昨日の句会は午後1時半開始である。
1時過ぎに家を出た。傘など持たずに。
会場に着くまでにぱらぱら降ってきたが、
句会が終った頃にはひと雨降った後であった。
しかしなお傘なしでは歩きづらいほどの降り方であった。
20ミリ/h位ですかねえと言いながら歩いているとだんだん激しくなってきて家の前に着く頃には一瞬ではあるが、50㎜位になっていたが、家の中へ入る頃にはまた10㎜程度の小降りになた。
テレビをつけると大阪市周辺が大雨のようで、私にとってなじみのある地域に大雨注意報から避難勧告・指示がつぎつぎに出ていた。池田や箕面などでも土砂崩れ警報や洪水警報が出ていて、100㎜/hの雨が降ったようである。
句会でも「秋出水」「豪雨」「天変地異」(席題が「変」であったことにもよる)「72時間」「惨禍」など8月の異常気象と土石流被害を詠った句が沢山出句されていた。
アキノタムラソウが一番綺麗なので、「アキノ」が有名なのであろう。
ところで、この花を「田村草」と呼ぶ由縁は何か?
私の持っている『野草・雑草観察図鑑』(成美堂出版 2004)では、それは「不明」と記されている。
例句があるか調べてみた。
睫まで雲下りてくる田村草 満田春日
山の気を集めて咲けり田村草 満田玲子
田村草兵火に耐へし堂ひとつ 大島民郎
山に来て穂田を見下ろす田村草 森 澄雄
タムラソウの自生地は山野となっているので、上記の句は、タムラソウを詠っていると見なせるが、さて田村草だけでは季節はいつなのか。
森澄雄の句だと季語は「穂田」のようにも思えるが、ともかく秋である。
ならばこの田村草はアキノタムラソウを指していることになる。
しかし他の句はどうも高山植物である「田村草」を指しているようである。
この推論は正しいのか?
『俳諧歳時記』には、「ハルノ」「ナツノ」「アキノ」付きの田村草は出てこない。
「たむら草」で、秋の初めの草として登場。(例句はない)。
しかしそのたむら草は、「菊科の多年生草本」で、「初秋より、葉腋上更に小枝を出して淡紅紫色にして薊に似たる頭状花を着生す」と解説されている。花の色は似ているが、アキノタムラソウは頭状花ではない。シソ科である。菊科ではない。科の分類は変ることはあるが、菊科独特の頭状花ではないので、同じものを指しているとは見なせない。
私が見たタムラソウは高山植物ではない。山際の平地に咲いていた。
![]()
HPでは、このような花を田村草として紹介している。まさに菊科である。
ならば上記の例句は、なべてこの花、すなわちアキノタムラソウとはまったく別の花を指しているのであろう。
『現代俳句歳時記』には田村草、タムラソウ、アキノタムラソウいずれも収録されていない。
『広辞苑』には、「秋の田村草」も「田村草」も登場。田村草は、菊科、夏に咲くと説明されている
が、これは一般の歳時記のように8月を概ね秋として扱う立場を取っていないと考えれば、
歳時記が秋の季語とする田村草を示していると考えてよい。
![]()
ネット上の画像集は、HP制作者が田村草として紹介しているものを集めているので、
同じ画像群の中に↑に示したような画像も多数現れるが、これなどはまさにアキノタムラソウである。
今日は、名古屋日帰り。朝出て、JR金山駅前で待ち合わせて、名鉄電車乗って、
最近ご本人の故郷近くのケアハウスに居を定めた人を訪問。
その人の運転で師崎まで出かけ、魚を食べて帰っただけ。
詳細は明日。UPの時間が迫ったので。
1時過ぎに家を出た。傘など持たずに。
会場に着くまでにぱらぱら降ってきたが、
句会が終った頃にはひと雨降った後であった。
しかしなお傘なしでは歩きづらいほどの降り方であった。
20ミリ/h位ですかねえと言いながら歩いているとだんだん激しくなってきて家の前に着く頃には一瞬ではあるが、50㎜位になっていたが、家の中へ入る頃にはまた10㎜程度の小降りになた。
テレビをつけると大阪市周辺が大雨のようで、私にとってなじみのある地域に大雨注意報から避難勧告・指示がつぎつぎに出ていた。池田や箕面などでも土砂崩れ警報や洪水警報が出ていて、100㎜/hの雨が降ったようである。
句会でも「秋出水」「豪雨」「天変地異」(席題が「変」であったことにもよる)「72時間」「惨禍」など8月の異常気象と土石流被害を詠った句が沢山出句されていた。
アキノタムラソウが一番綺麗なので、「アキノ」が有名なのであろう。
ところで、この花を「田村草」と呼ぶ由縁は何か?
私の持っている『野草・雑草観察図鑑』(成美堂出版 2004)では、それは「不明」と記されている。
例句があるか調べてみた。
タムラソウの自生地は山野となっているので、上記の句は、タムラソウを詠っていると見なせるが、さて田村草だけでは季節はいつなのか。
森澄雄の句だと季語は「穂田」のようにも思えるが、ともかく秋である。
ならばこの田村草はアキノタムラソウを指していることになる。
しかし他の句はどうも高山植物である「田村草」を指しているようである。
この推論は正しいのか?
『俳諧歳時記』には、「ハルノ」「ナツノ」「アキノ」付きの田村草は出てこない。
「たむら草」で、秋の初めの草として登場。(例句はない)。
しかしそのたむら草は、「菊科の多年生草本」で、「初秋より、葉腋上更に小枝を出して淡紅紫色にして薊に似たる頭状花を着生す」と解説されている。花の色は似ているが、アキノタムラソウは頭状花ではない。シソ科である。菊科ではない。科の分類は変ることはあるが、菊科独特の頭状花ではないので、同じものを指しているとは見なせない。
私が見たタムラソウは高山植物ではない。山際の平地に咲いていた。
HPでは、このような花を田村草として紹介している。まさに菊科である。
ならば上記の例句は、なべてこの花、すなわちアキノタムラソウとはまったく別の花を指しているのであろう。
『現代俳句歳時記』には田村草、タムラソウ、アキノタムラソウいずれも収録されていない。
『広辞苑』には、「秋の田村草」も「田村草」も登場。田村草は、菊科、夏に咲くと説明されている
が、これは一般の歳時記のように8月を概ね秋として扱う立場を取っていないと考えれば、
歳時記が秋の季語とする田村草を示していると考えてよい。
ネット上の画像集は、HP制作者が田村草として紹介しているものを集めているので、
同じ画像群の中に↑に示したような画像も多数現れるが、これなどはまさにアキノタムラソウである。
今日は、名古屋日帰り。朝出て、JR金山駅前で待ち合わせて、名鉄電車乗って、
最近ご本人の故郷近くのケアハウスに居を定めた人を訪問。
その人の運転で師崎まで出かけ、魚を食べて帰っただけ。
詳細は明日。UPの時間が迫ったので。