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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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鍋乙女

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700㎡の土地に建つ15階建てマンション。まだ入居不可能。

手前は小児科医院。そのまた手前は有名な眼科医院。白内障手術1万件近い実績

こんなマンションの駐車場を出た車は、60㌔運転が出来る道に出るのにかなり手間取る。

 

駐車場回りの工事中。

駅から徒歩3分以内で到着できるが、車は一般道から住宅街へ入り込んだ後、3分では入庫不可能。

 

人と車とバスと自転車でごったかえす↑の道を抜ける以外に一般道へは出られない。

↑いかりスーパー発祥の地である。名義上は今でも本社はこの住所だと思う。

 

すでに完売したはずの1部10階のマンション

馬酔木や雪柳が躑躅と共に目だち始めた。

 

我が家の東も西も100mばかりの遠巻きに高層マンションが続々。

家の周りはミニマンション街となり始めている。

 

目下は駅前周辺のみが15階に規制緩和。

 

ベルフラワー。5月のロンドン郊外の公園では木下に群生していた。

 

和名は「乙女桔梗」。どちらでも例句は探し出せなかった。

 

乙女椿まろき雨飲む仰向きて 長谷川秋子
 
サーファーの乙女髪梳く葛の花 古賀まり子
 
雉子翔くる谿見下ろしに騎馬乙女 馬場移公子
 
玻璃越しに髪洗ふ妻乙女さび 高橋六一
 
風花や仔馬と駈くる阿蘇乙女 奥田恵美 『再度山』
 
桃の花弾みころげて乙女声 黄川田美千穂 『貝むらさき』
 
かたくりの花摘み乙女さびにけり 佐々木とく子 『土恋』
 
おん祭春日乙女が神馬曳き 本多炬生
 
汽車へ乗る頬しもやけの佐久乙女 岡田日郎
 
医王寺や乙女椿に実のたわわ 磯野充伯
 
丸顔の八つならびて鍋乙女 岩崎照子
 
海棠に乙女の朝の素顔立つ 赤尾兜子
 
花蘇枋乙女盛りを巫女溜り 堀古蝶
 
あらたまの春の野に出づ常乙女 沢木欣一
 
若菜摘むや乙女心は恋を知り 桑原百合子
 
どんど火に和服の乙女近寄らず 加藤弘一
 
若狭乙女美し美しと鳴く冬の鳥 金子兜太
 
居眠れる乙女マスクに安んじて 京極杞陽
 
冬ざれの乙女のピアス光りけり 富永芳子
 
くれなゐの笛の袋を冬乙女 鈴木鷹夫 大津絵
 
白き日傘の中を炎に乙女来る 鈴木鷹夫 渚通り
 
乙女がつくる八十八夜の艀の火 鈴木鷹夫 渚通り
 
乙女の香とすれちがふ青芒 千代田葛彦
 
鬼灯の花も乙女のごときかな 笠間愛子
 
紅蜀葵肱まだとがり乙女達 中村草田男
 
恋せよ乙女塗りたてボート待つている 石井和子
 
昆布干す襟裳乙女を恋ひにけり 阿部慧月
 
組紐に西日織り込む伊賀乙女 川合正男
 
上着手に乙女の闊歩夏は来ぬ 高橋光子
 
桑の花信濃乙女のつつましく 平沢桂二
 
春林に犬の男名乙女呼ぶ 飯田龍太
 
白魚汲乙女の白き膝の皿 中村草田男
 
祈る乙女墓原雀交み落つ 石田波郷
 
照鷽や吉備の乙女ら弓しぼる 神蔵 器
 
ふらここや韓の乙女のチマチヨゴリ 高野キミヨ
 
春窮のルージユ濃くせよ乙女たち 嶋崎専城
 
黒き瞳の乙女幾列卒業す 中島斌雉
 
相模乙女の髪の逆立つ大試験 星野石雀
 
露天湯は乙女らが占め朧なり 堀口星眠
 
人中に春立つ金髪乙女ゆき 野澤節子
 
螢袋夢二の面長乙女めき 高澤良一 素抱
 
声色の乙女に還る夏薊 高澤良一 随笑
 
横向きに乙女のひらく初神籤 高澤良一 宿好
 
片栗の蕾乙女の祈るごと 鮎澤紀子
 
乙女の琴よりはじむ花鎮 宮岡計次
 
乙女駈けて初電車得しを祝福す 石田波郷
 
被く紗の初髪にほふ跪坐乙女 山崎冨美子
 
空容れて旅の乙女の初鏡 大串章
 
餅花や吾子が連れ来し乙女の香 細川加賀
 
有るものを摘み来よ乙女若菜の日 高浜虚子
 
買初にしてふくれ初め乙女なれば 加藤楸邨
 
群像の乙女成人式の日よ 梅田実三郎
 
花びら餅姥にもかなひ乙女にも 森澄雄
 
照鷽や吉備の乙女ら弓しぼる 神蔵 器
 
千灯会灯す乙女のつゆけくて 野沢節子
 
経唱へ緋鯉を放つ奈良乙女 山田春生
 
伊江島の乙女ばかりの針供養 島袋暁石
 
踏み濯ぐ湯原乙女に石叩 吉田丁冬
 
山蟻とて乙女峠へ攀ぢにけり 成瀬桜桃子
 
通し矢の乙女二十才の袖しぼり 大久保正馬
 
越前乙女崖に貼りつき水仙切る 岸田稚魚
 
乙女山を背に大寺の雪しづる 上埜チエ
 
雪残る八乙女山や初つばめ 泊 康夫
 
小瀬の湯の熱きに乙女髪洗ふ 足立喜世子
 
月の道乙女峠へ一筋に 平野青坡
 
蓴採るアイヌ乙女の唄ひつつ 鈴木寿恵
 
針祭る乙女はたちの膝円く 河府雪於
 
寒灸の崩るる乙女つと泣きぬ 桜庭ひろみ
 
氷上の錐揉乙女鴇色に 赤尾兜子
 
乙女子の衣を裂きしのみ鎌鼬 馬場駿吉
 
乙女らの自決の壕や冬すみれ 佐藤三千子
 
遠富士に乙女峠は枯芒 後藤比奈夫
 
湯上がりの乙女子いり江かもめかな 加藤郁乎
 
冬の鵙時に石打つ乙女の鍬 飯田龍太
 
寒垢離の乙女なれども恥ぢらはず 小路紫峡
 
スキー服黒き乙女は吾に蹤く 石川桂郎
 
今日も紙干して明るき国栖乙女 田畑美穂女
 
しばらくは乙女椿を家人とす 丸岡忍
 
耶馬乙女少し粧ひ麦を蒔く 穴井研石
 
洗ひ髪孫のうなじの早や乙女 小野武子
 
黒帯で正座の乙女鏡割る 宮本修伍
 
紫蘇は実に佐渡の乙女の腫れ瞼 千田一路
 
里芋を泉に洗ふ乙女かな 岩井久美恵
 
黄落や踵を浮かす乙女像 加賀荘介
 
芝に生まれかつて乙女や生姜市 須加卉九男
 
阿波乙女腿すり寄せて踊るなり 山本良明
 
ゆく秋を乙女さびせり坊が妻 芝不器男
 
八十の乙女しくしく灸花 鳴戸奈菜「微笑」
 
紅蜀葵肱まだとがり乙女達 中村草田男「火の島」
 
巴旦杏熟れしをささげ峡乙女 野口雅秀(鶴)
 
百日紅乙女の一身またゝく間に 中村草田男「長子」
 
乙女らよ空蝉の背の割れざまよ 永島靖子「紅塵抄」
 
まこと恋知らぬ顔なり鍋乙女 大橋淳一(雨月)
 
丸顔の八つならびて鍋乙女 岩崎照子「かつらぎ選集」
 
鍋の紐膝まで垂れて鍋乙女 姫井苔青「来し方行脚」
 
乙女八人揃ふ青畳 高橋千之(年輪)
 
湖沿ひの参道長し鍋乙女 岡安仁義「磴高し」
 
恋せよ乙女塗りたてボート待つている 石井和子(響焔)
 
刈り寄せて乙女の腕に藺がしなふ 奥野勝司(風雪)
 
柔かく乙女の沈むハンモック 宋岳人(狩)
 
 

わたし、「鍋乙女」という言葉を知らなかった。

夏の季語らしい。

筑摩祭参列する乙女をいう

 

その筑摩祭も知らない。

 

滋賀県に鍋冠祭というのがあるよう。

画像は日本珍スポットより借用。

筑摩神社の祭礼らしい。この神社は福岡県ではなく、滋賀県米原にあるよう。

 

筑摩神社 鍋冠祭り

 

 

 

 

 

雲間草 最近にこの花を玄関前、門前花壇でよくみかける。

 

 

 

 


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