スイバ(蓚・酸い葉、学名:Rumex acetosa)はタデ科の多年草。ギシギシという地方名もある(ただしギシギシという標準和名を持つ植物はは同じスイバ属の別種)。また、スカンポ、スカンボなどの別名でも呼ばれることもあるが、これらはイタドリの方言名としても用いられることが多い。英名からソレルとも呼ばれる。北半球の温帯に広く分布し、田畑や道端によく見られる。
葉は長く、付け根は矢尻型になる。雌雄異株で、花は春から初夏にかけて咲く。葉を噛むと酸味があり、スイバ(酸い葉)などの語源となっている。
田畑や道端に多くみられる(5月)
1923年に木原均と小野知夫によって、X染色体とY染色体を持つことが報告された。これは種子植物に性染色体があることを初めて示した発見の一つである。スイバの性決定は、ショウジョウバエなどと同じく、X染色体と常染色体の比によって決定されている。
庄下川沿いにもスイバは春先から青々と茂る。
スイバとギシギシの違いを確認するために画像は沢山持っている。
淀川の広々とした河原に咲くスイバ
ギシギシを探しているがなかなかお目にかかれない。
葉の付け根をみるかぎり↑もギシギシではない
- 二階への梯子ぎしぎし遍路宿 今川 青風
- ぬきん出てぎしぎし高し小田の畦 高瀬夢生
- ぎしぎし江津潮の日 杉田久女
- 羊蹄(ぎしぎし)は世に多がほの枯野かな 野澤凡兆
ギシギシ(羊蹄、Rumex japonicus)はタデ科の多年草。やや湿った道ばたや水辺、湿地、田のあぜなどに生え、日本全国に分布する[1]。生薬名は、羊蹄(ヨウテイ)[2]。
一見スイバと似ているが、高さは、40-100cmになる。根もとに生える葉は、長さ10-25cmの長楕円形で長い柄があり、基部がハート形になるが、上部の葉は柄が無く幅も狭くなる[3]。葉の縁は大きく波打つ。茎の上部で分枝し多数の花序を出す。緑色で小さい花を輪生させる。花は花弁をもたず、6片の萼からなる。花期は、6-8月。[1] 花が終わると内側の3つの萼が発達し、翼となって3稜のある痩果を包む。この翼の縁に微細な鋸歯があり、背面には楕円状の瘤がある。
↑のスイバ(と私が判定したもの)だって1mはある。