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コウテイダリア
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猿曳の猿にころがる蜜柑かな 金子 九九
大猿子猿座右の銘を語れ しらいししずみ
年々や猿に着せたる猿の面 芭 蕉
万緑や猿の子はもう猿の貌 山田麦車
猿曳の肩にまたたく猿なりし 原石鼎
其猿と猿曳似たり似たるかな 伊東極浦
猿曳の猿寒々と投げ出さる 中谷朔風
猿曳の猿を抱いたる日暮かな 尾崎紅葉
猿を待つ猿のこしかけ朧月 鬼子
月光や猿・皿・更紗・猿・更紗 依光陽子
猿酒や猿が見おくる雁の腹 龍岡晋
猿曳の猿を抱いたる日暮かな 尾崎紅葉
猿曳の猿に着せたる春衣哉 幸田露伴 江東集
猿曳はつゞれ小猿は錦哉 幸田露伴 江東集
年々や猿にきせたる猿の面 芭蕉 芭蕉庵小文庫
猿をみる猿にみらるるさむきわれ 富澤赤黄男
猿を聞く人捨子に秋の風いかに
猿を泣く旅人捨子に秋の風いかに 松尾芭蕉
年々や猿に着せたる猿の面 松尾芭蕉
猿引は猿の小袖を砧哉 松尾芭蕉
猿引は猿の小袖をきぬた哉 松尾芭蕉
年々や猿に着せたる猿の面 松尾芭蕉
舞猿の箱引きずつて銭を乞ふ 岡崎泊葉子
人に似てかなしき猿を回しけり 西島麦南
猿廻し去る時雪の戸口かな 原 石鼎
回し猿松上の雪こぼし去る 三宅一鳴
裏門司の霞に帰る猿まはし 竹下流彩
猿曳を見しは葛飾波郷ゐて 加藤楸邨
猿女舞ひ猿田彦酌む島の初春 文挾夫佐恵
霜枯の一樹をたのみ見張猿 角川源義
舟宿のうらに猿出づ枇杷の花 浜 明史
蜜柑盗みに山猿がくる雨がくる 秋元不死男
藷掘りを猿が見に来る岬かな 須原正三
樫の実が落つ猿石の頭を打つて 西谷芳雄
鼻欠の猿石よ青蜜柑の木 佐藤鬼房
猿柿に一渓の冷え集めたる 河野南畦
猿酒や山姥住みし洞はこれ 小林樹巴
猿酒や鬼の栖むなる大江山 青木月斗
猿酒に酔ひては雨の飛騨泊 羽田岳水
猿酒にさも似し酒を醸しけむ 水原秋櫻子
猿島の猿が囃せり鱗雲 富田潮児
屋久猿が春服の裾ひきやまず 森 孝子
虚子句碑に遊ぶ子猿や椿の実 野田 武
猿酒を酌みて庵主の恙なし 谷 繁子
猿酒や大言壮語衰へず 高橋 向山
高崎山に生まるゝ子猿枇杷熟るる 草本 美沙
猿曳に小さき人輪戎橋 山田 静雄
渓谷に蹤き来て猿と宙 愛す 玉乃井 明
悲劇観せる猿の親方若過ぎぬか 上野敬一
この位の大きさの緑の翅のある猿を 大岡頌司
山猿の手の届くまで母性愛 高田ヨネ子
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也 松尾芭蕉
冬晴れの天眞らんまん猿を撲つ 若森京子
宝くじ買ひし猿には落花生 吉田素糸
門前に育ちて猿も盆支度 鈴木栄子
雨乞の草鞋をながす猿ケ石川 小原啄葉
横川には猿多くて冷し瓜 斎藤夏風
猿の手が檻から伸びて夏休み 鈴木伸一
青水無月うしろ手を猿に見られて 伊藤淳子
三猿に大きく揺れて手毬花 青柳志解樹
はざくらを子猿は渦巻きだと思う 夏石番矢
春愁や尻叩かれしはじき猿 小松崎爽青
青竹を曳き寒猿の前とほる 向井 秀
寒猿に谷の琵琶滝ねむりけり 大島民郎
春の風邪なほ三猿をきめこんで 河野南畦 『元禄の夢』
猿茸二斗飲むたより年の豆(石川桂郎氏に) 角川源義 『西行の日』
あかゞりや飯欲り哭けば猿の顔(自嘲) 『定本石橋秀野句文集』
丈六へ猿が拾ひしあとの栗(阿波大仏) 飴山實 『次の花』
金魚屋の夕急ぎて猿曳町 阿部みどり女 『光陰』
まだ栄ゆ老舗猿飴七五三 水原秋桜子
三猿に大きく揺れて手毬花 青柳志解樹
猿の糞凍てて発電所への道 引間芳春
猿回し聞けば聞かるる低き唄 中村汀女
人に似てかなしき猿を回しけり 西島麦南
舞ひ猿の人を見る眼ぞいとけなき 臼田亜浪
竹馬をよけて通るや猿まはし 高浜虚子
引くときの綱のほそさよ猿廻し 原 石鼎
飼猿も座に侍す講書始かな 安藤橡面坊
裏門司の霞に帰る猿まはし 竹下流彩
奈良町の生字引なり猿回し 藤 彩子
空席の猿のこしかけ初霞 嶋野國夫
越冬猿頭脳明晰かもしれぬ 細谷定行
落葉して腸寒し猿の声 北 枝
面つけて猿になりたる里神楽 加藤高秋
見張り猿ゐる絶壁の冬の月 畑中とほる
動くものみな猿なりし紅葉山 中島まつ枝
猿酒は月下に醸す慣ひなり 浜崎良彦
直会として猿酒を賜りぬ 前川菁道
国道を猿のはしる初嵐 武村幸子
猿の例句多し。
「申」、もうすと詠ませる句は多いが、「さる」と読ませるものはわずかであった。
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たこ焼き 15個
私が11個、ワイフ4個 昼食 もちろん昨日の残り。
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崖上の猿が人気の薄紅葉箕面の滝道にて。去年ではなく、1昨年の風景