イチビの花は歳時的には秋の季語であろう。
8月が花期だから。
でも8月には、多くの花は実になってしまう。
今年は家の近所3か所でイチビの花を見た。
そのうち一番先に枯れてしまった場所を覗くと
こぼれ種がいくつも芽を出し、花を咲かせていた。
接写はなべて失敗。
その更地の他の住人
↑センダングサが立派。まだ花が咲いていないので、何センダングサか種類は分からないが
多分アメリカセンダングサである。
イヌホウヅキ、笹、エノコログサメ、メヒシバ、チチコクサなど
イチビは、「俳諧歳時記」では、夏の季語として掲載されている。例句はあがっていない。
よって以後発行の歳時記では項目自体が省かれたかも。ホトトギス歳時記に記載なし。
今の季節にはコミンカソウもよく見かける。
コミカンソウの群生は珍しくない。
コミカンソウ(小蜜柑草、Phyllanthus urinaria)はコミカンソウ科(従来の分類ではトウダイグサ科に入れる)の一年草。別名キツネノチャブクロ(狐の茶袋)。
高さは10から40センチ、直立茎は紅色を帯び、それから分枝のない小枝を横に出す。葉は長さ1センチ前後の長楕円形でほとんど無柄。直立茎では下部にのみやや大きい葉が着き、上部では鱗片状に退化しているが、小枝には左右2列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉のように見える。また小枝の葉は就眠運動し、夜には2列が上側へ閉じる。その点でもマメ科植物の複葉に似ている。
花は単性で、萼片(6個)と雌蕊(1個、子房上位)または雄蕊(3個)からなり、緑白色で直径1ミリほど。小枝の葉腋から下向きに夏に咲き、ほとんど無柄。小枝の基部から中央部には雌花、先端部には雄花が着く。果実は直径3ミリ程のやや偏平な球形のさく果で、多数の種子を含み、赤く熟し表面には横方向の凹凸が多い。そのため、見かけは小さなミカンを想わせ、和名の由来にもなっている[1]。その形は、羽状複葉の主軸の下側に実が並んでいる、と見える。
尼崎市から伊丹市へと変わる地点。未舗装の用水路沿い抜け道。
右側はびっしりとコミカンソウ
ハナトラノオ カクトラノオ