 
初御はや飛び習ふ伝書鳩 中村草田男
 
や武蔵に秩父晴れ渡り 野村喜舟
 
子の髪に昼月重ね初御 野沢節子
 
初鳩やにひろがる涅槃の手 磯貝碧蹄館
 
初鴉茜のをほしいまま 五十島典子
 
元旦や暗きより風が吹く 青木月斗
 
元日や上上吉の浅黄 一 茶
 
去年今年一と擦りに噴くマッチの火 成田千
 
騎馬の青年帯電して夕を負う 林田紀音夫
 
還らざる者らあつまり夕焚く 穴井太
 
遠きの電車音沸く墓平ら 和田悟朗
 
に滅裂の旗われら会う 堀葦男
 
窺いて白球を打つ葬後の 杉本雷造
 
谷や詩いまだ成らず虎とも化さず 折笠美秋
 
とぶ花いくたりも辛子(からし)に噎び 友岡子郷
 
の深みに紙片港灣夫の夕餉 金子兜太
 
にまつかなうろこが跳ねる金曜日 穴井太
 
湖面標旗の個のはばたきへ折詰(あ)く 堀葦男
 
東は暗く西へ明るき鷺の 井沢唯夫
 
山の長さに寝る友の怖い青さ 堀葦男
 
塔駈け昇る燈よ刺せ微熱いろの 堀葦男
 
他国見る絵本のにぶらさがり 阿部完市
 
とおくより紅型(びんがた)明りははの 井沢唯夫
 
初声明おりおり蒼む夜の 山田みづえ

 

 

 

 


寒桜

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寒桜昨日の証言嘘でした

果たせぬは説明責任春麗

桜通りの寒桜

時を同じくして我が家の桜桃(サクランボ桜)

 

観賞価値は余り高くない

 

桜通りのエドヒガンはまだ枯れ木状態

小彼岸桜は蕾膨らむの状態だった。

冬桜は環境の変化の為か、剪定のためか冴えない

 

ご近所のミモザ(キンヨウアカシア)は8分咲き

八分咲く花の盛りや大念仏 大谷句仏
 
満月を上げて八分の花の冷え 澄雄
 
春風や薙刀持の目八分 炭 太祇 太祇句選

家から駅前へ行く600mの間で又2か所で更地化

ここは大地震前までは平屋の2軒長屋が2棟たっていた。

地震以後は駐車場になっていた。

一年以上契約解除を進めていたか

もう一件は、もっと広い。

3軒くらいまとめて更地化された。

この一画を越えると15階建てが建設可能な駅前地区になる。

ネメシア

 

 

西洋桜草

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プリムラの蕾多きを選び買ふ 山口恵子
 
プリムラ並ぶ看護生徒のお辞儀並ぶ 姉崎蕗子
 
プリムラや給水塔は風の中 石田 波郷
 

 
プリムラや眩暈のごとく昼が来て 岡本眸
 
 
プリムラ・ジュリアン (P. × juliana)
プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリエ (P. juriae) との交配種。草野総一作出。1972年(昭和47年)に坂田種苗(現サカタのタネ)より発売。また、プリムラ・ポリアンサとプリムラ・ジュリアンをあわせてプリムラ・プルホニケンシス・ハイブリッド (P. pruhonicensis hybrids) とすることもある。
 
西洋桜草と呼んできたが、今出回っているものは、プリムラないしプリムラポリアンサではなくジュリアンと呼ぶのが一般的なよう。
それは日本で、日本人によって作出されたものらしい。
 
この鉢植えには名札が付いていた。ご近所の門前。
 
フロマージュはフランス語。チーズの意。ピーチ、英語では桃。
「バラ咲きジュリアン ピーチフロマージュ」も日本で作出されたが、ハヤカワという
会社から販売されているので、サカタでは売っていないのかも。
 
ネメシア
これを見て、慌てて昨日の画像説明を「リナリア」に訂正。
 
我が家のノースポール
 
他家のものに比して大きく見劣りするほでもなくなってきた。
花数はまだ少ないが、株自体は大きくなってプランターいっぱいになってきた。
これを5つ管理。
今日はロベリアの3つ目のプランター植えを「整備」=大小7,8株そだっていたものを
3株植えに調整。
姿はまだ貧相で開花へつながるかどうか自信ないので、画像紹介は省略。
 
園芸店(花屋が主)の店先で見たもの。木立性セネシオ 桂華。
前に紹介したもの
の商品名は貴鳳
 
ニオイスミレ 我が家の門前。舗道の隙間から。一度だけプランターで育てた。
翌年からここに、こぼれ種、ないし宿根から育つ。夏過ぎにはかなりの面積に広がるので秋にかなり間引いている。

ベニジュム

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ベニジウム:

南アフリカ原産で1935年に導入された一年草。ベニジウム属は18種分布する。全体が白い毛でおおわれ、草丈は30-100cm。冬から春に茎頂に7cm程の白色や橙色の頭花を1個つける。葉は互生、羽状深裂する。2色の花弁がジャノメ(蛇の目)模様であることからジャノメギクの別名がある。花壇や鉢植えなどで利用される。

 

これから5月にかけて公共花壇でよく見かける。家庭用プランター向きではない。

 

白っぽいので他のものと見間違うことはない。

阪神電車の尼崎駅北側は、駅前広場であるが、市の中央公園である。しかし大きなバスセンターが広場の半分を占め、公園部分は2階部分へ移動。空中公園になった。

 

駅前に噴水があり、冬でも終日人が絶えない。なにせ駅の改札口から直結しているので、

通学・通勤ないし行き場のない人もみんな噴水の周りを通らないと何処へも行けない。

仕切り用の大型コンクリコンテナにはノースポールが植えられている。

↑手前のコンテナにはハナビシソウが植えられている。ノースポールと交互に並んでいるが

まだ成長過程で、蕾も見えない。

 

仕切りの内側はチューリップ。

 

 チューリップの例句は多いが、最近は句会に登場することは少ない・

かなしからずやチューリップ影もチューリップ 川口重美
 
チューリップ母の視線はまぶしくて 行方克己 知音
 
チューリップ一人あそびの二人かな 行方克己 知音
 
チューリップぶらんこ止りきつて揺れ 行方克己 知音
 
だまさるることの楽しきチューリップ 行方克己 無言劇
 
白もまた一と色をなすチューリップ 塗師康廣
 
散居村つなぐ明るさチューリップ 黒田桜の園
 
咲き誇りたる北大のチューリップ 秋沢 猛
 
遠山に雪のまだありチューリップ 高田風人子
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
遠目には彩揺れてゐずチューリップ 大橋鼠洞
 
花閉づる力の失せてチューリップ 曽我 鈴子
 
黄の音符赤の音符やチューリップ 佐藤 多太子
 
こんなに晴れて団地やチューリップや爆笑 前川弘明
 
チューリップ抱いてゆく青い垣根の鱒二の家 橋田サカエ
 
チューリップ原色はみな孤独なる 中村正幸
 
チューリップ砕く朝敵の風が吹く 菊川貞夫
 
チューリップ花びら外れかけてをり 波多野爽波 『一筆』以後
 
花茎をたてて風待つチューリップ(杉浦百合子居) 上村占魚 『石の犬』
 
空に向き雨受けてをりチューリップ 高木晴子
 
八方へ開く新種のチューリップ 金子佳子
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
チューリップ水替へてよりひらきけり 山根きぬえ
 
チューリップの色溶け入りてねむき眼よ 草間時彦
 
鉛筆で書く音静かチューリップ 星野立子
 
チューリップ畑の中の一軒家 三村純也
 
チューリップこみあげてくる色新鮮 三宅未夏
 
昏睡へ開き切ったるチューリップ 椎名康之
 
チューリップみんな開いて青い空 小島阿具里
 
チューリップ黄は黄に閉ぢて明日を待つ 横山房子
 
投函は封書の旅出チューリップ 原 ふじ広
 
チューリップ揺れてをらぬはよそよそし 成川雅夫
 
もう駄目といふほど聞くチューリップ 玉村潤子
 
チューリップ受胎告知の眩しくて 谷口とし子
 
チューリップの花は悪食虫を吐く 岩谷精一
 
知らぬ児とまじり遊ぶよチューリップ 竹内秋暮
 
チューリップ被災明るくしてしまふ 高橋さだ子
 
一角獣に逢ひたくなつてチューリップ 長谷川秋子
 
チューリップ花には侏儒が棲むと思ふ 松本たかし
 
赤し赤し陽を喰べ飽きてチューリップ 長谷川秋子
 
チューリップ青天へ温室の窓ひらく 黒木 野雨
 
花市の夜明賑ふチューリップ 佐藤 瑠璃
 
開港祭色整列のチューリップ 市川 玲子
 
砂丘四方にチューリップ村の写生展 桂 樟蹊子
 
首のばし揺れゐる黒きチューリップ 仙田洋子 橋のあなたに
 
葉桜のかぶさつて来るチューリップ 中村汀女
 
↑夏木先生に怒られそう。
 
吾子の絵の家より大きチューリップ 佐藤半三
 
歩く子の手に父母の手やチューリップ 嶋田一歩
 
それぞれにうかぶ宙ありチューリップ 皆吉爽雨
 
ものの芽の全きチューリップとなりぬ 星野立子
 
チューリップの色溶け入りてねむき眼よ 草間時彦
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
チューリップの花には侏儒が棲むと思ふ 松本たかし
 
チューリップ影もつくらず開きけり 長谷川かな女
 
ベルギーは山なき国やチューリップ 高浜虚子
 
ゆく春の片羽のこすチューリップ 川辺きぬ子
 
チューリップ月に傾き眠る街 山田弘子
 
缺席の詫チューリップ十二本 後藤比奈夫
 
父の血を享けて青き瞳チューリップ 西村和子 窓
 
チューリップ芽の正直に出揃ひぬ 西村和子 夏帽子
 
空港で鞄にすわるチューリップ 田中裕明 先生から手紙
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
チューリップ影もつくらず開きけり 長谷川かな女
 
遠国よ地に大輪のチューリップ 対馬康子 吾亦紅
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
園丁は髭ぴんとたてチューリップ 嶋田摩耶子
 
透明の傘に雨つぶチューリップ 福永鳴風
 
チューリップ深夜にもう一人の私 橋本美代子
 
重量もつしずかさよチューリップ 秋山牧車
 
子の夢のふた葉となりぬチューリップ 稲畑汀子
 
チューリップゆらゆらものを思ふ朝 石原八束
 
春燈の卓にチューリップの赤き口唇 冨田みのる
 
子の夢のふた葉となりぬチューリップ 稲畑汀子
 
鉛筆で書く音静チューリップ 星野立子
 
チューリップさして間借りや三ヶ日 鈴木真砂女
 
チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子
 
にんげんが柵チューリップ伸びられぬ 栗林千津
 
チューリップ深夜にもう一人の私 橋本美代子
 
チューリップ黄は黄に閉ぢて明日を待つ 横山房子
 
にんげんが柵チューリップ伸びられぬ 栗林千津
 
零の地のくちびる赤いチューリップ 栗林千津
 
チューリップ飛び出してゐる花氷 深見けん二
 
ひと言でひとを笑はすチューリップ 辻田克巳
 
母親に閑チューリップ昼ひらく 中村汀女
 
チューリップ飛び出してゐる花氷 深見けん二
 
ぽかり真っ黄ぽかりと真っ赤チューリップ 松本たかし
 
チューリップ散って一茎天を指す 貞弘 衛

 

画面の奥の一角には永良部百合が植えられている。6月に満開になる。

そういえば、明日からは徳之島祭開催だとか。

以下はJR立花駅前風景

駅前に1本大きなクスノキ。

駅周辺が整備されるはるか前から、多分戦争を乗り越えてここにあるよう。

 

正面に尼崎市保健所の表示在り。

保健所は、我が家の近くにあったが、万博開催の折、道路が整備され、阪急電車神戸線の下を潜るルートが出来て、その場所にあった保健所はどこかに移されたが、今は立花駅の

再開発ビルの一角になっている。

JR立花駅南側から、市役所までは徒歩6,7分。

 

このビルの中の店で

胡麻擦って、トンカツの来るのを待っている。

↑はご近所。玄関前に沢山のプランターをぶら下げたり、排水溝の上の並べてきれいに飾っておられる家が何軒もある。こういう場合のアクセントは今でもパンジーである。

 

今日見たビデンズ

 

 

 

 

 

クリロー

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聖母マリアがキリストを生んだ時の逸話。人々がキリストの誕生を祝いに馬小屋へと駆けつける中、一人の少女マデロンも後からついていきました。しかし、マデロンは貧しかった為お祝いの品を何も持ってはいなかったのです。お祝いを出来ない悲しさから溢れた涙が地面に落ちれば天使が現れ、涙の落ちた地面から沢山の真っ白で素敵な花を咲かせました。マデロンは急いで花を摘み取り聖母マリアとキリストに差し出したのです。その差し出した花がクリスマスローズ。クリスマスローズは少女の純真な心が生んだ花だと言い伝えられています。

 

↑の話は、聖書ないし外典類にも記載されていないと思う。

キリストの誕生日が12月25日ではない。 歴史書なら、イエス・キリスト(紀元前3年?~紀元30年?)と記すところで、生死とも月日は記しがたい。

 

歴史関係HPからの引用:

 

西暦とはキリスト教をひらいたイエスの誕生の年を1年とし、12月25日にイエスは生まれたと思われている方も多いと思われます。しかし、実はイエスの生年月日については、新約聖書などにも記されていないことから、かなりあやふやらしいのです。

 

そもそも西暦とは、530年頃、神学者ディオニシウス・エクシグスによって考え出されました。彼は、新約聖書の文章からイエスの生まれを計算。しかし、現在ではその計算は間違いであるという見方が一般的となっています。

 また、12月25日の誕生についても、イエスの生まれた日が正確にわからない為、本来、冬至祭であった12月25日をイエス・キリストの誕生日として祝うようになったのではないかと言われています。

 では、イエスの本当の生年月日はいつなのか?色々な説がありますが、興味深い説をいくつか・・・。
 
 新約聖書の中にある「ベツレヘムでキリストが誕生した直後、誰も見たことのない星が西の空に輝き、3人の賢者にイエスの生誕を知らせキリストのもとへと導いた」という文に天文学者が注目。

 この「見たことのない星(ベツレヘム星)」の正体とは紀元前7年に起きた土星と木星の異常接近であり、両惑星が重なり合って明るく見えたのではないか?というのです。土星と木星の異常接近は非常に稀であり、これならば「誰も見たことのない星が現れ・・・」という記載にも納得がいき、ベツレヘム星の正体がこの天体現象だとするならば
キリストの生まれは紀元前7年9月15日ということになります。

 

いやいや、、このベツレヘム星とは紀元前2年6月17日の木星と金星が重なり明るく見えた現象であり、キリストの生まれは紀元前2年6月17日だという説。或いは紀元前12年のハレー彗星がベツレヘム星だという説など・・・。

 また、他にも「大規模な人口調査が行われた年にキリストがベツレヘムで誕生した」という記述から大規模な人口調査が行われた
西暦4年がキリストの生まれた年だという説もあります。

 しかしながら、現在までイエス・キリストの正確な生年月日はわかっておりません。イエス・キリストに関する新たな資料でも見つからない限り永遠に謎のままなのかも・・・。

 ただし、クリスマスはキリスト教やそうでない人にとっても特別で大切な日であることには変わりありません。ちなみに、クリスマスツリーのテッペンにつける星。あれは、キリスト誕生の日に輝いたベツレヘム星をイメージして付けるらしいですよ。

 

 

クリローはクリスマス・ローズの略称なのかどうかさえ、目下私は知らない。

クリローとはいうものの、なかなか12月後半には咲かないよう。

 

正式名:Helleborus niger(ヘレボルス・ニゲル)

ウィキペディア:

ヘレボルス学名Helleborus)は、キンポウゲ科クリスマスローズ属[1]に分類される植物の総称。ヘレボラスともいう。「クリスマスローズ」という呼称は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) だけを指した呼称であるが、日本園芸市場では、「レンテンローズ」と呼ばれるヘレボルス・オリエンタリス (Helleborus orientalis、ハルザキクリスマスローズ) なども「クリスマスローズ」の名前で出回る。寒芍薬(カンシャクヤク)の和名も持つ。

 

柊や罰生誕の刻にあり 斎藤愼爾
 
生誕も死も花冷えの寝間ひとつ 福田甲子雄
 
生誕も死も花冷えの寝間ひとつ 甲子雄
 
生誕に空しき砲を撃つ兵よ春泥に膝つきてつつまし 安永蕗子
 
三鬼生誕百年の世の桃畠 鈴木明
 
星の生誕現場を想う天体を模したる経穴を體に探りつつ 光栄堯夫
 
真直なるもの激しけれ夏の日の午後風断ちて雲の生誕 藤森益弘
 
風に問う風の生誕黄落期 対馬康子 愛国
 
木の実降る子規生誕の日なりけり 毛呂刀太郎
 
生誕も死も花冷えの寝間ひとつ 福田甲子雄
 
殻を脱ぐ蝉生誕の翅の瑠璃 小原菁々子
 
生誕も死も花冷えの寝間ひとつ 福田甲子雄(1927-)
 
修道女菓子焼く聖母生誕祭 杉田竹軒
 
生誕のともあれ目をひらこうとする 池田澄子
 
生誕も死も花冷えの寝間ひとつ 福田甲子雄
 
レールをわたる女たちそのひとりの生誕 林田紀音夫
 
海の女神生誕の日の春手套 有馬朗人 知命
 
生誕の日や冬薔薇の紅の檄 楠本憲吉

 

マンサクも今が最盛期かも。

豊年満作髭ぼうぼうの百鬼くる 田中正能

 

↑↓林の中のマンサク

万作やゆるびそめたる海の紺 行方克己 知音
 
万作の花の貧しき黄色かな 倉田 紘文
 
万作が咲くよ咲いたと啼きかはし 清水径子
 
鶏乗り童子山駆けて万作が咲く 金子皆子

「続俳句検索」

万作は微風を糧として漫ろ 高澤良一 石鏡
 
万作黄葉亡母天空にありとせり 金子皆子
 
万作や万葉仮名の八一の書 田部みどり
 
万作まんず咲いて妻の大きな欠伸 山鹿精一

 

日のあたる場所のマンサク

さすがに常盤満作はこの時期には花はない。

とある理由で、私の好きな花  キソケイ

花はこれからである。この花が見えなくなるころいれかわりに、モッコウバラが咲く。

 

カンヒザクラ

どの方角から撮っても色がうまくでない。時刻のせいかも。

 

ベニジウム 今日見たもの

 

 

 

 

 

メガスケパスマ・エリトロクラミス

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花図鑑というタイトルのHP:

 

メガスケパスマ・エリトロクラミスはキツネノマゴ科メガスケパスマ属の常緑低木である。
原産地はベネズエラである。
コスタリカからニカラグアにかけて分布する。
メガスケパスマ属(Megaskepasma)は1属1種である。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、艶がある。
開花時期は11月から2月である。
長さ20センチ以上の円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、桃色の花をつける。
苞は紅色をしており、長く残る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Megaskepasma はギリシャ語の「megas(大きい)+skepasma(覆い)」からきている。
種小名の erythrochlamys は「赤い苞の」という意味である。
写真は2月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Megaskepasma erythrochlamys

花時であった。尼崎市の緑化植物園(上坂部西公園 地区公園)の温室

 

もちろん季語にはない。出征兵士も中南米には出かけなかったから。よって和名もない。

 

和名なき魅惑の真紅温室に

 

温室の中の温室食虫花 保尾胖子
 
    以後、顔を合わせ、声を交わしたことのある人を紫色で表示
 
温室花を摘む温室花に身を沈め 森岡花雷
 
温室一歩曇る眼鏡に蘭百種 大津希水
 
温室の花粉に窓の曇りたる 近澤 杉車
 
温室出でて緑雨浴びたき旅人木 大島民郎
 
注射針憎し温室花眼にしみる 柴田白葉女 『冬椿』『遠い橋』『岬の日』
 
温室に時が許せばなほゐたし 山口波津女
 
温室の蕾ふくらむガラス越し 竹内鈴子
 
温室の天暗くして芭蕉の葉 清嶋静恵
 
温室に檄文貼られ農学部 山本 源
 
温室に時が許せばなほゐたし 山口波津女
 
温室に飼はるる鯉やはたた神 中村まゆみ
 
花さはに温室より届く成人祭 塩谷はつ枝
 
潮風や輪飾ゆらぐ温室の口 新井英子
 
夜の温室のうるむ光や冬苺 広沢道代
 
温室の花地階の花舗にあふれたる 山谷 春潮
 
温室せまし洋蘭玻璃にふれ咲きて 田中 七草
 
温室の花仰臥のほかの日は知らず 柏木真紀女
 
海光に千鳥鳴きつぐ温室の前 岡本まち子
 
霜の野に何咲く温室ぞほの赤き 秋元草旧居
 
重陽や温室の七棟灯ともりて 加藤 草杖
 
郭公や温室より移すレタス苗 久田 澄子
 
足しげく訪ふ花温室やシクラメン 遠藤 はつ
 
温室のつづれる丘にエリカ咲く 広沢 道代
 
チューリップ青天へ温室の窓ひらく 黒木 野雨
 
花満ちて花温室くもるあらせいとう 伊丹さち子
 
百合讃ふ温室の百合みな聴けり 橋本美代子
 
大甕が立つ温室の中の土 平畑静塔
 
温室村海に日迎へ海に送る 大野林火
 
温室ぬくし女王の如きアマリリス 杉田久女
 
温室はメロンを作る夏の雨 山口青邨
 
温室にバナナ実れる野分かな 岸本尚毅 舜
 
温室にトマト熟れたる朧かな 岸本尚毅 舜
 
温室を出でて椿が正面に 岸本尚毅 鶏頭
 
温室に水したたるや猫の恋 日原傳
 
皇太子蘭の温室(むろ)出し酔ひごころ 筑紫磐井 婆伽梵
 
温室の花を照らすや冬の月 広江八重桜
 
温室の世話も結局主婦の用 稲畑汀子
 
光点は大温室や岬晴 櫛原希伊子
 
春星一つ温室村を見下ろせり 伊藤京子
 
温室仕事冬日二つを戴きつ 羽部洞然
 
温室の行き詰りなほ別室あり 右城暮石
 
妄想の湧くにまかせて温室内 右城暮石
 
メロン守昼の休を温室にゐず 田村了咲
 
うす色の温室バラぞ春の雪 久米正雄 返り花
 
水遣って客間に運ぶ温室の蘭 稲畑汀子
 この温室は、ムロと読ませるのか。
 
白魚や温室つくりの胡瓜の花と 田中冬二 俳句拾遺
 
百合讃ふ温室の百合みな聴けり 橋本美代子
 
温室の硝子一枚壊れて夏 北原白秋
 
温室の花色失ひて来る痛み 朝倉和江
 
温室の花病室賑やかなるがよし 相馬遷子 山河
 
形見ともなく手入れせし温室の蘭 稲畑汀子 汀子第二句集
 
温室の灯るうしろの黄泉の国 有馬朗人 耳順
 
温室をかこむキャベツの畠かな 篠原鳳作
 
海近しサロメは赤き温室の蘭 野見山朱鳥

「温室」は季語である。冬。

しかし他の季語が1句の中にあれば、そちらが優先。

その場合は重季とは言わない。

 

鬱解くメガスケパスマは室の華

 

公園の西門の鉄柵に絡まっていたハーデンベルギアは、大鉢植えとして切り離されていた。

3鉢に。

 

昨日、駅前から少し離れた場所にある医院の庭にギンヨウアカシア(ミモザ)が

2株育っているのを初めて確認。

それほど大株ではない。

やや日当りが悪いせいか(はたまた若木のせいか)まだ満開ではない。

医院の私宅(医院の裏)玄関前の沈丁花。めちゃ立派

↑近時、のぞき見できる沈丁花は希少。我が家のものもある年、突然姿を消した。

(その沈丁花は、駅までの通勤途上、手で触れることが出来るものを一枝無断で切り取って

挿し芽したもので、数年は楽しませてもらった)

 

沈丁花の姿が消えると、沈丁花以外の花木が選ばれる。カイヅカイブキの代わりに、トキワマンサクが、

八手に替ってシマトネリコが、

金木犀に替って、ホソバ柊南天やブラシノキが垣根や庭木になってゆくように。

沈丁花に替るものはオタフクナンテン。

今や家から駅までの6,700mの間に、丁寧には数えていないが、50株以上のオタフクナンテンをみることができる。

 

 

 

今日のいつものミモザ

 

ちょうど満開か

 

今日の我が家の桜に目白が夫婦(多分)で。やがて鵯に追われた。

なんとか画像に収めようと20枚くらい撮った。

 

枝の目白籠の目白を見舞ひけり 巌谷小波
 
夕凍みや目白のひそむ裏の畑 飴山 實
 
見えかくれ居て花こぼす目白かな 富安風生
 
目白飼ふ事を日課に病快く 大隈 米陽
 
川は名を替えて目白に別れたり 川名つぎお
 
団欒の灯を遠く住み目白飼う やしま季晴
 
鏡中の目白身を寄せ出勤せり 宮崎二健
 
さざなみの色を四隣に目白鳴く 永島転石
 
凜として雲の中から目白かな 井上秋魚
 
夕凍みや目白のひそむ裏の畑 飴山實 『辛酉小雪』
 
山の畑独りで守りて目白飼ふ 高橋利雄
 
口笛に答へ目白の高音来る 満田玲子
炭火かぎろふまひる目白の声しげき 金尾梅の門
 
一茶忌や柿より小さき目白来て 小東泰子
 
マネキンを目白へ運び冬霞 山本鬼之助
 
目白鳴くあなたが遠い日曜日 隈元拓夫
 
連れ立ちて去りし目白の恵方かな 永峰久比古
 
梅に来て松にあふれし目白かな 木津 柳芽
 
目白来る夫の大声たしなめて 萩原 英子
 
こぼれ飛ぶ目白に朝日ゆたかなり 丹羽 啓子
 
群れてゐて目白鳴くでもなき日差 中山 允晴
 
籠の目白朝日散らしてゐたりけり 八木九鬼
 
桑の葉のよく散る日なり目白追ふ 内田わかな
 
紅葉して目白のうたも寂びにけり 篠田悌二郎
 
一寸留守目白落しに行かれけん 高浜虚子
 
一色に目白囀る木の芽かな 浪化
 
雪嶺は天の奥なり目白籠 宇佐美魚目
 
見えがてに目白の籠や年の梅 依光陽子
 
着ぶくれて目白去りたるあとに座す 大石雄鬼
 
梢より目白の囀り宇佐神社 滝沢伊代次
 
南天の実をこぼしたる目白かな 正岡子規
 
目白きき日曜の朝は床にゐむ 加藤楸郁
 
花の中雀目白とこぼれ出づ 田中英子
 
暮れ遅き空に倦みたり目白刺し 千代田葛彦
 
いそがしく目白花訪ひ寒櫻 八木林之介 青霞集
 
目黒過ぎ目白を過ぎぬ年の暮 平井照敏(1931-)
 
目白の巣我一人知る他に告げず 松本たかし(1906-56)
 
目白折々椿の露を吸ひに来る 寺田寅彦
 
今朝も鳴きに目白が来たよ背戸の梅 寺田寅彦
 
目白籠吊せばしなふ冬木かな 室生犀星 魚眠洞發句集
 
固くなる目白の糞や冬近し 室生犀星 魚眠洞發句集
 
へうときてへうといにたる目白哉 会津八一
 
藪の中寒椿さき目白なき 田中冬二 俳句拾遺
 
目白飼ひ水仙つくり寺の寮 田中冬二 行人
 
領巾振山に目白増えたり沖つ波 斉藤夏風
 
目白よりさへづり品川かじりつゝ 加藤郁乎
 
目白鳴く日向に妻と坐りたり 臼田亞浪 定本亜浪句集
 
目白捕る黐をコツコツ叩きをり さざなみやつこ
 
花弁の森番目白の戯れる

 

 

 

 

ハイビスカス

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今の季節温室で華やいでいるのは、

 

ブーゲンビリア

ウィキさん曰く

ブーゲンビリアBougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名イカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)である。

 

原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年ブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見える。しかし、実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分である。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚ある。

ブーゲンビリアその尖端の花を射よ 鮫島康子
 
日を秘めてブーゲンビリア棚をなす 森田 峠
 
水牛の角にブーゲンビリア揺れ 菅原文子
 
ブーゲンビリア無口となるも旅疲れ 鈴木真砂女

どうやらこの花は季語認定を受けているらしい。

『俳諧歳時記』時代から日本では知られた花だったよう。

 

ハイビスカスも

仏桑花縫う蝶 ぼくの近未来 伊丹三樹彦 花恋句集二部作 花仙人
 
ハブ鳴くや石垣にある仏桑花 石原八束
 
島人の血はかくも濃し仏桑花 青柳志解樹
 
赤屋根の漆喰しるし仏桑花 堀 古蝶
 
島人の血はかくも濃し仏桑花 青柳志解樹
 
仏桑花閉ざすや回教寺の鐘 宇咲冬男
 
天に入る熔岩原風の仏桑花 古賀まり子
 
家よりも墓ひろびろと仏桑花 深見けん二
 
天に入る熔岩原風の仏桑花 古賀まり子
 
口笛は幼くかなし仏桑花 塚原麦生
 
仏桑花閉ざすや回教寺の鐘 宇咲冬男
 
海の紺ゆるび来たりし仏桑花 清崎敏郎
 
屋根ごとに魔除獅子置き仏桑花 轡田 進
 
よく駈けるヒヨコ愛らし仏桑花 長谷川零余子
 
仏桑花散りしける地へ投地礼 永岡うろお
 
島の唄流れ来る夜の仏桑花 小田尚輝
 
仏桑花爆心に咲き喪の季節 下村ひろし
 
恍惚と旅の寝不足仏桑花 渡邊千枝子
 
仏桑花帰心きざせる胸に燃ゆ 藤原たかを
 
仏桑花奄羅の朱を庭に果て 黒田櫻の園
 
入日さしいま仏桑花ねむりどき 大東 晶子
 
寝袋を干す寧らぎに仏桑花 小林碧郎
 
仏桑花洗へど筆に朱の残り 吉田登美子
 
仏桑花愛すとは血を流すこと 橋本榮治 麦生
 
空いまも無垢の蒼さや仏桑花 橋本榮治 麦生
 
恍惚と旅の寝不足仏桑花 渡辺千枝子
 
激しくて一日の紅の仏桑花 文挟夫佐恵
 
屋根ごとに魔除獅子置き仏桑花 轡田進
 
仏殿の前に一対仏桑花 太田正三郎
 
よく駈けるヒヨコ愛らし仏桑花 長谷川零余子
 
仏桑花屍いくつ晒せし野 桑田青虎
 
口笛は幼くかなし仏桑花 塚原麦生
 
仏桑花若き素もぐり息つげよ 遠藤寛太郎
 
仏殿の前に一対仏桑花 太田正三郎
 
蟻の葬列ゆけり風鈴仏桑花 千代田葛彦
 
トルソーぬっと壷中より立ち仏桑花 八木三日女
 
天に入る熔岩原風の仏桑花 古賀まり子
 
家よりも墓ひろびろと仏桑花 深見けん二
 
仏桑花 人生未完の影濃い僕 伊丹三樹彦 写俳集
 
疲れ且つ戦い仏桑花を愛す 金子兜太 少年/生長
 
家よりも墓ひろびろと仏桑花 深見けん二
 
家よりも墓ひろびろと仏桑花 深見けん二
 
男の国にかっと日の照る仏桑花 浦井文江

ハイビスカスばかり働き者ばかり 本多静江
 
ビールつぐ髪にハイビスカスを挿し 千原 瀟湘
 
村人にハイビスカスの長き舌 有馬朗人
 
ハイビスカス一と日の色を咲き尽す 穂坂日出子
 
ハイビスカス子は沖縄の娘を愛す 森信子
 
余生燃ゆ秋のハイビスカス一花 岩城湍
 
ハイビスカスの花に漆黒島の蝶 茂里正治

露地植では

金盞花は、玄関前プランターではあまり見かけなくなった。

これの矮性種として開発されたように思う「冬知らず」は数年前までよく見かけたが

ここ1,2年あまり見かけなくなった。

野草化しているほど強い花だが、家庭花壇では地味過ぎたせいかも。

 

 

↓アイスランドポピー(アイスランドとは関係ないみたい)

シベリアヒナゲシ(西比利亜雛罌粟、学名:Papaver nudicaule)は、ケシ科ケシ属の植物である。 本来は短命な宿根草だが、高温多湿に非常に弱いため、秋まき一年草として扱われている。現在では和名のシベリアヒナゲシは全く用いられなくなり、英名のアイスランドポピー(Iceland poppy)で呼ばれている。

 

1759年に北極探検隊に加わっていた植物学者によってシベリアで発見されたためこの名がある。野生下の原種はシベリアから極東に分布しており、シノニムとされた別種を含めると北アメリカの亜寒帯にも産する。また品種改良された園芸種が世界中で栽培されている。 英名の Iceland は発見されたシベリアの気候等に由来しており、アイスランド共和国とは関係なく、同国の国花もチョウノスケソウであり本種ではない。

シノニムとされた種の一つチシマヒナゲシ P. miyabeanum は千島列島の中部から南部にかけて分布しており、仮に同種とみなすと北方領土にも本種が自然分布している可能性がある(チシマヒナゲシの英名は上記にあるように Japanese poppy である)。ただし日本では本種とチシマヒナゲシは別種であるとの説が主流である。利尻島利尻岳にも黄花のリシリヒナゲシに混じり、白花のチシマヒナゲシが見られるが、こちらについては自然分布ではなく移入種の可能性が強いとされている。

 

ポピー咲き海の際まで生花村 菖蒲あや
 
網張りしポピーまつりの起伏かな 森田清司
 
海坂の円き房総ポピー咲く 前田白雨
 
ポピー咲く帽子が好きで旅好きで 岡本眸(1928-)
 
ポピー揺れはじめ田園幻想曲 古賀まり子

 

昨日、Mr Kより☎あり。今年の先祖祭を4月8日か15日でどうかとの相談あり。

選択肢を残して置いていただいて助かった。

実は当方、4月第2土曜が定例と思い、その日を空けておいたので。

 

8日なら美作の桜が残っているかもしれないし、なにより確実に片栗の花を見ることが出来る。

 

 

例はなんでもいいのだが、直近の新聞記事から

「32000人が参加した「第6回大阪マラソン」で共催した読売新聞社と関西大学が実施した共同調査では、・・・」

 

この場合、関西大学は第6回大阪マラソンの共催者だったのかどうか。

 

日本語だけでなく、欧文でもこの問題は無きにしも非ず(which are(were) の部分が省略された構文が用いられるのが一般的だから単複動詞の区別があってもそれを明示されない)だが、

自分が書いた文章でも、この問題が発生していることに後から気付くことがある。

 

例示した文の真意は、もちろん大阪マラソンの主催者等をあらかじめ知っていればほぼ自明だが、共催としては読売新聞社だけが参加、後援は多数、主催は大阪府・大阪市(維新仲間で知事、市長を分け合っているんで仲がいい)大阪陸上競技連盟で、関西大学の名は後援名簿の中にもないが、当日の応援や支援で参加はしている。

 

その宜で調査に参加したよう。

 

 

 

 

 

 

そばえ

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鮎の瀬を日照雨のすぎしあかるさよ 仁雨
 
雨となり日照雨となりぬ*あさざ舟 三村純也
 
山繭の中を訪ひたき日照雨かな 中原道夫
 
日照雨して熊野古道花臭木 行方克己 昆虫記
 
蔵王より日照雨走れり芋煮会 荏原京子
 
木苺に牛のにほひの日照雨くる 細井みち
 
雨蛙斉唱日照雨美しく 山口青邨
 
背山より日照雨また来る夏炉かな 有働 亨
 
遠山の虹美しき日照雨かな 町 春草
 
日照雨来る夏野をかるく噛みながら 川田由美子
 
成木責日照雨に濡れて終りけり 皆川盤水
 
日照雨して藻刈の睫毛濡らしけり 波多野爽波 『骰子』
 
きざはしに日照雨すぎたる蝸牛 長谷川双魚 『風形』
 
濃山吹墓に篠つく日照雨くる 柴田白葉女 『夕浪』
 
凛々と日照雨の中の鳥頭 山田みづえ
 
黒百合の花弁を打ちて日照雨来る 河本好恵
 
青芒日照雨鎬をけづり来る 川端茅舎
 
泰山木の花の高さに日照雨 白鳥順子
 
日照雨して重き匂ひの葛の花 及川秋美
 
日照雨来ぬ山蚕のみどり地を這ひて 田中俊尾
 
日照雨して虹の一気に湖またぐ 大坂泰一
 
木苺の花を日照雨の濡らし過ぐ 金子伊昔紅
 
色変へぬ松の八十島日照雨過ぐ 田中あき穂
 
日照雨来て七夕竹に跡止めず 相生垣瓜人
 
一湾を日照雨駆け去る花蜜柑 増田 富子
 
土の香の日照雨打ち来る海紅豆 橋本 榮治
 
鮎に打つ粗塩日照雨過ぎにけり 続木かよ子
 
あめんぼの均す水面を日照雨打つ 本多ちづ子
 
日照雨にもささ濁りして河鹿の瀬 岡田 貞峰
 
対岸を神輿のとほる日照雨かな 根岸 善雄
 
磯の香の日照雨弾けり祭笠 坂口麗峰
 
春水や日照雨の水輪二つ三つ 水原秋櫻子
 
土の香の日照雨打ち来る花アダン 橋本榮治 麦生
 
千両の実だけが紅し日照雨過ぎ 細田寿郎
 
日照雨して数珠玉は実のうらわかし 石田いづみ
 
人を訪はで日照雨の穂草ぬき帰る 石田波郷
 
日照雨来や峡田は稗を躍らしめ 石田波郷
 
日照雨来て根釣りの帽子眉深にす 桜木登代子
 
木苺の花を日照雨の濡らし過ぐ 金子伊昔紅
 
わが髪の日照雨に濡るゝ紅うつぎ 秋を
 
春水や日照雨の水輪二つ三つ 秋櫻子
 
かへるさの日照雨に濡れし蓬籠 麦南
 
干烏賊に島の日照雨のいくたびも 清崎敏郎
 
日照雨緑陰の人書を閉ぢず 佐藤念腹
 
雨蛙斉唱日照雨美しく 山口青邨
 
草笛の日照雨を呼んでしまひけり 甲斐遊糸
 
青芒日照雨(そばえ)鎬をけづり来る 川端茅舎
 
燦々と日照雨は過ぐる種浸し 斎藤夏風
 
日照雨して蝦蟇も輝く刻のあり 冨田みのる
 
さながらに日照雨欅の花が降る 宮津昭彦
 
雛焼きし燠火を鎮め日照雨 関森勝夫
 
顔見せぬ芦刈の背よ日照雨過ぐ 伊藤京子
 
まんさくや日照雨いつしか土砂降りに 岡田日郎
 
著莪の花瀞の日照雨をかをらする 桂樟蹊子
 
みちのくの日照雨の中の放生会 北野民夫
 
水鶏ゆくや大ナギの日照雨片かげる 日夏耿之介 婆羅門俳諧
 
友とわれ育ちし籾穀に日照雨して 北原志満子
 
山川に忽と日照雨や蚕のねむり 馬場移公子
 
昼顔に音立ててきし日照雨かな 星野椿
 
八方に夏白雲や日照雨けり 松村蒼石 雁
 
煤竹に日照雨ありたる雫かな 山本洋子
 
ひかげかづらに日照雨産月を焚く 加藤郁乎
 
立冬の竹ひゞくまで日照雨かな 藤田湘子 春祭
 
日照雨して高野の秋を深めつゝ 稲畑汀子 汀子第二句集
 
日照雨鶴と鶴とがすれちがふ 富澤赤黄男
 
ひよどり花ほつほつ咲きて日照雨来る 台迪子

 
「日照雨」と書いているが、掲出句には「ひでりあめ」と読ませる句はない。
「そばへ」と読む。戯れに降る雨。「戯ふ」(そばふ)の連用形が「そばへ」
今日の雨は日照雨とは言えない。「春雨」(はるさめ)と詠えるが、やや冷たい。
 
とはいえ午後にはそばえ状態が一瞬ながらあった。

↑雨で散り始めた彼岸花
 
散歩をしているとこの季節にはよく日照雨にあうが、日照雨は季語ではなさそう。

 
日照雨ぽっぽぽっぽと合歓の花

 
私の句ではないが、平明さを取り戻した晩期「靑玄」誌に載った秀句。
この句の場合は、
「日照り雨」と表記した方がいいのかも。
藪椿は雨が似合うかも。
 

 
昨日も目白が来ていて、番がごく近いところで行動。
 
なんとか2同時に一枚の画像に撮り込みたいと挑戦。
↑成功したと思ったが、識別不能
いつもきれいなご近所の玄関前

 
汽罐車を呼び寄せている黄水仙 高野ムツオ 雲雀の血
 
黄水仙花の盛りの翳もなし 行方克己 知音
 
黄水仙人の声にも揺れゐたる 村沢夏風
 
黄水仙茶屋の戸袋風に鳴り 大井雅人
 
黄水仙瞠きて咲く殉教碑 中山純子
 
咲き盛る花傾けて黄水仙 足立 玉翠
 
黄水仙家の中まで水照りてきて 下鉢清子
 
黄水仙揺れる迅さに病む予感 尾田明子
 
黄水仙ひりひり一病ある日常 上原勝子
 
苞ごもる蕾日に透く黄水仙 加藤耕子
 
潮うねる紀のみんなみや黄水仙 豊長みのる
 
逸民の怯え水辺の黄水仙 齋藤玄 『玄』
 
俄雪日を泛べたり黄水仙 水原秋桜子
 
黄水仙尚霜除のありにけり 長谷川零余子
 
海女の墓ひとかたまりに黄水仙 石田あき子
 
卓上に家庭百科と黄水仙 遠藤梧逸
 
ホルン吹く子の目輝く黄水仙 池田ヨシ子
 
黄水仙土の匂ひの信濃なる 宮地良彦
 
飛び石を三つ越えれば黄水仙 大村節代
 
ヘッドフォーンはみ出す音色黄水仙 葛城千世子
 
海女の墓ひとかたまりに黄水仙 石田あき子
 
黄水仙に尚霜除のありにけり 長谷川零余子
 
書き疲れつつ書きつづけ黄水仙 町春草
 
カーテンを引けば夜となる黄水仙 浅賀渡洋
 
若者に落日はなし黄水仙 工藤紫蘇
 
黄水仙ことばはがねのごとひびく 鈴木詮子
 
母にだけ言ふ悲しみや黄水仙 野島禎子
 
病院一の弱虫患者黄水仙 石田波郷
 
黄水仙に尚霜除のありにけり 長谷川零余子
 
黄水仙黄に描く他はなし哀し 大山忠作
 
月よりの妻のこゑあり黄水仙 神蔵器
 
突風や算を乱して黄水仙 中村汀女
 
黄水仙ことばはがねのごとひびく 鈴木詮子
 
月よりの妻のこゑあり黄水仙 神蔵器
 
空に空の色よみがへり黄水仙 寺井治
 
黄水仙冷たき言葉繰り出しぬ 小林貴子
 
音階は暗くてならぬ黄水仙 梶真久
 
今生を崖ぎりぎりの黄水仙 山崎久美江
 
月よりの妻のこゑあり黄水仙 神蔵器
 
道端の垣なき庭や黄水仙 前田普羅
 
黄八丈浅黄水仙情島 西本一都
 
黄水仙ひしめき咲いて花浮ぶ 高濱年尾
 
突風や算を乱して黄水仙 中村汀女
 
十七となりぬ芽に出て黄水仙 大石悦子
 
黄水仙一せいに咲き地震恐る 横山房子
 
黄水仙常はくもらぬ窓となし 松澤昭 神立
 
夜へ向く扉一つの黄水仙 松澤昭 神立
 
突風や算を乱して黄水仙 中村汀女
 
道端の垣なき庭や黄水仙 前田普羅
水仙は冬の季語で、黄水仙は春の季語

 
メディニラ・スペキオサ

 
インドネシアジャワ島原産です。高温多湿半日陰環境好み、高さは1メートルほどになります。熱帯アジアでは、かなり一般的に栽培されています。マグニフィカ種(M. magnifica)とよく似ていますが、花序の上ピンク色がありません。
ノボタン科メディニラ属の常緑小低木で、学名は Medinilla speciosa。英名は Showy melastome

 

 

 

 

 

 

救急車

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テロを呼ぶ少し寠れて花ミモザ

この家も一時は空家になっていた。

前を流れる川は富松川。公園の西側境界を流れて90度角度を変え、ここでは西から東へ流れている。そして100mも行くと、今度は南へ90度転換。

しばらく南下した後、また90度方向転換、西へ向かい、3川合流点に達する。

途中で、阪急電車の路床の下をくぐるので、川沿いに歩いていくことは出来ない。

東京では昨日開花宣言があった。

我が公園の我が定めし標準木、丁寧に観察するも一輪も開花していない。

開花まだ救急車が来て停まる。

標準木以外も見て回り、公園の外へ出ると救急車

目の前で止まった。

もちろん私が呼んだわけではない。

でも二つの事象を報告するだけで俳句になったと思っている。

家の桜は、昨日の雨にもかかわらず、なんとか鑑賞可能

5つの、ノースポールの、プランター

家の前の、空家は

マンションに変貌。6戸のうち、3戸に人が入ったよう。

道を隔てて北側にもう1軒空家。

庭の隅に何かが育っていると思い、カメラレンズをズームにすると

フキノトウのようだ。もう食用不可状態に呆けている。

 蕗の薹の例句検索 200句以上

蕗の薹たべどこかしこ蕗の薹 千代田葛彦
 
定期バス走るお山や蕗の薹 岡田日郎
 
余り湯の崖に吹き散り蕗の薹 日守むめ
 
この畦を祝ぎに葬りに蕗の薹 小原樗才
 
蕗の薹厨の水が田にしみて 桜井博道
 
涙目に見ありく背戸や蕗の薹 原 石鼎
 
摘みとりて小笊にあふれ蕗の薹 曽我 鈴子
 
見て過ぎし仏の坂の蕗の薹 益田 白堂
 
蕗の薹摘むにはじまる小さかもり 皆川盤水
 
惚けたる父にも苦き蕗の薹 竪阿彌放心
 
すこしづつ違つてどれも蕗の薹 松村幸一
 
蕗の薹きちんと箱に納まりし 山尾玉藻
 
蕗の薹見てきしのみと答ふなり 波多野爽波 『骰子』
 
山川の香りはじめの蕗の薹 野澤節子 『八朶集』
 
掌の窪に朝が載りゐる蕗の薹 野澤節子 『鳳蝶』
 
探しあぐねし蕗の薹かも己れかも 野澤節子 『未明音』
 
見つけたる夕日の端の蕗の薹 柴田白葉女 『夕浪』
 
つくばひに蕗の薹のせ忘れけり 阿部みどり女 『笹鳴』
 
春興の秘むるものあり蕗の薹 小杉余子
 
首だして気圧の谷の蕗の薹 小玉真佐子
 
手土産にそへし五つの蕗の薹 中野美智子
 
蕗の薹貰ひ地酒の封を切る 林 照江
 
まだ風の色にまぎれて蕗の薹 今瀬剛一
 
蕗の薹日のさす方に傾きて 村井信子
 
蕗の薹焚火に焦げし花開く 茨木和生
 
神饌の一つに加へ蕗の薹 木内彰志
 
犬の紐はなして歩く蕗の薹 松本サキ子
 
蕗の薹寒ンのむらさき切りきざむ 橋本多佳子
 
見つけたる夕日の端の蕗の薹 柴田白葉女
 
蕗の薹岩間の土にひきしまる 西東三鬼
 
蕗の薹食べる空気を汚さずに 細見綾子
 
掌の窪に朝が載りゐる蕗の薹 野沢節子
 
蕗の薹ふみてゆききや善き隣 杉田久女
 
蕗の薹傾く南部富士もまた 山口青邨
 
蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 中村汀女
 
乾きたる垣根の土や蕗の薹 高浜虚子
 
蕗の薹踏んづけており摘んでおり みやのあきら
 
蕗の薹影一寸の日暮かな 大城きせの
 
袴少しゆるめて笑ふ蕗の薹 本杉勢都子
 
昨日摘みつくせしはづの蕗の薹 森井美知代
 
同じ事同時に言へり蕗の薹 高橋良子
 
蕗の薹まじめな貌の山ばかり 倉橋弘躬
 
みほとけの素足はるけし蕗の薹 原 和子
 
老いの立志はむつくりと地に蕗の薹 原子公平
 
精舎へは寄らず戻りぬ蕗の薹 平橋昌子
 
蕗の薹雲の中より巨人の手 斉藤美規
 
塵取に入れて戻りぬ蕗の薹 鈴鹿野風呂
 
淙々と天ひびきをり蕗の薹 澤田緑生
 
子に蹤きて猫あるくなり蕗の薹 杉山 岳陽
 
まだ淡き日矢の手さぐり蕗の薹 吉本 昴
 
呆けてより数ありにけり蕗の薹 遠藤 はつ
 
こみあぐる土のあくびや蕗の薹 和田 祥子
 
野の神の動きはじめし蕗の薹 藤野 力
 
水音のころがりくるや蕗の薹 小林紀代子
 
蕗の薹ころげ貧果のあまご魚籠 白井 香甫
 
あちこちに涅槃間近かの蕗の薹 佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨
 
日だまりの父母の齢や蕗の薹 橋本榮治 越在
 
雄ごころのゆるびしあたり蕗の薹(花より淡く十句) 橋本榮治 麦生
 
蕗の薹千々に刻まれ匂ひけり 川本臥風
 
蕗の薹食べる空気を汚さずに 細見綾子
 
夫に見すべく摘む蕗の薹夫癒えよ 川辺きぬ子
 
水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 木下夕爾
 
蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 中村汀女
 
雪国の春こそきつれ蕗の薹 西島麦南
 
蕗の薹出て荒れにけり牡丹園 加藤楸邨
 
蕗の薹噛むや人の死西東 渡辺桂子
 
蕗の薹やゝ長け水に映れるも 田村木国
 
蕗の薹傾く南部富士もまた 山口青邨
 
春興の秘むるものあり蕗の薹 小杉余子
 
蕗の薹寒ンのむらさき切りきざむ 多佳子
 
煎蠣に咲くや此花蕗の薹 几董
 
蕗の薹吹きたまりたる如くなり 山本梅史
 
水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 木下夕爾
 
蕗の薹母の荒野にとく出でよ 肥田埜勝美
 
山沿ひはまだ降つてゐて蕗の薹 三村純也
 
蕗の薹摘みつつ笊の軽かりし 青葉三角草
 
皆水に浮きぬ手桶の蕗の薹 星野立子
 
蕗の薹紫を解き緑解き 後藤夜半
 
ほとばしる水のほとりの蕗の薹 野村泊月
 
蕗の薹を黄の蝶とみし犀星忌 井上雪
 
心地よく坐つてあれば蕗の薹 岸本尚毅 選集「氷」
 
蕗の薹はげしき雨の中に見ゆ 岸本尚毅 鶏頭
 
蕗の薹手品のごとく鞄より 佐藤美恵子
 
本堂に泊りて別れ蕗の薹 田中裕明 櫻姫譚
 
古き日の書架高かりし蕗の薹 田中裕明 櫻姫譚
 
雲流るる日や蕗の薹にひざまづき 大野林火
 
涸滝のにじみそめたる蕗の薹 清崎敏郎
 
蕗の薹おもひ~の夕汽笛 中村汀女
 
煮て味のふかくかなしき蕗の薹 片山鶏頭子
 
古垣の縄ほろと落つ蕗の薹 室生犀星
 
日矢を背にさきがけて掘る蕗の薹 寺田博
 
忌の中に摘む真青な蕗の薹 豊島紀久
 
ひとの世にのぞきこまれし蕗の薹 山上樹実雄
 
ほのぼのと大和三山蕗の薹 鷲谷七菜子
 
原子炉を取り出すように蕗の薹 山内祟弘
 
蕗の薹萌えて浄土と思ひけり 秋澤猛
 
蕗の薹青空雲の中にあり 小山京子
 
蕗の薹ながきこと雲朱かりき 中田剛 珠樹以後
 
島棲みに戻る子は無し蕗の薹 山口季玉

 

 

 

ウエストリンギア

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私が好きな道。

この道が特に好きというわけではない。

こんな道が好きなのだ。

 

↑キランソウのロゼット

ヒメオドリコソウ↑

 

我が始祖は赤松村の踊子草

 

旧作だが、好きな句である。 この場合は、ヒメオドリコソウではなく踊子草を詠っている。

新俳句検索から

踊子草未知の己れに会うために 大沢春草
 
納め笠踊子草の紅を添ふ 田中菅子 『紅梅町』
 
きりもなくふえて踊子草となる 後藤比奈夫
 
踊子草みな爪立てる風の中 岡部六弥太
 
踊るには混み合いすぎぬ踊子草 鳥居曼珠子
 
捨てがたき幼なの靴や踊子草 山戸みえ子
 
踊子草咲きむらがれる坊の庭 山口青邨
 
きれぎれの風をもらひぬ踊子草 関根喜美
 
寺裏に踊子草の道ありし 江藤都月
 
ぬきん出て踊子草は風の中 釘宮真由美
 
踊子草日の斑のまろぶ民話村 奥村直女(馬酔木)
 
踊子草ところ選ばず踊りけり 宇都木水晶花「華厳」
 
一の矢は踊子草の辺に落ちぬ 梶山千鶴子「一の矢」
 
黒子持つ踊子草や髭も持つ 矢島渚男 延年
 
翻へるチョゴリの裾や踊子草 大石悦子 群萌
 
吊り尾根を越え来し雨脚踊子草 平井さち子 鷹日和

「所かまわず踊りまくり」、「抜きんでて高く」、「混み合いすぎる」などは、

踊子草の特性を詠っているが、「季語」の説明になっているかも。

ところで姫踊子草は我が狭庭にも出現するが、オドリコソウの方は、

町の中ではなかなか見つからない。

庄下川沿いにも姿を見せない。

やや広い風通し、日当りのいい野辺で大きな群落に遭遇する。

 

 

 

 

↓ボケ画像だが

 

ウエストリンギア 白花

紅花

オーストラリアン・ローズ・マリーとも呼ばれる。葉は、ローズマリー同様いい香りがする。

 

蜜を吸う番目白に日照り雨

 

新病院

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蔦絡む自転車数多廃病院

この句のモデルになった病院は、県や市の方針により、

神戸を除き(多分)、一市1県立病院の建前により、

(西宮市に人口を抜けれ、県下第4位の市になった尼崎市に2つの県立病院があり、

西宮市が1つなのはおかしいといった事情を隠すために他の種々の理由が挙げられていた)

尼崎市内にあったもう一つの県立病院と統合され

総合医療センターという新病院となった。

 

謳い文句は、旧の2つの病院から等距離に立地。

 

県立塚口病院が廃止になってしばらくして、病院を覗くと(不思議なことに

建物は施錠されていたが門の中へは入れた。)

 

おびただしい自転車が放置されたままであった。

病院が現役時代から、襤褸自転車の捨て場になっていたような感じ。

 

私は、自転車で気軽に診察に訪れ、そのまま入院を強いられた人の遺産とみた。

 

姫路市や西宮市における県の病院治療政策がどうなっているかは知らない。

 

この角度での総合医療センターは、市バス(阪神バス)が玄関前に止まるので、

よく見ていたが、バス停のところで反転して元の道へ戻るので、玄関より南側を余り知らなかった。

ピッチャーのよう。誰?尼崎生まれ・育ちの有名選手は?

 

 

この場所には工業高校があった。

住友工業高校→尼崎市立工業高校→尼崎産業高校 の跡地。

 

 

↑村山実は住友工業高校の卒業生らしい。

私は実さんのお兄さんを知っている。年齢は私よりかなり上だったが、形の上では私が上司だった。お兄さんは、弟が建てたマンション11の管理人のような仕事を兼職していたよう。

総合病院の東側にはすぐ庄下川が流れている。

両岸の遊歩道を南へ歩くと、桜並木があり、すぐに阪神尼崎駅につながる。

何度か花の季節に歩いた。

院内風景

 

2階部分にほぼ全科、全検査施設が並んでいる。

梅雨明けの診察券そわそわ機械から 金城けい
 
逃げ腰の診察なりし短日よ 築城百々平
 
初泣の大診察となりにけり 川畑火川
 
飾られし臼を背にして診察す 斎藤白南子
 
着ぶくれて診察待ちていたりけり 吉屋信子
 
 

 

椿

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阪神尼崎駅の駅前広場は、市の中央公園である。

広場の東半分はバスセンターになり、公園部分は屋上庭園形式になったため中央公園

という感じはない。

↓緑の相談所であったが、相談所は、我が家から近い、緑化植物園内に移り、

今は「パークセンター」と呼ぶ建物の窓。

しかしなにせ尼崎市内の駅でもっとも乗降客の多い駅前故に

集客能力は抜群。

 

週末ともなれば何か行事をやっている。

先週は「徳之島祭」だった。

 

 

今日から椿展。

 

受付で人気投票用のシールを2枚貰う

すでに10票を得ているものがある。

素早く1周して、シールを貼る。

それから鑑賞。

 

 

 

「椿」で検索。当然ながら星野椿という作者名の句も登場。

有名句ならば2度3度4度(I碧悟桐の句は10回以上?)と出現。

今回は省略なしで再現コピー

 

虚子椿虚子恋ひ椿椿 河野美奇
 
巨勢山の椿は知らず寒椿 熊谷恵子
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
山の雨やみ冬椿濃かりけり 柴田白葉女 『冬椿』『遠い橋』『岬の日』
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
木の椿地の椿ひとのもの赤し 西東三鬼
 
椿落つ天の椿の一つ減り 丸山海道
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 碧梧桐
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
椿真紅椿純白霊気満つ 滝青佳
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
椿落つ天の椿の一つ減り 丸山海道
 
椿咲く奥の椿も次で咲く 八木林之介 青霞集
 
椿落つかたづをのんで他の椿 上野泰(1918-73)
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐(1873-1937)
 
佗助の椿の種をあつめ来て椿油とかえてもらえり 山崎方代 こおろぎ
 
法起寺の塔赤椿椿 星野立子
 
昨夜われら椿でありき落椿 池田澄子
 
雫ごと今朝の椿を供へけり 星野椿
 
昨夜われら椿でありき落椿 池田澄子
 
椿その中へまた落椿 石井とし夫
 
鎌倉に来て赤椿虚子椿 深見けん二
 
みな椿落ち真中に椿の木 今瀬剛一
 
椿子も萩も芒も焼き捨てよ・・・椿子句会もこれにて終りにすると、香葎の手紙にありければ
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
椿百に足らねど百椿居 石田波郷
 
鎌倉に来て赤椿虚子椿 深見けん二
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
しっとりとリップスティックてふ椿.....椿展 さざなみやつこ
 
パッと明るくショウタイムてふ紅椿.....椿展 さざなみやつこ
 
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
 
見縊りし蔭の椿の落ちてゐず 中原道夫
 
生と死のあはひどれだけ落椿 中原道夫
 
日本沈没椿の精が歩き出す 高野ムツオ 雲雀の血
 
落柿舎の垣の内外の落椿 行方克己 知音
 
椿溺死の後もただよへる 行方克己 知音
 
波音の引く音ばかり落椿 行方克己 無言劇
 
御神火の椿の島を恵方とす 原田青児
 
鍬はじめ椿を折りてかへりけり 室生犀星
 
初釜の懐紙に咲ける菓子椿 細谷鳩舎
 
夕闇に石蕗の明りのまだ昏れず 星野 椿
 
楮蒸す湯気の向ふの冬椿 池田和子
 
一つ咲き妻恋花か寒椿 阿部慧月
 
椿仰ぎて伊豆の寺にあり 深見けん二
 
葉籠りの花の小さきは冬椿 清崎敏郎
 
鵜の墓の昏きに一樹寒椿 松井慶太郎
 
古への道のこと問ふ寒椿 道山昭爾
 
椿てふくれなゐの荒々し 竹下陶子
 
椿五弁の呪符のほぐれおり 神保弥生
 
天険に一輪赤き寒椿 吉澤卯一
 
陵の火気を断ちたる寒椿 後長耕浦
 
椿咲き切れずあるまくれなゐ 島村茂雄
 
玻璃に照る一樹や椿狂ひ咲く 岡部義男
 
深海の松葉蟹とて甘かりし 星野 椿
 
御正忌や実椿割れて湖の浦 岡井省二
 
避寒宿椿林の中にあり 公文東梨
 
禅寺の椿ゆすりし雪下し 榎本好宏
 
瓢の実を貰ひて縁生れけり 星野 椿
 
且散つて祇園紅葉の水明り 星野 椿
 
椿の実裂け原子力発電所 杉 良介
 
医王寺や乙女椿に実のたわわ 磯野充伯
 
椿の実一代一会仏秘す 神蔵 器
 
紅さして神の椿の実なりけり 森田公司
 
田遊びの宮とし古りぬ椿の実 松村てるや
 
若狭実椿わが骨片も埋むべし 長谷川秋子
 
我が影の伸びゆく先の秋の蝶 星野 椿
 
峰寺の夜の明けゆく秋時雨 星野 椿
 
灯を入れてこれより荘の夜長かな 星野 椿
 
昼のこともう過去となる月見草 星野 椿
 
本坊の蓮の花咲くよき日和 星野 椿
 
宙を舞ふ竹の落葉も旅愁かな 星野 椿
 
椿一輪が守る虚子の墓 鈴木真砂女
 
大皿を廻し廻して夏料理 星野 椿
 
遥か来て瀬戸大橋の卯浪かな 星野 椿
 
薬師寺の新しき塔夏の空 星野 椿
 
久闊やリラの匂ひの中に居て 星野 椿
 
合い性の筆は一本 白椿 伊丹三樹彦
 
仏見し瞼重しや白椿 澤村昭代
 
日の椿火急の用の如く落つ 清水衣子
 
椿まだ藪を出ぬ魂ひとつ 丸山海道
 
黒潮へ傾き椿林かな 高浜年尾
 
廻廊の雨したたかに白椿 横光利一
 
蝦夷穴は風の遊び場薮椿 佐藤鬼房
 
駅ごとの赤い椿に停まりゆく 今井千鶴子
 
椿咲き日輪海の上わたる 岸風三楼
 
笠へぽつとり椿だつた 種田山頭火
 
椿寿忌やわが青春の稽古会 深見けん二
 
虚子忌とは初心に還る事と知る 星野 椿
 
表紙絵も玉藻雛や立子の忌 星野 椿
 
薯植うる椿祭を目安とし 稲荷霜人
 
蔵王口雪解の椿濃かりけり 堀口星眠
 
花曇り椿曇りの虚子旧居 草間時彦
 
かりそめの世をまったうに寒椿 渡辺 光子
 
神のものみな美しや冬椿 谷崎 和布刈男
 
畏みて神の椿の実を拾ふ 長谷川 蕗女
 
虚子句碑に遊ぶ子猿や椿の実 野田 武
 
椿咲く岬にのこる漂流記 金子 九九

 

私は↓に貴重な1票

 

駅前の花壇はチューリップ。

ところでここのチューリップが見事満開のシーンに出くわしたことがない。

花壇の外周にはノースポール。

金網の外には、ノースポールとハナビシソウのコンテナ

咲きそろい始めた。

 

帰宅後、郵便物の中に、同じパークセンターでの、「小品盆栽と山野草展」開催の案内が届いていた。多分昨年以前に覗いた時に、記帳したためであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青山

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昨日紹介した椿展を報じる今朝の新聞

ついでに舞い込んだ案内状も

 

尼崎市とりわけ、塚口地区で「青山」と言えば、

喫茶店チェーンの青山のことであった。

 

「産経ウェスト」の2014年の記事

 

関西でおなじみの喫茶店「珈琲(コーヒー)の青山」が2月末で全11店舗を閉店し、喫茶店事業から撤退した。大手コーヒーチェーンの進出や安価なコンビニエンスストアの入れ立てコーヒーに押され、業績が悪化したのが大きな原因だ。価格やサービスが多様化し、「勝ち組」と「負け組」がくっきりと分かれ始めた喫茶店市場。昔ながらの喫茶店は苦境に立たされている。

 

待ち合わせに重宝

 

 「珈琲の青山」は、青山珈琲(兵庫県尼崎市)が兵庫、大阪、奈良、広島の各府県で計11店を運営していた。

 

 同社は昭和23年に創業。店は大阪・梅田や神戸・三宮の繁華街などに立地し、ガラス張りの外観や豪華なインテリアなど高級感のある落ち着いた雰囲気が特徴で、待ち合わせなどに重宝されてきた。コーヒーも売り物のブルーマウンテンが1杯550円と、1杯200~300円台で提供するチェーン店などより高めだった。

 

 

 帝国データバンク神戸支店によると、ピーク時は36店舗まで拡大し、平成10年には約41億円の売り上げがあったが、24年は約5億円に落ち込んでいた。

 

 同社は喫茶店事業からの撤退について「創業者である社長が高齢になり、自分が生きているうちに店を閉めたいとの意向があった。業績面で他店に押され低迷し、4月から消費税率が上がることもあり、このタイミングで撤退を決めた。今後は不動産業に絞る」と説明。大人向けの高級志向が、安価なコーヒー店が浸透した今の時代に合わなくなったとの見方もある。

以上は記事の丸写し。

 

塚口駅周辺にあった4つの店舗の跡地状況は、このブログで何度か紹介したことがある。

 

1号店はNTTドコモショップになった。駅の南側にあった店は、駅前ビルの1・2階部分を利用していたが、そこは2階店舗を持つコンビニになった。

 

同じビルの地階にあった店舗は未だに不動産屋預かり状態である。

 

4番目の店は、マンションの一部に取り込まれ、証券会社の店舗になった。

 

我が俳句の師匠は、塚口発祥3名物、喫茶青山、高級スーパーいかり、俳句結社「靑玄」

と言ってはばからなかった。

 

今や喫茶青山は廃業(不動産会社としては存続)、いかりは、支店を急速に増やし過ぎて

資金繰りに困り(多分)、ダイエー傘下に入り、そのダイエーもイオンに吸収された。

ただしスーパーいかりは今なお繁盛している。強敵の成城石井はまだ支店網を郊外に展開していない。

 

1920年生まれの俳句の師匠は健在なれど、「靑玄」は廃刊となって10年が経つ。靑玄は

一時は会員数500に近づき、関西では大結社扱い(とはいえ芦屋に大御所が住まうホトトギスの10分の一)であったが、今や元の会員は多くの結社に分散していった。

 

私も発起人に名を連ねた新俳誌「すずかぜ」などは、一時の靑玄の会員数のそのまた10分の一の群小誌である。

 

 

・・・

全国的には「青山」と言えば、洋服の青山商事であろう。

 

家から駅前方面へ歩いて数分のところに幹線道路が南北に走っている。

1970年、大阪万博に合わせて開通下した道路だが、片側2車線だが、

今や朝夕は大渋滞を起こしている。

既存の阪急電車神戸線の下をくぐるために、道幅部分は掘り下げられ、もともと平面交差していた道はなくなりこの部分では陸橋に、もう少し南にあった道は水平橋道路になった。

 

↑の陸橋の上から南を見ると

その水平橋(右側と左側の道と同じ高さの橋。普通にはこれも陸橋と呼ぶが、撮影地点の橋は立体橋)の向うに見えるのが阪急電車の高架である。もともとは下をくぐる道はなかった。

 

左手に見えるのは、ようやく(オープン後1年で)完売したように見える10階建てマンション。

 

同じ位置でズームをかけたら、電車が通過

南北にほぼ直線と思える道の真ん中に「洋服の青山」の看板が出っ張ッている。

↓30倍ズーム

ということはこの道は真直ぐではなく、看板が見える場所で左へ(東へ)湾曲していることになる。

かねがねその場所がどこか気になっていた。その後、その場所がどこか分った。

湾曲部分にあるため、撮影地点から2500mほど先にある

村山さんの像は見えないが

その像と幹線道路を挟んだ先に

青山の看板が見える。

これは南側から見ているが

上の陸橋上からズーム画像は北から見ている。

自宅の車のナビで「計測」、この看板がある店は青山尼崎総本店のよう。

自宅からは2.9キロと表示された。住所は尼崎市東難波町2丁目。

難波熊野神社などの近くである。

 

ならばズーム画像の左手に見えるのは総合医療センターの関連施設かも。

 

無機質で本人以外にはあまり面白くない画像ゆえ、

10階建てマンションの塀沿いの植え込み紹介。

いろいろ花が目立ち始めた。↑やまつつじ、ときわまんさく、馬酔木↓

早くも一戸、中古住宅として売り出されていた。41、000,000円、70㎡。

「青山」で検索

奥飛騨の水のひびきの青山椒 岩田千恵
 
記紀の山いづれもかすみ青山椒 鷲谷七菜子
 
蝸牛や青山半蔵幽居の間 西本一都
 
風薫る青山ここに定まりて 上田五千石
 
パン焼く香溢る青山薄暑かな 恩田秀子
 
青山椒摘めばこまかき実をこぼす 丹羽 玄子
 
青山や豆腐は婆の舌の上 末永有紀
 
菜を干してさらにつめたき青山河 廣瀬直人
 
口あけて言葉出て来ず青山椒 細川加賀 『生身魂』
 
妻子ゐて円き食卓青山椒 細川加賀 『傷痕』
 
三日月のさまよひいでし青山河 野澤節子 『駿河蘭』
 
青山を枯山にしてかいつぶり 齋藤玄 『雁道』
 
青山河胡桃芽立ちに溺れをり(平泉) 河野南畦 『広場』
 
羽の国に生きて乙字や青山河(出羽路二句) 河野南畦 『硝子の船』
 
のぼり来て高館に見し青山河 角川源義 『西行の日』
 
峠越えただに倶知安の青山河 角川源義 『神々の宴』
 
青山河夫の仕種に太刀帯(は)くか(甲冑堂、忠信、恵信が妻の像に) 角川源義 『神々の宴』
 
犢生る濡れ瞳濡れ髪青山中 加倉井秋を 『真名井』
 
寺町の夕ベよかりし青山椒 大木あまり 火球
 
袈裟がけに青山肌に一雪渓 福田蓼汀
 
妻子ゐて円き食卓青山椒 細川加賀
 
青山椒はなれ住む子に垣厚く 長谷川かな女
 
青山椒雨には少し酒ほしき 星野麦丘人
 
己が荷の車ひく日や青山椒 中村草田男
 
青山河ほのぼのくもり余り苗 能村登四郎
 
白桃や父のふるさと青山路 中西碧秋
 
なのりして摘むはたが子ぞ青山椒 大 江 丸
 
ゴンドラの宙に踏み出す青山河 徳田千鶴子
 
婚十年青山椒にむせびけり 井桁衣子
 
青山椒父の寝息のすこやかに 新保フジ子
 
青山椒擂りをり雨の上るらし 村沢夏風
 
妻子ゐて円き食卓青山椒 細川加賀
 
青山椒階段ふんで妻もたらす 沢木欣一
 
藪ふかく雨がふるなり青山椒 勝又一透
 
吸物は潮なりけり青山椒 塩原井月
 
袈裟がけに青山肌に一雪渓 福田蓼汀
 
専用の枕をもちて青山河 和田悟朗
 
青山中音一切のぬけし汽車 松原地蔵尊
 
陰に生る麦尊けれ青山河 佐藤鬼房
 
人形は振りかえらない青山河 下山光子
 
青山河蚊帳売人が倒れつつ 安井浩司
 
墓洗ふ水すいと退き青山河 横岡たかを
 
初袷青山窓につらなれり 田村木国
 
なきがらを排泄したり青山河 齋藤愼爾
 
青山を指して笞や競べ馬 西村和子 かりそめならず
 
青山椒泣く子にかひなありにけり 小澤實
 
産むというおそろしきこと青山河 寺井谷子
 
眼つむるや重なり合へる青山河 桂信子
 
覆しくつがへしゆく青山河 竹本健司
 
蜩や硯の奥の青山河 加藤楸邨
 
青山椒一粒吾が遠くなる 大橋敦子
 
陰に生る麦尊けれ青山河 佐藤鬼房
 
青山椒泣く子にかひなありにけり 小澤實
 
産むというおそろしきこと青山河 寺井谷子
 
蜩や硯の奥の青山河 加藤楸邨
 
秋風や頸出して見る海の青 山崎斌 竹青集
 
なのりして摘むはたが子ぞ青山椒 大江丸
 
青山中錫杖滝の音なせり 松山足羽
 
御羹なりて青山椒をつむや貴妃 尾崎紅葉
 
藪ふかく雨がふるなり青山椒 勝又一透
 
青山椒寺に畳のゆるぶ日の 岡井省二
 
青山椒ほつりと石に零しけり 武田桜桃
 
青山椒階段ふんで妻もたらす 沢木欣一
 
青山を指して笞や競べ馬 西村和子
 
虹をその上に朱鷺棲む青山脈 町田しげき

靑山椒の句がやたら多い。

 

白花のハーデンベルギア

ご近所の庭に一杯咲いている。わが裏庭にも。

この程度だと結構きれい。

ご近所(阪神間平野部)の春の7草

 

ハナニラ、ヒメオドリコソウ、イヌフグリ、ハコベラ、スズメノカタビラ、ホトケノザ、ヘラオオバコ

 

すみれもよくみかける。

↓は我が家門前の匂い菫

葉が花を隠すようになってきた。

きょうのハナミモザ

やつれてきた。

 

 

 

 

ディズニーランド

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公園の風船売りも帰りたり 越智 郁
 
公園の木立も人も月おぼろ 武原はん
 
遮断機の前の公園柿紅葉 中川 千舟
 
公園の隅に美し臭木の実 久本 澄子
 
ゆうやみの公園人形が墜落す 蛯原喜荘
 
公園蟆子をつぶしに来し如し 細川加賀 『傷痕』
 
山茶花の丈まだ低き新公園 古川充子
 
銀杏もみじして公園や夕明り 石塚友二
 
蒲の絮ほうけて吹かる新公園 満田玲子
 
公園となりし城址に榎の実熟る 杉山三知子
 
蓑虫や子づれ集まる新公園 泉とし子
 
公園の出口違へて竹煮草 満田玲子
 
炎昼の公園動くもののなし 清野よし子
 
むかし基地公園となりみどりの日 稲野博明
 
蜥蜴出て海の蒼さに驚けり 高木公園
 
新緑の名城公園散策す 籠谷充喜
 
薔薇咲いて公園の朝始まりし 成宮紫水
 
公園の奥が淋しい落し文 永井二三江
 
風薫る公園口の女人像 曷川 克
 
公園のベンチ陣どり孕み猫 小林蘇美
 
ぶらんこの揺れて公園動き出す 船水ゆき
 
公園は雀の時間あたたかし 内田雪泉
 
公園片側冬の川流れ 大野林火
 
銀杏もみぢして公園や夕明り 石塚友二
 
公園蟆子をつぶしに来し如し 細川加賀
 
公園のこの道好きや沈丁花 池内たけし
 
公園の月や夜鴉かすれ鳴く 河東碧梧桐
 
公園に老人多し霾晦 蟇目良雨
 
公園の揺るる浮橋緑の日 鈴木良戈
 
桜散る公園にいて市民われ 宇多喜代子
 
柳散る公園の隅のベンチ哉 寺田寅彦
 
公園の松蝉に飲むラムネかな 吉屋信子
 
寒鯉が動き公園動きだす 森田智子
 
公園の櫻月夜や瀧の音 泉鏡花
 
浅草も隅田公園ちかき雪 久保田万太郎 草の丈
 
公園の冬木の瘤の日曜日 木下夕爾
 
月夜少女小公園の木の股に 西東三鬼
 
東京よ小公園に朝降る雪 高柳重信
 
善良に公園の薔薇見て帰る 富安風生
 
公園冬の小径いづこへともなくある 尾崎放哉

 

テーマパークは「公園」ではない。有料私薗である。

テーマパークを覗いたことは一度もない。

伊勢志摩あたりで、閑散とした有料パークで、空中海賊船に乗って

むち打ち症候群に見舞われたことがあるが、あれがテーマパークだったなら、ひょっとすると一度は覗いたことがあるのかも。

 

大阪在住の8歳児は、スキー合宿に参加した後、週末から横浜の14歳児の家を襲い、

一昨日はDSへ、昨日はDL、今日はミナトみらいへと3泊したよう。

 

朝5時半に家を出て、夜8時のショーを見てから帰宅したとか。

14歳児の方は、ここ数年、休みになると、友達と二人だけでDLやDSへ出かけている。

そのせいか、ば~ばが渡すお年玉等がここ数年は母親の方へ還流しなくなったそうである。

 

↑我が家の桜  ↓お隣の桜 同じさくらんぼ桜

 

 

こちらの方は毎年植木屋が入っている。

 

ご近所の玄関前

富松川沿を越えて門がある家の山桜桃梅

 

近所にできた更地。野草を鑑賞できるまでは放置されないよう。

近所にできた平成末期仕様の小マンション

 

その横手は平成初期仕様

これ以前のものは、「文化住宅」と呼ぶが、我が家周辺からは、1995年を境に姿を消した。

 

「テーマ」、「パーク」で例句なし

初雷の一くらがりや遊園地 松本たかし
 
葉牡丹を模様に植ゑて遊園地 高橋達子
 
受験生来てさまよへり遊園地 相馬 遷子
 
初雷の一くらがりや遊園地 松本たかし
 
虫すだく闇に屋上遊園地 二村典子
 
駅の口遊園地にありさくら満つ 関森勝夫
 
お月見やたれも遊ばぬ遊園地 澁谷道

遊園地など死語に近い。

 

 

姉妹

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路傍(舗装の)のすみれ。

最近とみに増殖の感がある。

 

雪柳もまもなく満開になる。

 

哲学の道を園児や雪柳

 

今日の句会にも1句、雪柳の句が出ていた。

地元句会出席。

 

蜜を吸う番目白のテロ圏外

早番の帰宅途中の花ミモザ  (席題「早(よ)」

主無き庭にわいわい蕗の薹

  (この句を出句するために「薹」の字を学習。草カンムリに「吉」書いてワ冠付けて、

「至」の字を書く)

花ミモザある忖度の擦れ違い (忖度は、今年の流行語になるかも)

開花未だ救急車が来て停まる

 

 

私が特選にとった句は

 

シベリア帰りを語らぬ漢青き踏む

 当日最高点句であった。

藪椿はいつも捨て身のサピエンス

 この句を採ったのは私のみ。

おおきばなかたばみが輝き始めた。

前を行くおかあさんの先が句会場。

4歳児とまだ誕生月になっていない2歳児の姉妹とみた。

おねえちゃんもまだ満4歳になっていないかも。

妹を助けながらおかあちゃんに追いつこうとしている。

 

そのまた少し前に、空溝に咲いていた。トキワハゼかと思ったが、葉が丸みを帯びている。

名前を特定できない。以前に見たような気もするが。花が開くと候補名を挙げることが出来るかも。アオイゴケ?

 

 

 

 

 


ツルニチニチソウ

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蔓日々草が咲き始めた。

 

この場所は、公共施設である。シャリンバイが植えられていたが、

ツルニチニチソウが占拠

↑ところところでシャリンバイが生き残りを図っている。

この植え込みの塀際

ボケは結構花期が長い。

 道を挟んでトイメに建つ空家の庭。

もはや蕗の薹とは言えない。蕗の花盛りという感じ。

川沿いの家の前。ユスラウメ

↑これは、川向こうの空き地から川面に垂れるハタンキョウ。沢山実をつける。

阪神尼崎駅前の中央公園の一角  雪柳

ほんとうは暗緑の腸雪柳 高野ムツオ 鳥柱
 
雪柳古き運河に水通す 堤 妙子
 
雪柳吹かれもつれて花こぼす 岡田虚風
 
我孫子駅過ぎ人の荷の雪柳 和知喜八
 
さかしまな痴情と思ふ雪柳 荻原久美子
 
雪柳遠い半月みんな海馬 黒川憲三
 
等身の雪柳ちり一人暮らす 北原志満子
 
雪柳鋼震へに密咲けり 加倉井秋を 『真名井』
 
雪柳人居るごとく揺れ合へり 阿部みどり女 『雪嶺』
 
野良猫の揺らして通る雪柳 脇本幸代
 
雪柳記憶はいつもかの清瀬 古賀まり子
 
たえず風やり過しをり雪柳 高木晴子
 
月うるむ地にただようて雪柳 石原八束
 
雪柳花にも重さありにけり 落合水尾
 
朝より夕が白し雪柳 五十嵐播水
 
雪柳花みちて影やはらかき 沢木欣一
 
雪柳一ト朝露を綴りけり 松本たかし
 
いつのまに月光なりし雪柳 多田裕計
 
大揺れをまだ知らぬなり雪柳 高橋栄子
 
いつのまに月光なりし雪柳 多田裕計
 
花屋の荷花をこぼすは雪柳 大谷碧雲居
 
鉄橋のとどろきてやむ雪柳 山口誓子
 
雪柳老の二人に一と間足り 富安風生
 
雪柳ふぶくごとくに今や咲く 石田波郷
 
月うるむ地にただようて雪柳 石原八束
 
雪柳海龍王寺風もなし 百合山羽公
 
噴き出づる嘆きのさまに雪柳 手島 靖一
 
裏木戸を叩くは風の雪柳 横田清香
 
むらがりてのたうつさまを雪柳 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
 
をさなくてただ濃き空よ雪柳 久保田博
 
潮のひかりたえず届きて雪柳 旗川万鶴子
 
雪柳ふぶくごとくに今や咳く 石田波郷
 
いつの間に月光なりし雪柳 多田裕計
 
雪柳怺へ性なく散り急ぐ 西村和子 夏帽子
 
月うるむ地にただようて雪柳 石原八束
 
雪柳ふぶくごとくに今や咳く 石田波郷
 
雪柳さらりと女盛り過ぐ 高橋淡路女
 
月光の注ぎて溢れ雪柳 吉岡桂六
 
行人に籠居見らるるや雪柳 村山古郷
 
雪柳著者近影の古りゐたり 新関幸至
 
鉄橋のとゞろきてやむ雪柳 山口誓子
 
メーデーの歌は聞えね雪柳 中村汀女
 
雪柳咲くや植ゑし子嫁きてより 杉本寛
 
御霊屋を雪柳咲く奥にせり 村越化石
 
雪柳童女のほとのけむるごと 岸田稚魚
 
甥姪もことば少なや雪柳 八木林之介 青霞集
 
雪柳いま満開の重さかな 田中一生
 
誰も俯きゆく雪柳は濃みどりに 北原志満子
 
等身の雪柳ちり一人暮す 北原志満子
 
雪柳清め塩ほど返り咲き 朝倉和江
 
阿修羅と逢う噴き溢れ散る雪柳 渋谷道

 

 

駅前噴水

近くに有名な鯛焼き店がある。

バスに乗る前に2つ買う。先日も買った。3つ買うと1つが翌日まで残るので、今日は2つ。

10個、20個とまとめ買いする人で行列ができるのが、今日は待ち時間なし。

 

椿展は終わった。次は盆栽展。

 

イギリスで地方都市を訪れた場合は、まずは駅前ないし公共駐車場内にある「i」マークのある建物に飛び込む。市内観光案内図を貰う。

宿泊の場合は、B&Bを紹介してもらう。

 

 

 

 

城跡

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尼崎城の城跡は、強いて言えば、現在文化財収蔵庫の建物として利用されている女学校の建物の裏側辺りらしいが、

 

今度建つ尼崎城の復元先は、阪神電車尼崎駅の東南の一角で、

中央図書館の東側のようである。

 

阪神尼崎駅周辺を歩くのは今週は3度目。

 

昼食場。真昼から呑んでる人が多いが、定食も意外に旨い。前にも利用したことがある。

意外に高い。

城の外堀であった庄下川。見える建物が中央図書館。

阪神電車の元の本社があった場所。今も次の駅である大物駅前の間は、

車両基地になっている。

 

市立琴の浦高校。ごく最近名称変更になったか、制度変更になったか、統合されてできた高校のはず。

この学校の西側が建設地。

アメリカフウロとワスレナグサ↓

前方の茂みの右手が文化財収蔵庫

契沖関係の新しい(昨年建立された)記念碑↑↓

 

裏面の記事の終わりに良く知っている名前を発見

↓は何度かこのブログで紹介

古事記には海なる野辺の若菜摘 赤松子
 
初漁も古事記の浦に舫せる 平畑静塔
 
宣長の朱筆露けし古事記伝 長谷川史郊
 
読初の古事記は神の名を連ね 加藤安希子
 
宣長の朱筆露けし古事記伝 長谷川史郊
 
棕櫚剥ぐや古事記の川に映りつつ 加倉井秋を
 
弥生なりひもときそむる古事記の序 田中英子
 
古事記よみおり露飴の透明度 渋谷道
 
古事記伝読みし夜は茄子鴫焼に 有馬朗人 知命

裏面を覗くのは初めて

 

開明橋(橋の名からしてかつての尼崎町の中心地であったことがわかる)から、北を見ている

 

中央図書館の西端

図書館への道

この石垣はそのまま残すのであろう。

15分くらいで1周した計算になる。阪神尼崎駅の南から徒歩2,3分の地である。

 

 

新大阪駅

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ここ数年は、乗車のためよりは、送迎のためにホームに駆け込む方が多いかも。

午後3時20分着の「のぞみ」を待つ23番ホーム。

新大阪駅終着ののぞみ。まだ見えない。↑

23番ホームは東京へ折り返す列車が少ない(全くないわけではない)ので、

人影はまばら。

↑入線。

後部ドアより下車

ちいちゃい方は、迎え人。そのまま付いて我が家へ

9歳児は3泊後、4日目に大きい方が宝塚へ観劇にいくために、最寄り駅へ到着した時間に、

駅頭(というより駅構内)で母親が引き取りに現れるとか。

↑ 右 横浜からの持参品 オードリー 40分並んで買ったというのが「売り」。

左「天使のふわふわほっぺ」なる名の大阪近郊市の「名産」品。

 店の謳い文句

 

天使のようなふわふわ生地に新鮮なカスタードクリームをたっぷりはさみました。


袋を開けてまず驚くのは、その生地のやわらかさ。
そっと触れなければ、つぶれてしまうのではと思うほどです。
きっと天使のほっぺは、本当にこんなにふわふわに違いない!と
思わせられることでしょう。

中には、口どけなめらかなカスタードクリーム。
甘さ控えめで、やさしい色合いのカスタードクリームが、
生地のやわらかさと溶け合います。

ころんと丸く、愛らしい形の「天使のふわふわほっぺ」。
お子様からご高齢の方まで、皆様に喜ばれるスイーツです。
日々のおやつはもちろん、
冷凍にて全国発送いたしますので、ギフトにも是非お使いください。」

 

オードリーの方の宣伝文句は、

「詰め合わせの個数もいくつか種類があり、日持ちも良く、1つ1つが小分けになったグレイシアは、一人ひとりに小さなブーケをおすそ分けするみたいにお配りすることが出来ます。まろやかなクリームが、バターの香るサクッと口溶けの良いチュイール(ラングドシャ生地)で巻かれたグレイシアは、甘酸っぱい苺の酸味がアクセントに。

まるで花束みたいなお菓子のブーケ。ほろ苦いチョコレートクリームをアーモンドプードルの香る薄いサクサク食感のチュイールで巻いたグレイシアチョコレートにも、フリーズドライの苺がトッピングされています。アイスのグレイシアも有り」

 

食後、大統領遊び。囚人ごっこないし収賄ごっこではない。7・5・3 とダウト

 

「唐揚げ」例句なし。

「唐」だけなら多数。

 

黍もぎ黍よりも濡れてをり 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
寺にの人ゐる秋燕 橋本榮治 逆旅
 
ら寺のら塀ごしの鯉のぼり 石原八束
 
崎の初松籟を聞くべかり 森脇貞子
 
ゆきの悲しき港花八つ手 岡部六弥太
 
呼子町様手摺にうるめ干す 大村和子
 
洩れ陽さす招提寺冬構 鈴木六林男
 
崎は松に音きく初しぐれ 中村君永
 
愚直なるまで黍の丈揃ふ 佐藤英子
 
黍に織子のうなじいきいきと 金子兜太
 
寺の鐘よくひびく黄落期 植村通草
 
橿鳥のをかしき招提寺かな 森 澄雄
 
鵯過ぎて寺の甍紅寂びぬ 林 翔
 
鳩吹きて招提寺築地道 小坂順子
 
竹伐り置く招提寺門前に 西東三鬼
 
蛇消えて招提寺裏秋暗し 秋元不死男
 
寺の玉巻芭蕉肥りけり 芥川龍之介
 
崎の松の下なる祓かな 下村梅子
 
寺を出る真白な日傘かな 有馬朗人
 
袷着て招提寺まで来たり 松根東洋城
 
寺に雨のはげしき葱坊主 渡辺鶴来
 
太の天ぞ垂れたり鰊群来 山口誓子
 
乗鞍岳へ子が跳んで春祭 黒田杏子
 
蟇ないて招提寺春いづこ 水原秋櫻子
 
黍を提げて小さき母の旅 友成 ゆりこ
 
むきむきに皆曲りぐせ辛 森田 桂子
 
黍の花の咲きゐる遺跡かな 茂上 かの女
 
蛇穴をいでて招提寺あり 小松 虹路
 
朱雀門遥かになりてへ発つ 鯉口 賢
 
がらしぶち込み闇汁終りしと 岡田日郎
 
みぞれに混じる高校生はがらし 高橋たねを
 
洩れ陽さす招提寺冬構 鈴木六林男
 
黍の実へ手を伸べて今年四つ 古沢太穂
 
黍は葉ずれせはしく牛睡る 古賀まり子
 
井を汲むや黍わたる風荒し 桂 信子
 
松の幹そよぐ黍わかわかし 森 澄雄
 
青くてもあるべきものをがらし 松尾芭蕉
 
の船の行方やなめくぢら 吉田汀史
 
月に対す君に網の水煙 与謝蕪村
 
乗鞍岳へ子が跳んで春祭 黒田杏子
 
黍と柿女房の多き村 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
大寺の月の柱の影に入る(招提寺讃月会) 野澤節子 『存身』
 
寄せ書のねなしかづらはの秋 殿村菟絲子 『菟絲』
 
手学生青田に出ても蹴る稽古 田川飛旅子 『植樹祭』
 
櫃に時雨の音を納めけり 岸田稚魚 『筍流し』
 
頬杖や子の遊ぶ夏火鉢 大木あまり 火球
 
紅葉わが体温と同じゆうす 阿部みどり女
 
黍の葉風に眩む岩の上 飯田龍太
 
黍を亡き母のごと子に頒つ 石田あき子
 
黍を干していよいよ古庇 石田波郷
 
黍のがつしり実る単線区 河本好恵
 
黍をつかみてゆるる大鴉 飯田蛇笏
 
黍の葉も横雲も吹き流れ 富安風生
 
黍を噛む白日に歯音立て 大野林火
 
黍や強火にはぜし片一方 前田普羅
 
黍の葉ずれせはしく牛睡る 古賀まり子
 
初恋は遠し黍の葉が赤し 永井龍男
 
百姓の重き足過ぐ辛 岸田稚魚
 
青くてもあるべきものをがらし 芭 蕉
 
門の赤き壁見ゆ竹の春 高浜虚子
 
青々とまびき束ねぬがらし 西島麦南
 
寺の玉巻芭蕉肥りけり 芥川龍之介
 
太の天ぞ垂れたり鰊群来 山口誓子
 
ことさらに人屋敷初霞 蕪 村
 
牡丹焚く子の火鉢地におろし 小松原みや子
 
傘の裏に音してしぐれかな 玉井瑛子
 
黍もぐ少年の音母の音 佐藤みさを
 
黍の押すなおすなと粒育つ 高橋幸子
 
黍に織子のうなじいきいきと 金子兜太
 
黍の葉も横雲も吹き流れ 富安風生
 
黍を焼く子の喧嘩きくもいや 杉田久女
 
青々とまびき束ねぬがらし 西島麦南
 
門の竜の眼うるむ青葉冷 武田一枝
 
蟇ないて招提寺春いづこ 水原秋櫻子
 
陶枕の子散らしや宵の雨 小野恵美子
 
べた~と落として運ぶかぢめかな 笠何蝶
 
子の絵踊りだしたる春火鉢 工藤眞智子
 
招提寺伽藍の布置や鳥曇 森 澄雄
 
蟇ないて招提寺春いづこ 水原秋櫻子
 
古九谷の子もあそべ石蕗日和 村上 光子
 
黍を干していよいよ古庇 石田 波郷
 
奥の温泉へ黍売の一輪車 白岩三郎
 
黍の影を横たふ舟路かな 水原秋櫻子
 
黍をもぐ手もぐ音たのしめり 及川 貞
 
黍を*もぐ快音や空青き 川村ひろし
 
いろは楓を凌ぐくれなゐ楓 藤原たかを
 
招提寺幔はづし待つ今日の月 木阪 登
 
日盛りの鳩は声忘れしか 斎藤道子
 
寺の上にて凧の切り結ぶ 下村ひろし
 
蕪蒔く人といふ名の小里 岩佐千代
 
蟇ないて招提寺春いづこ 水原秋櫻子
 
からくりの子宙飛ぶ飛騨の春 小里 竹二
 
藪柑子竹割の日が落ちる 稲垣晩童
 
崎の茶屋の女房も*えり簀編み 大坪野呂子
 
 

ムラサキケマン

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4月1日結婚記念日ゴミ出し日

 

我が街区の一般ごみ収集日は、火曜と金曜。

今年の4月1日は土曜日。

4月最初の土曜日ともなると、近くの近隣公園はビニールシートでいっぱいになる。

なかには金曜日の夕刻から場所取り、場所番が現れる。

 

大阪の開花宣言は3月30日だった。標準木は、大阪城公園内にある。

私も一度だけ、靖国神社内にある東京の標準木を花時にみたことがある。

九段下あたりの宿泊拠点から朝食前に歩き出すと、

周辺の有名私立学校の生徒が出勤途上の父親と手をつないで登校する姿が印象的であった。

 

さて我が標準木は

なんとか開花。丁寧に見れば10花くらいは咲いた。

でも1週間以上前に、今日の集いを決めた人々のシートが何枚かは

今年また同じシートが花の下

我が(拡大)家族もシートを敷いたことはあるが、今日はその予定なし。

花見は諦めて、食パンの端切れ持って庄下川へ。

街中畑で一寸豆が順調に育っている。富松(とまつ)一寸豆の名で復興中。

市の緑化植物園では武庫(むこ)一寸豆の名で育苗中だった。

 

カルセオラリア  巾着草の異名あり。

庄下川へたどり着くまでにある花屋の店頭

マトリカリア↑八重咲きだが、ノースポールと一瞬見間違う。

 

庄下川沿岸の桜もまだ未開花

リュウキンカは終わりかけて、代わりにムラサキケマンが目立ち始めた。

 

 

はこべや姫踊子草、スイバなども元気に。

河津桜に似た色合いの若い木が何本かめにつく。満開状態

川沿いにも何枚か団体客

川沿いの介護施設の庭のミモザ(ギンヨウアアシア)

 

川に沿うのをやめて、駅前へ戻る途中

大きなマンションが無償提供したと思える、遊歩道の中のホルトノキ

残る家族を呼び寄せて駅前で昼食

ちから餅のうどんが食べたいという14歳児の母親のリクエスト。

食後は、例により、母親もつれて、アイス店へ。

撮影洩れ。

8歳児(7月で9歳)はかたくなにラムネ。14歳児はカフェラテ。

私、ミントチョコ、母親(私の娘)、クッキーアンドクリーム。

 

ミント例句なし、クッキー例句なし、クリームは

 

フラミンゴ苺クリーム冬の雨 小堤香珠

1句のみ。

アンドもカフェラテも例句なし

ねもごろに鍋焼饂飩あましけり 村上麓人
 
北風に鍋焼饂飩呼びかけたり 子規
 
汗女房饂飩地獄といひつべし 小澤實
 
棚経の僧に参らす饂飩かな 赤木格堂
 
花に来ず饂飩に雨の秋を佗ふ 尾崎紅葉
 
後の月饂飩もてなす貧おかし 尾崎紅葉
 
船頭も饂飩打つなり五月雨 泉鏡花
 
饂飩屋の晝来る町や暮の秋 内田百間
 
饂飩うつ跡や板戸の朧月 内藤丈草
 
饂飩屋できけば十夜のうどんかな 立花北枝

 

 

 

 

 

 

結婚記念日

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朝 公園

 

 

 

桜はまだちらほらであるが陽気は良好。滑り台の上からの眺めではシートは3枚。

 

昼 息子の新居へ

 

 

 

夕刻 伊丹のホテル 結婚記念日祝賀会

 

ころあいのボケ具合

 

 

昨夜の我が家のデザート

 

今夕のデザート

参加者9名

デザートは日本の西瓜機内食 岡田佐久子
 
デザートは妻即製のシャーベット 森 國穂
 
デザートに一口珈琲日短か 辻田克巳

コーヒはデザートか?

どの句も秀句とは言えない。

 

 

 

 

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