3階の部分も屋根用の鉄骨が組みあがった。
右手の家も空き家である。
庭は3か月に一度くらい夫婦共働きの造園店が、剪定や草抜きをしているが
たちまちに蔓ニチニチソウが茂る。萩や芙蓉も。
その家の金木犀
ご主人が亡くなり、独身の息子さんと2人で住んでおられたが、
息子さんが先に亡くなり、間をおかず奥方も亡くなられた。
娘さんが離れてお住いのようだが、最近は窓や戸を開けての空気の入れ替えなどにも
あまり姿をお見せでない。(あまり丁寧に観察しているわけではないが・・)
この家の桜の木は、我が家の子供の入学や卒業の時の記念写真の背景に何度も利用させてもらった。街路へでっぱた枝や屋根の懸かる枝などを切り取ってるうちに
勢いがなくなっている。
- 秋日和なかなか売れぬ樒かな 飯田蛇笏
- 簗に立つ脛の白さや秋日和 廣瀬ひろし
- 畳屋の肘が働く秋日和 草間時彦
- 薔薇園に海の気とどく秋日和 槫沼けい一
- 秋日和鯔待ちやぐら浪に浮く 寺島初巳
- 八重垣の雲のほぐれし秋日和 原裕 『出雲』
- 秋日和屋上へ行く母の試歩 山根きぬえ
- 刈株の後ろの水や秋日和 一茶
- 縁側に母の居さうな秋日和 高石敏子
- 石あれば石に憩ひぬ秋日和 中村秋晴
- 僧となり母を訪ふべき秋日和 中川宋淵
- 仏像は金の冷たさ秋日和 山口波津女
- 岩群の皆仏界や秋日和 内藤吐天
- 一歩出てわが影を得し秋日和 草城
- 酒焼けの頬をつまぐる秋日和 八束
- 秋日和こころの乱れ榛にあり 龍太
- みじろぎにきしむ木椅子や秋日和 不器男
- 浪白う干潟に消ゆる秋日和 乙字
- もとの婢の子を連れてくる秋日和 逍遥
- 籾臼の廻りも早し秋日和 乙由
- 山川草木悉有仏性秋日和 佐竹伸一
- 日あたりに下すすだれや秋日和 阿波野青畝
- 塵すこし掃き落したる秋日和 後藤夜半
- 秋日和みづくさ水の意に添ひぬ 小澤實
- 人の手がしづかに肩に秋日和 鷲谷七菜子
- 砂に寝て砂の軋むや秋日和 山口誓子
- 橋くぐる艪音こまかに秋日和 星野立子
- 屑籠と空き缶空き壜秋日和 二村典子
- くちばしがふと欲しくなり秋日和 皆吉司
- 汁の実の一口茄子や秋日和 堺利彦 豊多摩と巣鴨
- 浪白う干潟に消ゆる秋日和 大須賀乙字
- 山寺の天井までも秋日和 星野立子
- 秋日和鉈豆干しぬ詩仙堂 水落露石
- 苅り残す藍の実赤く秋日和 渡辺香墨
- 川音の空よりひびく秋日和 村山たか女
- 老の身のくづほれ寝たり秋日和 山口誓子
- 寿福寺に瓦屋のゐる秋日和 下田稔
- 26日年男忌 ワイフは寿福寺へ。私は長女と、鎌倉でデート。品川泊り。
- 画像は帰宅後にup。
- 藁の香のむせんばかりの秋日和 遠藤梧逸
- 五山おのおの亭をのせたる秋日和 遠藤梧逸
- 秋日和散歩唱歌も忘れゐし 相生垣瓜人
- 嵐峡を出て芋圃の秋日和 久米正雄 返り花
- 寒地農頬鳶色の秋日和 久米正雄 返り花
- 雲あれど無きが如くに秋日和 高濱虚子
- 秋日和畳いよ~黄ばむかな 吉屋信子
- 一夜明け師のふるさとの秋日和 深見けん二
- 足垂らし飛ぶ蜂のあり秋日和 深見けん二
- 峙てる高炉の下の秋日和 深見けん二
- 河馬になる老人が好き秋日和 坪内稔典
- 河馬たちが口あけている秋日和 坪内稔典
- 親指のことに汚れて秋日和 坪内稔典
- 秋日和碁盤目の街あるくなり 瀧井孝作
- 秋日和の母の白髪の虱とる、ふるさとに来て 橋本夢道 無礼なる妻
- 玄関の衝立隔て秋日和
- 素十居を訪ひ秋日和安心す
- 雲あれど無きが如くに秋日和
- 椀ほどの竹生島見え秋日和
- 手をかざし祇園詣や秋日和
- 上記5句は高濱虚子作品」
- 山口の天花(てんげ)町なる秋日和 石原八束 操守
- 八重垣の雲のほぐれし秋日和 原裕 正午
- 二三子と子規庵に在り秋日和 深川正一郎
- 薪積みしあとのひそ音や秋日和 芝不器男
- みじろぎにきしむ木椅子や秋日和 芝不器男
- 昼の夢をはりてもなほ秋日和 日野草城
- ただ生きてゐるといふだけ秋日和 日野草城
- 峙てる高炉の下の秋日和 深見けん二
- 足垂らし飛ぶ蜂のあり秋日和 深見けん二
- 一夜明け師のふるさとの秋日和 深見けん二
- 秋日和鳥さしなんど通りけり 加舎白雄
25日朝
3階部分も外壁や窓はすべて収まった。
一部内装工事も始まったよう。