ここ数日の散歩中に出会った辻地蔵
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地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。
サンスクリット語ではクシティガルバ(क्षितिघर्भ [Kṣitigarbha])と言う[1]。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」「子宮」の意味で、意訳して「地蔵」としている。
また持地、妙憧、無辺心とも訳される。三昧耶形は如意宝珠と幢幡(竿の先に吹き流しを付けた荘厳具)、錫杖。種字は ह (カ、ha)。
大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を、その無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされる。
日本における民間信仰では道祖神としての性格を持つと共に、「子供の守り神」として信じられており[2]、よく子供が喜ぶ菓子が供えられている。
一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」と呼ばれる。
その場所が少なくとも江戸時代において往来が絶えない地点であったことを伝える。水辺にちかいところに在るものが多い。ということは江戸時代のあいだに何度か水難に遭いそのつど立て直されたのであろう。
↑阪神電車の尼崎駅を出て、南へ、築地方面を目指すと道路の分岐点に。
毎日を水を替える人がいる。
地蔵菩薩は忉利天に在って釈迦仏の付属を受け、釈迦の入滅後、5億7600万年後か56億7000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、現世に仏が不在となってしまう為、その間、六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れて衆生を救う菩薩であるとされる (六道能化〈ろくどうのうげ〉[3])。
虚空蔵菩薩と地蔵菩薩が一対で安置される例は京都・広隆寺(講堂)などにあるが、一般的ではない。
↓ 道標が立っている
右 中山 左 尼ケ崎 素戔嗚神社 の横手
お地蔵さんについてはジャパノートなど参照。
コピーできないので。
↑立派なお堂である。↓
- 春寒し地蔵の見えぬ地蔵岳 大木あまり 山の夢
- わらべ唄地蔵にひびき明けの春 堤 久子
- 草枯れて地蔵が示す道しるべ 福原十王
- 綿入れを被てゐる水子地蔵かな 谷口和子
- 田仕舞の地蔵に供華や年用意 角川源義
- 縛られ地蔵百の結び目きりぎりす 水口郁子
- 川波のあしもと洗ふ地蔵盆 斎藤梅子
- 子らが囃す夜空のまろさ地蔵盆 山田みづえ
- 柳川は水辺水辺の地蔵盆 江口竹亭
- 脛白き休日の父地蔵盆 岡本 眸
- 蕗の葉に蝋燭ともす地蔵盆 宮岡計次
- 北山へ遁げゆく雨や地蔵盆 成瀬櫻桃子
- 冬瓜にことに燭のいろ地蔵盆 森 澄雄
- 積みあげし竹瓮の中の地蔵盆 米沢吾亦紅
- おわら流し地蔵の辻を踊場に 茂里正治
- 芋子汁振り向くたびに地蔵岳 草間時彦
- もじずりの咲きて目洗地蔵道 西居 浩
- 孑孑の地蔵の水の他知らず 山尾玉藻
- とかげ這ひ縁切地蔵燭ひとつ 有馬籌子
- 干飯が匂ふ水掛地蔵かな 橋本鶏二
- 潮引くと地蔵囁く五月闇 鈴木真砂女
- 燕や合掌を解く地蔵岩 田川飛旅子
- 塩掛地蔵塩に盲ひて春逝かす 安住 敦
- 遭難の身代わり地蔵千鳥啼く 近澤 杉車
- 引き菓子の落雁甘く地蔵盆 大野 すみ
- ふるさとの地蔵盆会に会ふならひ 安藤 徳太郎
- 空を見る母は泣虫地蔵です 関田誓炎
- 地蔵盆海鳴路地の空にせり 茨木和生
- 地蔵盆木の根に赤子置かれある 黛 執
- 灯を低く飛鳥大仏地蔵盆 坂本宮尾
- 地蔵会の脚濡れてゐる竹牀几 岡本高明
- 地蔵盆たらちね肌の餅供へ 赤松子
- 捩り花地蔵無言の石並ぶ 河野南畦
- 義士祭や北向地蔵にも回向 森田 峠
- 艶ばなしさらりとありし地蔵盆 波多野爽波 『骰子』
- 町の音ややほとびたる地蔵盆 小林康治 『華髪』
- 捩り花地蔵無言の石並ぶ(津軽路) 河野南畦 『湖の森』
- わが松は縛地蔵に燃ゆる頃 阿部みどり女 『月下美人』
- 薔薇のとげぬき地蔵前四人下車 仁平勝 花盗人
- 雀らの顔の険しき地蔵盆 大木あまり 火球
- 芋子汁振り向くたびに地蔵岳 草間時彦
- 海の日焼子山の日焼子地蔵盆 飯田龍太
- 地蔵会の犬舌鳴らす潦 岸田稚魚
- 子が慕ふ下宿学生地蔵盆 大串 章
- 地蔵会や線香燃ゆる草の中 高浜虚子
- 地蔵盆よりあたらしき子らの箸 能村登四郎
- 町の音ややほとびたる地蔵盆 小林康治
- 地蔵会や近道を行く祭り客 蕪 村
- わが燭の遅れ加はる地蔵盆 橋本多佳子
- かげろふや禁酒地蔵の笠は猪口 鷹羽狩行
- 地蔵盆旅の姉妹の灯のうちに 平井孝子
- 屋台の灯ばかり明るく地蔵盆 関根章子
- 地獄絵に諭さるる子や地蔵盆 芦澤元子
- 地蔵会に行き遇ふ水の匂ふ町 神戸周子
- 地蔵盆酒くらい尼に好かれもし 古沢太穂
- 鷺赤くとんで日暮れて野地蔵会 落合水尾
- 抱き地蔵軽き八月十五日 犬塚南川
- 稲埃まとひて独り石地蔵 小池龍渓子
- 川狩や地蔵の膝の小脇差 一 茶
- 顔のなき間引地蔵に天草干す 高島 茂
- 蚊柱や地蔵ばかりの山の裏 仙田洋子 橋のあなたに
- 雪嶺や地蔵のごとく吾を残す 渡辺七三郎
- 草焼きて道現はるる地蔵盆 山下実
- 六波羅はいま陋巷の地蔵盆 西尾砂穂
- 両の手の吾が子よその子地蔵盆 宮城きよなみ
- 幻燈はいま西遊記地蔵盆 大堀たかを
- 地蔵盆とみに露けくなりにけり 河原白朝
- 涎掛け取替え在す地蔵盆 松井蕪平
- さまよへるちさき螢や地蔵盆 五十崎古郷
- 地蔵会や高くひびくは母の鉦 中村若沙
- 地蔵会や芒の中に灯のともる 長谷川零余子
- 地蔵会や線香燃ゆる草の中 高浜虚子
- しもつけや鼻欠け地蔵笑み給ふ 本田一朋
- 首のなき地蔵の列果て花御堂 中村草田男
- 地蔵盆山より闇の下りてきし 成瀬櫻桃子
- 地蔵会や漏斗を据ゑて賽銭箱 西山泊雲
- 地蔵会の犬舌鳴らす潦 岸田稚魚