フィカスプミラにオオイタビという和名があることを知ったのはごく最近である。
班入りの園芸種ではなく、おびただしく蔓延っているプミラは、
房総半島以南から東南アジアにかけての幅広い地域に分布する常緑性の低木です。茎は立ち上がらずに這うように伸びていったり、茎の途中から出る気根を壁や他の木の幹ににくっつけて上によじ登っていきます。よじ登る力は強く、気根はコンクリートの壁や石垣などにもしっかり張り付きますので壁面緑化などにも利用されます。一般に栽培されているものは幼木で、年数を経た古株は葉が大きくなり幼木とは別の植物かと思わせる姿になります。プミラの名前はラテン語で「ちっちゃい」「低い」という意味です。
野生の品種は緑色の葉をしていますが、観葉植物として鉢植えなどで出回っているものは白や黄色の斑のはいる園芸品種が大半を占めます。性質は強健でさし木で簡単にふやすことができるのでハイドロカルチャーやミニ観葉植物として人気があります。
wキさんにはこの項目がない。
↑はヤサシイエンゲイからの引用。
画像は野生種である。今日園芸店で見たら、鉢植えの班入りのものには「プーミラ」という名札が挿してあった。
それと古株は同じ木とは思えないという解説も納得。
実を鈴なりにつけたものと、↑のものが同じものとは思えなかった。
家から100メートル駅に向かって歩くと、阪急電車の高架をくぐる道がある。高架を潜って阪急神戸線の南側に出るとオオイタビが目に入る。寿司屋の看板は残っているが、もう数年前にオーナーが逝去。
何年かは週に1,2度寄って呑んでいた。(肝臓の数値が上昇したので酒を控えるようになり、この店への出入りを止めた)。
隣の店の壁を覆うようになったので、一度かなり取り除かれたが今や再び店の前全体を覆っている。
市の文芸誌に
市営バスの営業譲渡大伊太比
という句を、この店のプミラから発想を得て出句したら、
事務局から「何と読むのか」という問合せがあった。
事務局の判断ではなく、俳句部門からも編集者が出ている会議で、
問合せろということになったのであろう。
「俳諧歳時記」の索引にあたったが、「いたび」「おおいたび」「ぷみら」「フィカス・プミラ」
いずれでも見つけ出せなかった。
園芸店に出回っているプミラの画像を、楽天から借りてきた。↑