カルーナもここ数年、よく見かけるようになった。
Wikipediaは、「ギョリュウモドキ属」の項で取り上げている。
ギョリュウモドキ属(ギョリュウモドキぞく)あるいはカルーナ属(カルーナぞく; 学名: Calluna)とはツツジ科に属する植物の属。単1種のみからなり、エリカに近縁だが花の構造等に大きな違いがある。主に欧米でよく栽培される。
↑はギョリュウバイ
エリカにもいろいろな品種があるので、最初はエリカの一種であろうと思っていたが、どうも少し違う種のように見えてきたので、
調べてみて、カルーナという名で売られているのを知った。
地表を覆うように伸びる常緑の低木[1]。高さは20-50cm程度で、非常に多く枝を出して密生する。葉は鱗片状で長さ2-3mmとごく小さくなっており、十字対生に茎に密生して付き、その葉が互いに寄り合っている外見はヒノキなどのように見える。
確かに花が咲いていない状態では、フィリフェラ・オーレのような矮性のヒノキの類に見える。
今の時期の(ニセ)アカシア
新芽のような葉が少し残っている。
↓家から駅前へいく途中でしかみたことがないノミノツヅリ
園芸好きのお家の前のカンパニュラの苗
カルーナには和名はないと思う。エリカにも和名はないと思うが、日本人には発音が容易で、歌謡曲のタイトルにもなっているので
良く知られている。よって例句もあると思う。
- エリカ咲く崎ふところの鰤場かな 杉山葱子
- 卓上のエリカに憩ふレストラン 塙 きく
- 花エリカ母国の違ふ墓並び 松本澄江
- エリカ咲くリタイヤ夫婦の喫茶店 初村迪子
- 船乗りの毛深き腕やエリカ咲く 磯貝碧蹄館
- 花エリカ雪後のごとくさびしけれ 角川源義
- エリカ咲くひとかたまりのこむらさき 草間時彦
- 声交はすとエリカ散りさうそれを買ふ 加藤知世子
- エリカ咲き干網つづく奥浜名 衣川 砂生
- エリカ咲き鉄扉をひらく異人墓地 渡辺 立男
- 鴎啼くエリカや折ればこぼるるも 小池 文子
- 風の道は海鳴りの道エリカ咲く 伊丹さち子
- エリカ咲き入江けぶれる朝の雨 山本 莎草
- 花温室のつづれる丘にエリカ咲く 広沢 道代
- エリカ咲く岬に白き美術館 桑野秀子
- 海の照りあまねく返しエリカ咲く 原田 早苗
- エリカといふさびしき花や年の暮 山口青邨
- 花エリカ風待ち港情厚し 田中英子
- 嬰児にもあるためいきや花エリカ 岡田史乃
「花エリカ」とか「エリカ咲く」で季語扱いだが、季節は?
角川歳時記は春としている。イギリスのヒースでは、7月でも8月でも咲いている。
エリカは日本では野生化していない。
午後1時半から駅前ビル内の会議室で所属誌の編集会議
終ったら夕闇の時刻で、本日シャッターチャンスわずか。