セロリがまだ目新しい野菜であったころ=歳時記に採用されていない頃には無季扱い。石田波郷や日野草城、横山白紅などの句。
住友園芸化学のHPからの引用:
セロリはパセリとともに、セリ科の代表的な野菜のひとつとされています。和名はオランダミツバ。セルリーと呼ばれることもあります。原産地は地中海沿岸地域とされ、中近東からアビシニア、スウエーデン東部などに野生種が分布しています。
日本へは16世紀に伝わったとされていますが、当時は野菜としての利用は少なかったようです。明治以降に再導入されてから、徐々に野菜として利用されるようになりました。
セロリの食用にする部位を、一般には「茎」と呼ぶことが多いのですが、植物形態学上は「葉と葉柄」です。うちわを葉に例えると、うちわの部分は「葉身」、柄の部分が「葉柄」になります。セロリのほかに葉柄を食べる野菜は、フキ、サツマイモ、サトイモ(ズイキ)などです。
セロリは、原種に近いとされるスープセルリーと、各地で改良された品種群などに分類されます。たとえば、軟白栽培がかんたんな黄色種、最近人気の緑色種、緑色種と黄色種の交雑種、中国ではキンサイ(芹菜、スープセロリ)などと呼ばれている東洋在来種(アジア型)があります。さらに、肥大した根を食用とするセルリアック(根セルリー)という変種もあります。
明治以降に日本に(再)挿入されたよう。オランダ船(あるいはポルトガル船:和名は「オランダ三つ葉」であるが、厳密にオランダ産のもの(種)が日本へ入ってきたと考える必要はないと思う。)が日本に運び込んだが普及しなかったよう。明治以降というものの、第2次大戦後でも一般国民にはなじみがなかったと思う。サラダなどが日常の食卓にのぼるようになってから各地で栽培されるようなったと思う。
セロリ生産量は長野県、静岡県、福岡県の順に多いが、
なんといっても半分近くは長野県が占めている。
しかし総生産量は、近年では半減しているようである。
そういえば、我が家もセロリは余り食卓に上らなくなっている気配。
画像は我が家のパセリ。やや寒くなって来てから勢いが復活。
プランター植え2株だけだが、重宝。