武庫川や猪名川沿いでは見ない草。もちろん庄下川沿いでもみない。
部分寄生植物らしい。
淀川右岸、十三の渡し跡の碑がある場所の高架下、本流沿いの草むらの中に群生している。
松江の花図鑑の解説 (いつも利用するWikipediaの項目なし)
半寄生1年草
ヨーロッパ西部原産で、道端や河川敷に生える帰化植物。全体に白色の毛と腺毛があり、粘る。茎は直立して分岐せず、高さ40cmほどになる。葉は先の尖った狭卵形で縁には鋭鋸歯があり、無柄でやや密に互生する。茎の上部の葉腋に長さ2.5cmほどの黄色の唇形の花を1つずつつける。上唇はドーム状で下唇は大きく張り出し3裂する。果実はさく果、萼に包まれて褐色に熟し、小さな種子を多数出す。花期は5〜6月
学名は、Bellardia viscosa
ハマウツボ科セイヨウヒキヨモギ属
ヒキヨモギは葉が3片ほどの広線形の裂片に分かれる。
同じ場所で見た小判草
「小判」で検索。圧倒的に小判草を詠っている
- 小判草小判まぶしき庭薄暑 清崎敏郎
- 掌に受けて小判軽しや小判草 谷口雲崖
- 小判草小判まぶしき庭薄暑 清崎敏郎
- 小判草小判一連そろへけり 山本砂風楼
- 小判草手折りて小判手中にす 藤田あけ烏 赤松
- 掌に享けし小田原小判大福茶 飯田九一
- 舟を待つ夕日の色に小判草 浜 福恵
- 奥入瀬の風が揺らすよ小判草 石川星水女
- 小判草からから振って海へ出し 小山 二虹
- ふくらみし花の触れ合ふ小判草 中川 みさえ
- 小判草左右に咲きて犬を抱く 四ッ谷 龍
- 小判草振つてみてそれだけのこと 正木ゆう子
- 小判草ゆつくりと揺れ迅く揺れ 清崎敏郎
- みどりの穂こぼし初めたり小判草 山田みづえ
- 小判草風に喜ぶことをする 原田青児
- 小判草むやみに増えて子なき家 鈴木昌江
- 小判草磧へ径の消えてなし 上村占魚
- 膝の辺にゆれて親しき小判草 今井つる女
- 福笹をかつげば肩に小判かな 山口青邨
- 小判草摘んで千両ほどの音 小金千鶴
- むさし野や午後は風出て小判草 伊藤いと子
- 小判草遠くのやうな音に鳴る 森田桃村
- 引き抜いて意外に軽し小判草 関口加代子
- 小判草秋に似し灯に揺れやまず 山本夕村
- 小判草照りこぞりては茂りゆく 新村千博
- 小判草風来るたびに風笑ふ 池上樵人
- 福笹の大判小判重からず 嶋杏林子
- 福笹にきり~舞の小判かな 倉西抱夢
- 福笹をかつげば肩に小判かな 山口青邨
- 頬べたにさはる小判や戎笹 皿井旭川
- 月光にふるれば鳴らん小判草 津島俳車
- 学問も小判も囓つてみて師走 櫂未知子 蒙古斑
- 水門の丸ハンドルや小判草 藤田あけ烏 赤松
- 由良の門や瞑れば鳴る小判草 浜明史
- 漁婦みち風のゆくての小判草 敦賀晴川
- 小判草磧へ径の消えてなし 上村占魚
- 漁村 昼寝 風に鳴るのは小判草 伊丹三樹彦
- 浜五月尾がきかん気の小判鮫 野沢節子
- 小判草鳴りそこかしこ夕茜 櫛原希伊子
- 少年に果てなき渚小判草 茂里正治
- 狼のくひのこしたる小判かな 龍岡晋
- 山始小判も掘らぬ犬連れて 龍岡晋
- 小判草疼くごとくに熟れゐたり 加藤三七子
- 木洩日に狐色なす小判草 堀口星眠 樹の雫
- 太々や小判ならべて菊の花 榎本其角
二十日早や笹の小判が埃溜め
これは「二十日」もまたこう詠えば新年の季語になると意気込みをもって作ったもの。
今宮戎での見聞体験をもとに、15句作った内に一句。
今日の我が門前
ニゲラの風船が増え始めた
来年は家のまわりはニゲラだらけになるかも。↑の紫色に見えるものはリナリア。
昨年育てたものの零れ種で、かつ一度まとめて切り取った株から生えた2番花ないし穭花である。
ブラシノキ。年に何度も咲くが今がもっとも盛り。旧東富松川沿いで、南側が阪急の鉄路の為ため日当りがいい。
20年前にこんな花盛りの垣根を見たらご近所さんは驚いたはず。
今では尼崎でも珍しい樹とは言えない。
数日前の大雨で庄下川の岸辺はかなり汚れていた
目立った姿を見せていた黄菖蒲は対岸からでないと見えなくなってしまった。
かなり増水したようである。
今日あたりは旧に復している。長閑な午後
バイカウツギ
立葵
いつもの散歩はこの辺りでUターン。川の対岸を歩くか、東西どちらかに逸れて北上する。
それだけでは往復1万歩にはならない。
花は満開状態になるはこれから1週間くらいかかるであろう。
今日は西に向かい
立花小学校の傍を通って隘路、路地を選んで右往左往。
結局はまた庄下川右岸へ出た