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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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アカシア

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ほのかな匂い。ジャスミンとは違う。アカシアの蜂蜜は有りだが、ジャスミンはないと思う。

しかしアカシアの花期は長くはない。養蜂業者は多忙であろう。

もっともアカシアの蜂蜜は、この↑ニセアカシアではない、黄色の花の咲くアカシアを指すのであろうか。

根元のナガミヒナゲシはすでに終わり。

 

阪急百貨店のショーウィンドゥ。今月はルイビトン

大きな広いブースにカバンが一つ。その絵柄が背景に拡大。

ゴッホ

 

ルーベンス

それぞれ価格表示。

 

ゴッホは二つのブースで。

ゴッホは例句も多い。

冬ざるるセザンヌの耳ゴッホの耳 行方克己 知音
 
耳なしのゴッホ芳一文化の日 長谷川双魚 『ひとつとや』
 
ゴッホの画秋草くらき彩多し 柴田白葉女 『夕浪』
 
水澄むやゴッホの火の眸我に見る 石原八束 『秋風琴』
 
贋物は暑しゴッホの向日葵よ 本城佐和
 
黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎに来る 角川春樹
 
耳袋ゴッホ生涯安堵なき 冨山青沂
 
オーバー重し太陽燃ゆるゴッホの絵 野村慧二
 
ゴッホの星八十八夜の木々の間に 相馬遷子
 
黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎに来る 春樹
 
枯蓮はゴッホの素描空透ける 三浦加寿子
 
青春のゴッホに似たり青みかん 佐野竹の子
 
自称ゴッホ橋に絵を売る炎天下 行沢雨晴
 
うろこ雲ゴッホの教会動かざり 関森勝夫
 
ゴッホ墓所南へ渡る鳥の群 関森勝夫
 
ゴッホ来るごとし麦蒔を待つ畑 関森勝夫
 
病み臥す視野二月暦にゴッホの絵 北野民夫
 
黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる 角川春樹(1942-)
 
空へ石階 行方知れずのゴッホの耳 伊丹公子
 
ゴッホが見し麦と鴉に阿蘇で遇ふ 津田清子
 
ものの芽の渦巻き上がりゴッホの絵 長谷川かな女
 
まつすぐにゴッホの麦として伸びむ 佐川広治
 
耳なしのゴッホ芳一文化の日 長谷川双魚
 
向日葵の黄の純粋もゴッホ以後 野見山朱鳥
 
口笛ひゅうとゴッホ死にたるは夏か 藤田湘子

セザンヌは

冬ざるるセザンヌの耳ゴッホの耳 行方克己 知音
 
雪靴をもてセザンヌの前に立つ 田川飛旅子 『花文字』
 
セザンヌの描きし色味春北風 新山郁子
 
雪きびしセザンヌ老残の記を読めり 水原秋櫻子
 
セザンヌの絵画と同じ秋果買ふ 藤井寿江子
 
セザンヌの筆の余白に秋の声 岡田 貞峰
 
冬ざるるセザンヌの耳ゴッホの耳 行方克巳
 
雪靴をもてセザンヌの前に立つ 田川飛旅子
 
虹りゆく朝半宵丁にセザンヌるかな 加藤郁乎
 
セザンヌと林檎のごと一生君も釘打て靴に 橋本夢道 無礼なる妻
 
雪きびしセザンヌ老残の記を読めり 水原秋櫻子

ルーベンス、0.

 

 

 

 

 


詰草 爪草

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↓淀川右岸

庄下川沿岸では見られない風景

何故なら河岸がせまく、遊歩道を含め護岸のためのセメントと石組みのため草原が成り立たない。

川の端にできる土溜りは水分が豊富で、水に強いあるいは水分を好むミゾソバやタカサブロウやスイバなどが、少し乾燥した部分はイヌタデやススキやアシなど背の高い草が

覆いつくし、石組みの隙間は万年草やポリゴナムやツタバウンランやトキワハゼが占領する。

 

 

近縁の植物に、モモイロシロツメクサ(モモイロツメクサ Trifolium repens f. roseum)、ムラサキツメクサ(アカツメクサ Trifolium pratense)、ベニバナツメクサ (Trifolium incarnatum)、タチオランダゲンゲ (Trifolium hybridum)、ツメクサダマシ (Trifolium fragiferum) などがある。

 

 

↑画像の手前 カタバミ

私はこれが苜蓿だと思っていたが、米粒詰草

コメツブツメクサ(米粒詰草)

天気が良かったので、テントを張って憩う家族がいた。

↑に見える阪急電車の3線(京都線、宝塚線、神戸線)の鉄橋の南は、河川敷は野球場などに利用されており、それより川べりは湿気が多すぎるのか、これほどのクローバー群落は見られない。

さらに座り込むように近づくと、マツバウンランが姿を見せる。か細いので、遠目には見えない。

 

マツバウンラン

これは家の近くでみたもの

 

クローバーなら例句沢山あるはず。

詰草で検索。

詰草咥えて世阿彌のひびきあり 中北綾子
 
詰草飯盛ることののどかなり 新間絢子
 
逃亡や白詰草に膝を折り 柿本多映
 
詰草たどれば渡来人の裔 柿本多映

シロツメクサはオランダあたりからやってきたのではないか?

 

ウィキペディア:

 

シロツメクサ(白詰草、学名:Trifolium repens)はシャジクソウ属多年草。別名、クローバー。原産地はヨーロッパ。花期は春から秋。

 

原産地はヨーロッパだから、柿本多映さんの句には「誤謬」がある。

 

ウィキさん続けて。

 

漢字表記は、「白詰草」。詰め草の名称は1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来する。

日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化した帰化植物根粒菌の作用により窒素を固定することから、地味を豊かにする植物として緑化資材にも用いられている。

 

爪草

 

身も軽し白爪草を踏み行けば 西村和子 窓

 

明らかにこれは表記間違い。

 

爪草 我が家の家の前

↑いまからが花時。

舗道の端の隙間に、どこででも見かける。

 

 

北ドイツの街角花壇の群植を見て感激。日本に戻ってきて何年か挑戦。

育つけれど、高温に弱い感じだった。ルピナスや登藤で何句か作った記憶があるが、

記憶だけで1句も再現できない。

 

 

↓緑化植物園の木陰で咲いていた。

ニワゼキショウに似ている。セキショウだろうか?

セキショウ画像で検索したら葉っぱばかりで、花の紹介がない。

ウィキさんは花は淡黄色とある。↑の花淡黄色とは言えない。

猫缶さんご存じでないですか?

 

桐  

落花

 

 

 

ベゴニア

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市販の苗といえども、うまく育てておられる。

いつもその前を通るのを楽しみにしている園芸ご夫婦の門前。↑

↓は尼崎で一番のお家

(西洋)紫陽花とチューリップが5倍子とともに花時。

 

何処の家かは知らないが、門構えも立派。

実写ではない。画像転写である。

この名前の表札はみたことがない。近所に行けば、加登さんだらけかも。

 

市内の開催のコンクールの結果が緑化植物園の事務棟入り口付近に展示されていた。

これは↓皐月展(今年は5月20日から開催)のもの

 

菊花展のもの

 

↓はボランティアグループが町角に作ったものの最優秀作

 

コミュニティー制作のもの  ↓は幼稚園の門内(ただし門前の通りから見えることが受賞の条件)

我が家のように門前の排水溝の上を利用したものは、応募対象外。

 

オオデマリ  ピンク

これは今日の実写。

尼崎市内では、美作のノースビレッジのような大株の群植はみたことがない。

7日まで緑化植物園ではベゴニア展をやっていた。

それを直売。球根ベゴニアは手に負えないので、触手は伸びないが、

ワイフ同伴であったので、一鉢買うことに。

 

 

 

 

 

 

 

今日買ったのは白

 

背景はワイフの祖父の描いた絵と母親の俳句短冊。

球根ベゴニアや胡蝶蘭の夏越しは初めから諦めている。

 

も銀もまだ草若葉 浦野芳南
 
香を残すのやどり哉 松尾芭蕉
 
家族四人雪夜はのつぼみほど 高野ムツオ 鳥柱
 
のあえかの花に片時雨 行方克己 知音
 
温室一歩曇る眼鏡に百種 大津希水
 
咲いていささかは岩もあはれなり 北原白秋
 
局塚その面影の紫咲き 下村ひろし
 
港町隠岐風を軒なみに 草村素子
 
のむらさきうすく雨催ふ 角田不説
 
五千鉢の匂ひて夢心地 後藤弘子
 
の香や派手を承知のアロハ買ふ 城 太郎
 
白きやがて匂へり見つつあれば 加藤楸邨
 
の香はほしいままなるものならず 細見綾子
 

 
鋳や漁夫に飼はれて静かなり 有馬朗人
 

 
や山の音とは風の音 八染藍子
 
活け吉川英治夫人の家 天野慶子
 
や秩父も奥のどんづまり 江口千樹
 
の花とりすつる雲の中 飯田蛇笏
 
室咲きの栄光といふの花 渕野 なぎさ
 
と云ふも美し穂に出でし 斎藤 みつこ
 
吊されし折鶴の風にゆれ 石井 小藤
 

 
にふるさと遠き女かな 長谷川 耕畝
 
神の木に風咲くと皆仰ぐ 亀田 俊美
 
咲く雨上りたる石に觸れ 香下 寿外
 
こてふ花の盛りの長きかな 芦苅 タマキ
 
 
春の老によき部屋当がはれ 森 竜南
 
に首をかしげてゐる男 出羽 智香子
 

 
透ける洋の呼吸音です植物園はいま 浅沼参三
 

 
 
川の夢を投じてをはりけり 飯島晴子
 
一鉢のの生気を父のこす 中山純子
 
の香や眉じり細くひきをはる 鷲谷七菜子
 
ある時は淋しき花とを活け 稲畑汀子
 
の香にかなひて眠る薄瞼 飯田龍太
 

 
硯の陸風の香は漂うか 赤尾兜子
 
のやどり一村あがなわる 上田睦子
 
香に顕ちて風白き風となる 穂坂日出子
 
に隠れし風の見えにけり 後藤比奈夫
 

 
雨を見て眉重くゐる紫かな 岡本 眸
 
咲く蟻の巣の上ふうわり跳ぶ 堀之内長一
 
咲き軒端流るる水の音 大堀鶴侶
 
散華いまし飛翔の葉ぶりのまま 堀 葦男
 

 
に添えば消えてゆく痛み 本田ひとみ
 
ドア開ける度び春の匂ひ立つ 稲畑汀子
 
は日を吸ひ落葉日を返へし 上野 泰
 
杣出の渓春のふるへをり 石原八束
 
の影濃くうすく昼しづか 桂 信子
 

 
鋳の真正面の目玉かな 細川加賀 『玉虫』
 
咲くつかず離れず子と暮し 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
↑作者名に蘭を含むもの、句種名の蘭などを省くと、最初の百句はかなり目減り。
全部で500句以上と出た。
 
 
「胡蝶蘭」では6句
 
 
胡蝶蘭花芯の紅を夜へ閉ざす 深谷雄大
 
胡蝶蘭花を沈めて活けらるる 高浜年尾
 
胡蝶蘭いささかの怨なしとせず 神尾季羊
 
胡蝶蘭抱へて妻の実家訪ふ 船坂ちか子
 
導かれ来し一卓の胡蝶蘭 後藤夜半
 
師の受賞寿ぎ句座に胡蝶蘭 伊藤和子

 

ベゴニアでは、「俳句検索」したことがある。数は少なかった。

「筆任せ」なるブログを検索

 

どの家もベゴニアゆるる異郷かな 重政民子
ベコニアに雨がとろとろ降りゐたり 高澤良一 暮津
ベコニヤの葉も見事なる賜りし 鈴木貞
ベゴニアの出荷の車ゆっくりと 村井信子
ベゴニアの寄植え母と子の花壇 小川ユキ子
ベゴニアの花がサラダに巴里祭 いさ桜子
ベゴニアや恋の舗道のプランター 阪尻勢津子
ベゴニヤに香はなき夜の疲れかな 林原耒井 蜩
ベゴニヤの葉も見事なる賜りし 鈴木 貞
ベゴニヤの鉢の彩り揃へけり 稲畑汀子
ホームヘルパー先づベゴニアに水遣って 村本畔秀
月のベゴニヤ月と曇らむ風立つや 林原耒井 蜩
温室にベゴニアわれら遅々として 山崎聰
留守がちの日和ベゴニア花増やす 守谷順子
船長の部屋のベコニア梅雨昏く 五十嵐播水 埠頭

 

特定の花などに限っては、この方の調査の方が優れているかも。

他にも近刊の俳誌を数多く対象になさっているものもあるが、

エクセル利用の一覧なので、引用しにくい。

 

ワイフはなんじゃもんじゃの花をこのブログで見て、

昼食付き同伴を申し出たのだが、なんじゃもんじゃの花期短かである。

 

選挙報ナンジャモンジャの花季短か

 

 

替って、薔薇が咲き始めた

薔薇に特化なさっているお家の垣根

網目越しに中の様子。ヒオウギであろうかびっしりと満開。

薔薇もかなり咲いていた。

緑化植物園内では、

山椒薔薇↑

 

 

↑難波茨

なでしこ

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薔薇の家の前を通ったら、薔薇園の主が庭に出ておられたので、

声をかけて中へ入れてもらった。

この花の名前を聞いて、家に戻って検索してもその名前ではこの花が出てこない。

 

薔薇は咲きそろってきている。

もとは一軒家であったが、敷地に高層マンションを建て、1階部分を住居としておられる。

 

そのまた近くのマンションの前

 

 

シャリンバイ

 

シャリンバイの植え込みは町中にあるが、なかなかこんな風には咲きそろわない。

特にこの色の花を咲かせるシャリンバイがいい。

 

咲きのこりつつ惻々と車輪梅 河合凱夫
 
乙字生家黒実つぶらな車輪梅 八牧美喜子

ナデシコも今が旬

 

 

↑ボランティアグループの植え込み

横に大きな選挙公報版が設置された。↓

撫子の老撫子を撫でながら 永田耕衣 人生
 
吹かれゐる浜撫子にあそび海女 木村蕪城
 
かさねとは八重撫子の名なるべし 曽 良
 
海霧うすれきて撫子の吹かれどほし 清崎敏郎
 
撫子や狂へば老も聖童女 福田蓼汀
 
撫子恋知り頃の海女にして 臼田亜浪
 
大阿蘇の撫子なべて傾ぎ咲く 岡井省二
 
やさしい色に河原撫子馬が佇つ 和知喜八
 
岬に咲く撫子は風強ひられて 秋元不死男
 
撫子の受け流し立つ阿蘇の風 日高 義治
 
撫子のひとひら欠けて迷子の記憶 平井久美子
 
撫子の花にそひくる雨明り 澤村昭代
 
昭和すでに撫子はみな何処へ行きし 中村苑子
 
撫子のまなじりを裂きそめしかな 関口比良男
 
石垣に撫子旅の妙な時間 加倉井秋を 『真名井』
 
撫子や吾子にちいさき友だち出来 加倉井秋を 『胡桃』
 
竹筒に撫子をさす豪雨かな 大木あまり 火球
 
撫子や狂へば老も聖童女 福田蓼汀
 
岬に咲く撫子は風強ひられて 秋元不死男
 
撫子や島に一つの放牧場 高橋悦男
 
撫子も草の庵も富士のもの 高浜虚子
 
撫子の花野浄土となりにけり 沢木欣一
 
撫子をゆりて因幡へゆく列車 山崎一枝
 
口紅は母に貰ひし撫子や 木野愛子
 
撫子や吾子にちいさい友達出来 加倉井秋を
 
夏蝶や孫の産着の水洗い 桑山撫子
 
ゆつくりと絵日傘たたむ妊婦かな 桑山撫子
 
撫子を束ねし土の湿りかな ほんだゆき
 
河原撫子僧に忘却問はるるも 伊丹さち子
 
撫子や河原によどむ真昼の日 墓田まさこ
 
撫子や恋知りそめし稽古海女 野中亮介
 
撫子の咲き澄む泉汲みにけり 中村 四峰
 
撫子の径を下りきて海女となる 森本蒲城
 
撫子や雌伏のさまの日本海 池上樵人
 
撫子や狂へば老も聖童女 福田蓼汀
 
岬に咲く撫子は風強ひられて 秋元不死男
 
壺に挿して河原撫子かすかなり 田村木国
 
撫子や吾子にちいさき友達出来 加倉井秋を
 
撫子やただ滾々と川流る 山口青邨
 
摺えゐる撫子に水太く打つ 日野草城
 
撫子や海の夜明の草の原 河東碧梧桐
 
霜の後撫子咲ける火桶かな 芭蕉
 
撫子や吾子にちいさき友だち出来 秋を
 
昭和すでに撫子はみな何処へ行きし 苑子
 
茎ながき撫子折りて霧に待つ 悌二郎
 
撫子や波出直してやや強く 照雄
 
撫子や堤ともなく草の原 虚子
 
撫子や濡れて小さき墓の膝 草田男
 
朝風や撫子ふせる雨の後 吟江
 
撫子の節々にさす夕日かな 成美
 
撫子の露折れしたる河原かな 士朗
 
撫子やそのかしこきに美しき 惟然
 
撫子のやうな彼女と思ひしが 稲畑廣太郎
 
撫子のはなみな濡れて雨に垂るかかるかたちのやさしさもあり 田野陽
 
撫子の脇を思へば河ばかり 永田耕衣
 
撫子の紅もかなしき捨扇 山口青邨
 
かさぬとは八重撫子の名成べし 曽良
 
撫子や夏野の原の落し種 守武
 
酔うて寝ん撫子咲ける石の上 芭蕉
 
撫子や高野の道の地蔵堂 河東碧梧桐
 
撫子に風を入るるや雲雀鷹 冶天
 
伊勢撫子さにづらふ初陣のサッカー 塚本邦雄 甘露
 
撫子に草丈のみなすぐれけり 石田勝彦 秋興
 
撫子のふしぶしにさすゆふ日かな 夏目成美 (1749-1816)
 
かさねとは八重撫子の名成るべし 河合曾良 (1649-1710)
 
水灌ぐ撫子畑の手桶かな 会津八一
 
畫き得て八重撫子の胡粉かな 会津八一
 
撫子の八重は一重は緋は白は 会津八一
 
撫子の根に寄る水や夕河原 泉鏡花
 
撫子は七草のうち紅き花 永井龍男
 
撫子にはじまる句碑の秋の草 深見けん二
 
撫子を摘みし束の間富士を見し 山田弘子
 
分校の子に撫子のひるの雨 大峯あきら
 
仰ぎみる高さや子規の撫子図 辻桃子
 
撫子の花野浄土となりにけり 沢木欣一 往還以後
 
撫子や我が跡空の動くらん 永田耕衣 葱室
 
撫子や我が跡空の動くらん 永田耕衣 葱室
 
撫子の老夏くねりを皆愛す 永田耕衣 物質
 
撫子や死なで空しき人のむれ 永田耕衣 冷位
 
撫子にふんどし干すや川あがり 亡-嵐蘭 芭蕉庵小文庫
 
動きなき岩撫子や星の床 曽良 七 月 月別句集「韻塞」
 
撫子の池は落さじ麻地酒 史邦 六 月 月別句集「韻塞」
 
撫子の泄(も)れは落さじ麻地酒 中村史邦
 
撫子や海の夜明の草の原 河東碧梧桐
 
撫子や父に仕へて画を学ぶ 深川正一郎
 
撫子やぬれて小さき墓の膝 中村草田男
 
撫子にはじまる句碑の秋の草 深見けん二
 
撫子の暑さ忘るる野菊かな 松尾芭蕉
 
霜の後撫子咲ける火桶哉 松尾芭蕉
 
酔うて寝ん撫子咲ける石の上 松尾芭蕉
 
撫子にかかる涙や楠の露 松尾芭蕉
 
暑き日や撫子つまむ山のかげ 松岡青蘿
 
撫子に霜見むまでの暑かな 高井几董
 
よろよろと撫子残る枯野かな 尚白
 
たらちねやかくなでしこ(撫子)の草枕 立花北枝
 
撫子やそのかしこさにうつくしき 広瀬惟然
 
かるがると荷も撫子の大井川 広瀬惟然
 
酔うて寝ん撫子咲ける石の上 松尾芭蕉
 
かさねとは八重撫子の名成るべし 河合曾良
 
撫子のふしぶしにさすゆふ日かな 夏目成美

 

これは造園業主の事業所兼お屋敷前のなでしこ。背後を流れる川に名があるのかどうか?

東富松川へ流れ込む。魚道にしか水がない流れが、↑の水を受け止め、魚道から溢れるようになる。

↓公園の植え込み(これもボランティアグループの制作管理)のなでしこ

公園の近くのお家のギョリュウバイ

 

 

 

思い出

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父方の従兄は多数いるが、その一人から貰ったギボウシ。

もう20年も前のことである。

5号鉢のものを貰ったが、大きなプランターへ移し、

さらにそのプランターを潰して、(ひっくり返しても株をプランターから引き離すことが出来なかったので、)を株分けして3年目か?

通常の60センチタイプのプランターからおおきくはみ出すまでになった。

株の一部が先祖帰りして、斑がなくなっている。

もう盛りを過ぎているが、白のタツナミソウ。

道路を隔てた北側の家の園芸好きな主婦さんから去年いただいた。

大きな8号鉢に移して隙間があったので、ロベリアを二株あとから植えこんだ。

 

↑花は終わってしまったが、チョウジソウ。

これは美作のMrs Kから頂いたもの。この鉢に移してからでも5年以上経つかも。

根詰まりを起こしているのか、毎年株が小さくなっていく気配。

今年はこれも株分けの予定。

 

これも花はとっくに終っている。キチジョウソウ。

3年まえにご近所のブロッグ名館長さんからいただいたもの。

今年は初めて花をたくさんつけたが株が混み合ってきたので、株分けした。

ホトトギス。今や庭中に蔓延っている。その一部をプランター植えしているが、

いまやぎゅうぎゅう。これも一株、美作から持ち帰ったと記憶しているが、

どの家の庭からの収奪品か思い出せない。

 

他にもコムラサキやベゴニアなども思い出と共に管理している。

今は同じく思い出とともに、綿と鶏頭の苗を管理中。

 

昨年の9月末に蒔いたロベリア、

ようやくロベリアらしくなってきたが、花が株を覆うまでには、生育適温を越えてしまいそう。

摘芯は一度もしなかったので、穂の背の揃いが悪い。

 

句会参加のために神戸三宮の中央区役所横のビル、勤労会館へ。

1階は図書館。2階が事務棟。3階以上に各種の部屋がある。

その一室が句会場。

ビルの入り口に大きなコンテナが4つ。

チューリップが植えられていたようだが、夏向けの管理は全くなされていない

 

トキワハゼがいくつか↑チチコクサやかたばみ。

↑はタビラコの花盛り↓

出句4句

「紙」が兼題

紙魚という魚陽だまりの縁側に

ドアノブのわずかな軋み五月来る

なんだかんだとヒトツバタゴの花の下

あご竹輪齧り川沿い柳路

 

 

 

 

 

 

 

 

シシリンチウム

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のぞき見した庭のこの花の名前を聞きのがしたと書いたが、

猫缶さんからニワセキショウであると教わった。園の主が発音したのは、シシリンチウムであったが、これが正確に聞き取れなかった。

「シシリンチウム カリフォルニアスカイ」の画像検索結果

 

名前が分かれば、無数の画像で確認できる。

 

 

 

 

昨日の句会の折ではなく、昨年の何時かの句会で、アカンサスの句を出したら、

アカンサスってどんな花か知らないという人がいた。

その人は、神戸三宮の句会からの帰りは、JR三ノ宮駅の中央北口から神戸地下鉄の駅に通じるエレベータ―を利用なさるのを知っていたので、

 

駅の北口、エレベーターコーナーの東側側面の緑地に植わっているとお教えしたことがある。

 

その場所は、最近喫煙コーナーが設置されたが植え込みは残っていた。

 

 

 

 

↑右の部分が、阪急電車三宮駅の構内につながるが、この狭い部分に高層ビルを建設するということで、目下囲われている。よって阪急電車の東側改札を出て、JR駅やモノレール駅を越えて東の方面へあるくにはかなり遠回りをせねばならない。

 

↑阪急とJRが並行して走っている高架の向うに、そごうのマークが見えるが、

H2O(阪急阪神グループ)がこの店の営業権を買い取るということが昨日、今日の新聞で報じられていた。

植え込みの周辺↑↓

 

「神戸」で俳句検索を検索

削除なしでコピー(但し、俳号の一部である神戸は削除)

ベレーはみ出る白鬢 神戸でなら死にたい 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
神戸美し除夜の汽笛の鳴り交ふとき 後藤比奈夫
 
 
立つて逢う師走神戸の坂の上 鈴木六林男
 
教堂に純白の壁原爆忌(神戸にて) 飴山實 『おりいぶ』
 
吾等の祖の村土黒し蝶鮮らし(内田稔神戸より来たり遊ぶ登呂遺蹟) 飴山實 『おりいぶ』
 
ベレーはみ出る白鬢 神戸でなら死にたい 伊丹三樹彦
 
エトランゼ神戸の落葉踏みをれば 山崎みのる
 
 
海は春入渠の船のうすき煙 誓子 (神戸三菱造船所浮船渠)
 
黒揚羽神戸の花を病ましむる 攝津幸彦
 
海青く~神戸の余寒かな 久保田万太郎
 
神戸在住七十餘年カン~帽 岩木躑躅
 
さしのぼる月の谺のきんひばり 神戸
 
泪脆くて綿虫のよく見ゆる 神戸周子
 
杉の実や神戸が裏のほとの神 岡井省二
 
神戸の灯ふり切りて月上りけり 江川虹村
 
海青く~神戸の餘寒かな 久保田万太郎 草の丈
 
生き難し華人下り来る神戸の坂 鈴木六林男 荒天
 
箒老人 いつそう屈まる マロニエ散る 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
ずうつと抱擁 ずうつとシヤンソン そんな夜長 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
フォロ・ロマーノでの瞑想姿勢 白色の 黄色の 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
嗤ぐために 原爆忌のデモ 那覇からもだ 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
潮風ちぎれの鉄柵 最果灯台は 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
亦も肩をすくめて 失語の 落葉のパリ 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
あれは芦笛 漂着譚の 父祖呼びの 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
飛ぶは鴉ばかりで パリの寝坊な屋根 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
それから それから 棒パン抱き合う朝の会話 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
日本人妻 遅参 エスカルゴの晩餐 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
杭打つて 一存在の谺 呼ぶ 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
裸マヌカン 容易に抱かれ 春の舗道 伊丹三樹彦 覊旅句集三部作 神戸・長崎・欧羅巴
 
神戸美し除夜の汽笛の鳴り交ふとき 後藤比奈夫 花匂ひ

 

 

 

 

木津

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今日見たニワセキショウ。栽培されているものではなく、野草である。

↓大阪地下鉄御堂筋線大国町駅への地下通路入り口付近

この種のものもよく見るが公園の草地ではもっと小柄のものもみる。

最近見た近くの近隣公園のニワセキショウ

もう少しするともっと数多く姿を見せる

 

御堂筋沿い、大国町駅近くにある大国神社

 

木津勘助像

「木津」で検索したら木津川の句が1句くらい出て来るかと思ったら、

姓の末尾が木で 津が名の初めの文字である人の句や、

句の末尾が木で、津から始まる姓の人の句などが、木津という名の作者のくとともに

100句以上登場

 

 

↓のようなものも

 

石碑の文字は読めない。

以前に所属していた俳句結社に高校の国語の先生がいた。

ある句会で「おりぐちのぶお」と発音なさった。

 

この歌碑をみてそのことを思い出した。

こんな標識を見て、中国語では自転車のことを自行車と表現すること。

韓国語では「駐輪」に相当する表現があることを知った。

よって「駐輪」は中国にはない熟語であると推定できる。

 

南海電車の本社ビルに隣接した施設で、「まちfライブラリー」に関する報告を聞いた。

木津卸売市場の風景

もちろん大方の取引は終わっていた。

 

市場まで父もつき行く初荷かな 森 竜南
 
福詣一福神は市場裏 富田直治
 
或る晴れた日の繭市場思ひ出す 加倉井秋を 『午後の窓』
 
市場きさらぎの灯はまたたかず(越前三國港) 上村占魚 『橡の木』
 
大根干す青物市場のフエンスにも 五十嵐波津子
 
鮫一つ雪の市場にあるばかり 津江碧雨
 
いとゞ飛ぶ電球暗き市場にて 三谷昭
 
蛆虫の市場は遠い掌の焔 伊賀元一
 
或る晴れた日の繭市場思ひ出す 加倉井秋を
 
夕の鐘苗木市場の裏手より 飯田龍太
 
百頭の飾り馬来し市場かな 為成菖蒲園
 
春燈の昼は消えをる市場かな 如月真菜

焼きそば

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神戸市北区淡河の一角で、年3回、

やきばとたこ焼きを焼くこと、トレイに分けること、試食することを楽しむ会を催している。

今日は好天に恵まれ楽しい一時を過ごした。

外気温は25度近くあったが、湿度はそれほど高くないので鉄板の高温もそれほど気にならない。

 

年に一度ないし2度は、この施設のご近所さんや駐在さんや学校の先生方も招くので、

たこ焼き、焼きそばの焼き上げ量も大幅に増えるが、きょうは内輪の会なので主催者の負担も軽い。20人ほどで役割を分担。

そば3玉のために↑この量の豚肉とキャベツを混ぜる。

屋台で500円で売られる焼きそばでは10玉焼いてもこれだけのキャベツは使わないであろう。

 

右側の2本の手が主役で、向いにもう2本助っ人が立つ。

ここへそば玉3つを加え、最後にもやしを投入。

焼き方、焼き順などは、私が考案。普段家でやっている方法に準拠。

家で焼く場合は、さらに玉ねぎピーマン、ニンジン、生シイタケを加えるので

野菜炒めの中にそばが交じっている感じになる。

しかも↑のような大きな鉄板は使えないので、

そばの腰が抜けないようにするためにいろいろ工夫がいる。

大きな鉄板を使う場合には、たとえばそばを焼く段では、

野菜と肉を脇に寄せれば、そばに水分が入らないうちに前焼きできる。

↑焼きあがった焼きそばをトレイに移している。3玉分を6つの発泡トレイにわける。

それにたこ焼き6個を加え、別に用意された汁物や和え物と一緒に食べる。

いつもはこの種の画像紹介がないのは、私が右側の2本のこてをあまり離さないからである。

今日は3玉を3回焼いただけ。

大トレイから個人用小トレイに焼きそばを分けるのも大変な作業。

まずは6等分が難しい。

屋台で買った焼きそばにキャベツが3切れ、豚肉が2~3グラムしかみつからないというのは

珍しくない経験であるが、ここではそれほどの心配はないが、5つのトレイに分配してさて6つ目へと思うと、大トレイには肉とキャベツばかりで発泡スチロールへ移すそばがほとんど残っていないとなると、すでに分配し終わった5つの皿から少しずつそばをかすめ取っていかなけばならない。

それが終わると粉鰹、青のり(最近はあおさ粉と呼ぶようである)、紅ショウガを加える作業がある。

 

カメラを持ってたこ焼きを観察。

じつはこのたこ焼き器は本日初使用。銅板仕立てである。

正確な価格を忘れたが、ともかく鉄製の倍以上した。

 

この庭で今日見た庭セキショウ。

 

 

キランソウ:

 

 

カラスノエンドウが蔓延ったので、草刈が行われたようだが生き残っていた。

今日見た会場から徒歩10分ほどのところのナヨクサフジ

ヒメジオン   ハルジオン ( ヒメジョオンは5月後半以降咲きだす)

 

この会場へ到着した時には太公望さんがいたが、

↓撮影時にはお昼を食べにかえられたようである。

ハルジオンとヒメジョオンの見分け方:
ウィキペディア

ハルジオンとヒメジョオンは、花がよく似ていて混同してしまうことがある。

 

標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。これに対して、ハルジオンは背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある。また、ハルジオンのは下を向いて項垂れているような特徴がある。従って、しっかりと比べて見れば、はっきりと見分けがつく。

 

分かりにくい場合は、を折ってみるとよい。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある[2]。葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱くように付く[2]

 

最近では、デジタルカメラで花をマクロレンズで撮影する人が増え、花だけを拡大して写すことがよくある。そのような花だけの写真では、この両者の区別がとても難しい。標準的な花では、ハルジオンはヒメジョオンより花が一回り大きく、舌状花の数も多いので、見分けられるが、判断が難しい場合もある。

 

なお、ハルジオンとヒメジョオン以外にも、近縁のものがあるので、注意が必要。

また、花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。

 

雑草といふ草はなし姫女苑 古川充子
 
姫女苑伸びて咲き満つ埋立地 山口恵子
 
オフエリアの抱く姫女苑野外劇 伊藤いと子
 
濁流の州に残りたる姫女苑 福田甲子雄
 
くたびれて唾の甘さよ姫女苑 小川軽舟
 
姫女苑雪崩れて山の風青し 阿部みどり女
 
姫女苑しろじろ暮れて道とほき 伊東月草
 
常の日のつねのかなしみ姫女苑 鍵和田釉子
 
汝にいま人語注がれ姫女苑 楠本憲吉
 
 
ハルジオンとヒメジョオン 表記もついつい間違う。
 
 

オルレア

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北国のつるべおとしに農学部 伊藤 敬子
 
農学部ぺん~草もよく育ち 森田 峠
 
農学部雨に接木をしてをりぬ 渡辺乃梨子
 
そここゝに春の土積み農学部 森田 峠
 
春霜や駝鳥の駆けし農学部 中澤康人
 
春めくや仔豚を洗ふ農学部 出石一男

農学部の句を探しているワイフに協力。探している句はなかった。

 

オルレア(オルラヤ)

空き地に接してお住いの主婦さんから名を教わった。

緑化植物園では野草化してあちらこちらで群落を形成している。宿根草なのであろう。

 

調べたら、こぼれ種で育つ1年草として扱われているよう。

いつ頃から栽培されるようになったのか調べようとしたがウィキさんには項目なし。

 

 

おなじ群れ近くに靑花も。オルレアに似ている。

ただし別の種類の草のよう。罌粟みたいな感じだが、葉は、オルレアのものに似ている。

 

 

 

 

ハルジオン

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ハルジオン(春紫菀、学名:Erigeron philadelphicus)は、キク科ムカシヨモギ属の植物。北アメリカ原産で、日本では帰化植物となっている。ヒメジョオンと共に、道端でよく見かける。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言われている。花言葉は「追想の愛」。

 

日本生態学会では本種を日本の侵略的外来種ワースト100に選定している。

 

 

ハルジオンは春紫苑と表記、ヒメジョオンは姫女苑と表記する。

 

広辞苑の第4版は、春女苑と表記していたが、第5班で、春紫苑と表記を改め、

ハルジョオンという読みを、ハルジオンに変更したそうである。

 

今は、ハルジオンが盛期を越え、姫女苑が咲き始める時期のよう。

↑ヒメジョオン

↑はハルジオン。

 

ハルジオンは日本へは1920年代に入ってきたよう。

 

一番の識別法は、茎折り。ハルジオンは中心部分が空洞である。

 

葉の付き方はぎしぎしとスイバ以上に微妙。

背丈や花数も微妙。

 

近隣公園では一見すると草地はクローバー園になっているが、

じっくり観察すると、ニワセキショウが繁茂。トキンソウやヘラオオバコなども

 

↑ヘラオオバコの横にヒメジョオンが見える。まだ開花していない。

 

ニワセキショウ、いっぱい。

その中に違う草を見つけた

↑花弁が5枚。明らかに花形もニワセキショウと違う。ヒナキキョウソウ

松江の花図鑑が紹介するヒナキキョウソウ↓

ヒナキキョウソウ花

 

桔梗草という名の草もあるが、これはダンダン桔梗とも呼ばれるように

一つの茎にいくつも花が咲く。

↑薄赤紫と白のニワセキショウ。

ウィキペディア:

芝生や草地などに群生する。花期は5月から6月で、直径5mmから6mm程度の小さな花を咲かせる。花弁は6枚に分かれる。花色はのものと赤紫のものがあり、中央部はどちらも黄色である。花は、受精すると、一日でしぼんでしまう。

 

日本に普通みられるものは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。

 

白花にはオオニワセキショウもあるが、↑の画像の中に見えるのは、オオニワセキショウではなくニワセキショウであろう。花弁の形が、紫のものとまったく同じだから。

 

濃き日ざし庭石菖を咲き殖す 上村占魚
 
庭石菖野生といえどむらさきに 松田ひろむ
 
なつかしむ日々となりけり庭石菖 片山由美子 風待月
 
とび石に陽の廻りきし庭石菖 前田和子

著名年長俳人の例句がないのは、歳時記に未登載であるからかも。

こんなにも街中の野にも普通に見られるようになったのは21世紀になってからかも。

 

5月のミモザ

ミモザの実を詠った句も少ないと思う。

(新)俳句検索システムを検索

ミモザの例句

ミモザ咲きミモザの風の生まれけり 栃木ヤスエ
 
結構なミモザと云ひて仰ぎをり 高澤良一 石鏡
 
行きずりのこれある哉の花ミモザ 高澤良一 石鏡
 
陽のかけら風にこぼせり花ミモザ 浜田みずき 『石蕗の花』
 
子が椅子に長き脚折る花ミモザ 梅村すみを
 
水割りの水にミモザの花雫 草間時彦
 
すすり泣くやうな雨降り花ミモザ 後藤比奈夫
 
ミモザ散るダンテが踏みし甃 松本澄江
 
仰ぐとは偲ぶことなり花ミモザ 五十嵐哲也
 
法王を悼み黄の濃きミモザかな 五十嵐哲也
 
ミモザ備前の壺に溢れしむ 山本 佑
 
太陽を胴上げしたる花ミモザ 松山たまき
 
ミモザ咲く潮風ゆるき坂の町 岡田公子
 
フィレンツェに女性の日あり花ミモザ 志村幸子
 
何もかも押しやつてミモザ抱え来る 豊口陽子
 
ミモザの黄揺れる昨日に堕ちぬため 高澤晶子
 
ミサあとの庭の饒舌ミモザ咲く 藤田 宏
 
老いし犬眠るミモザの花の下 市川佳代
 
ミモザ子よりの文は海越えて 石井美代子
 
丘の木はいつも風の木花ミモザ 森岡之子
 
惜しみなき愛の畢りや花ミモザ 黒鳥一司
 
沸き立つといふ咲きぶりの花ミモザ 大橋敦子
 
ミモザ咲き海かけて靄黄なりけり 水原秋櫻子
 
ミモザ咲きとりたる歳のかぶさり来 飯島晴子
 
ミモザ黄み掻き立てて咲けるなり 高澤良一 宿好
 
ミモザ羅馬軍団現れよ 高澤良一 寒暑
 
陽のミモザ海へ海へと鈴鳴らし 男谷卯女
 
戦なきアルカデイアなり花ミモザ 佐田昭子
 
ウエストの細き女やミモザ抱く 清水谷喜美子
 
空に伸び翳りを知らぬミモザの黄 綿谷千世子
 
青空の喝采浴びし花ミモザ 池田裕子
 
この路地はみんな花好き花ミモザ 前田和子
 
あり余る日のやうに咲くミモザかな 高崎登喜子
 
ミモザ天蓋にして雛会式 阿部すず枝
 
風止んで枝の重たし花ミモザ 仁科聖鳥
 
ミモザ温泉の湧く鳴尾浜 河田禾水
 
ミモザ広きおでこを褒められて 振り子
 
水割りの水にミモザの花雫 草間時彦
 
ミモザ天蓋にして雛会式 阿部すず枝
 
ミモザ咲くお吉の町の資料館 谷野由紀子
 
湯河原の海は水色ミモザ咲く 柳下美砂枝
 
ミモザ咲き水門ひらく小名木川 名和政代
 
ミモザ咲く明るさ夫と分ちあふ 島信子
 
ミモザ葉山元町道せまく 松岡弘子
 
福音の風を信じてミモザの芽 伊達天
 
ミモザ咲く海に展けし蜑の庭 金沢葭舟
 
ミモザ咲き磯横ざまに奔る波 水原秋櫻子
 
少女期のふしぎな眩暈花ミモザ 堺信子
 
曇天や塀に重たき花ミモザ 高井邦子
 
ミモザ咲きたる町に母住める 山内二三子
 
愛は黄とミモザの花のひた烟り 後藤比奈夫 めんない千鳥
 
旅人に今日の神戸の花ミモザ 後藤比奈夫 めんない千鳥
 
ミモザ咲く島に醤油屋佃煮屋 谷中隆子
 
ミモザ咲く町 水軍列伝 漂うて 伊丹公子 山珊瑚
 
ミモザざかりの 空巣に陽が積む 鎌倉は 伊丹公子 ドリアンの棘
 
転居してよき隣人と花ミモザ 山田弘子 螢川
 
ゆらゆらの花のミモザとくらくらす 池田澄子 たましいの話
 
透明な少女の時間花ミモザ 白澤良子
 
ミモザ咲き混血すすむ野獣たち 丸山嵐人
 
水割りの水にミモザの花雫 草間時彦
 
やはり「ミモザの実」を詠ったものはない。

↑エレモフィラ・ニベラ  すぐ近くのワイフの従兄邸の門前で。

 

ニゲラ

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この花、ニゲラ。

猫缶さんに教えてもらった。

 

クロタネソウ属(-ぞく、学名:Nigella)は、キンポウゲ科の1つである。学名の「ニゲラ」としても知られる。学名は黒いという意味のラテン語Nigerが語源となっている。南ヨーロッパ中東、南西アジアに自生する一年草で、花の色は白、青、黄、ピンク色、薄紫など。原種の花弁の数は5〜10枚。葉は細裂する。その名の通り、花後に結実して黒い種子ができる。果実は裂開果で、熟すと膨らむ。

 

 

↑これは目下の私の判定能力では、ぎしぎし。

葉っぱの付け根が割れこんでいない。

 

駅前に10軒以上はある不動産屋の一軒の店前看板広告の中に、

我が家の前に「そびえる」賃貸アパート(さすがにマンションとは謳っていなかった)。

月額賃料81,000円、同管理費5000円。

 

広告がでていることじたい疑問。3月から入居者募集して、

4月末には最後の一戸にも住民が入って、洗濯物も干されていたように思ったが。

 

ロベリア

ノースポールが終わりかけなので、プランターの入れ替えが必要だが、なかなか作業が進まない。

普段通っている道をちょっと逸れたところのお家

液肥与ふペチュニア・サフィニア・ロベリアと 高澤良一 暮津
 
ロベリアを覗くに誰も腰を折る 日原輝子
 
ロベリアの白をめぐらす時計塔 つじ加代子
 
ロベリアに大噴水のたちあがる 伊藤いと子

俳句検索、現代俳句協会データベースには例句みつからず、

その場合は、「ロベリア 俳句」などと打ち込み検索。

そうしたらトップに私のブログが3つ並んで登場。

(新)俳句検索から上記の句を紹介しているのを「発見」

ちなみにそれは2015年5月21日付のブログ。

上記の句はそれからのコピー・ペーストではなく

改めて新俳句検索を検索。2007年位から更新されていないので

おなじものが登場。

 

セイヨウヒキヨモギ

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日本への帰化が確認されたのは10年程前のようだが、今や日本中に蔓延しているかのように各地発信のHPやブログで盛んに取り上げられている。

 

2年ほど前に名前を知った。これはピグ仲間さんから。

 

淀川右岸、しかも阪急電車の高架よりも南側で大繁殖している。

淀川右岸の河川敷はいくつもの(10以上?)の野球場が連なっているが、それより川沿いの草地だって庄下川の下流の川幅位あるが、一面にこの花が咲いている。

 

10年目に帰化が確認されたにしては和名を持つ。

「引蓬」なるものに似ているからであろう。

 

ニワゼキショウと同居中

 

ウィキペディア:

ヒキヨモギ Siphonostegia chinensis はハマウツボ科ヒキヨモギ属半寄生植物

 

分布は、日本全国、中国台湾朝鮮半島

 

日当たりのよい草地、田畑、山地、低山、原野などに生え、30-60㎝になる。は枝分かれし、深くさけたを対生する。8月頃に葉の脇に鮮やかな黄色を付ける。花は唇型で下側が大きく、がくは筒状で5つに裂け、雄しべ4本のうち2本が長い[2][3]

 

 

ヒキヨモギは花期が8月だが、

セイヨウヒキヨモギは今が花期。

 

「セイヨウヒキヨモギ」をウィキペディア内で検索すると、項目だけが登場。

これについての解説を書きましょうという誘いが登場。

 

↑には茅花の群生も写っている。

阪急電車神戸線の高架下を梅田に向かって撮影。

 

地上風景

JR大阪駅のビルやホテルヒルトンが見える。

その左手の高層ビルは、グランフロントの北館・南館

高架橋の右手に見えるのが、空中庭園を持つ新梅田シティのツインビル。

 

この草地の中にもニワセキショウの群生地があり、

さらにヒナキキョウソウも沢山咲いている。

ヒナキキョウソウも思っていた以上にありふれた野草になっている。

これは猫缶さんに名を教わった。

 

ではこれは?

 

花はこれからなのか、もう終わったのか?

今日は淀川べり散歩から戻った後、庄下川散歩のdouble。

庄下川散歩は、駅前からバスに乗って目的の駅で降りて、そこから自宅へ戻るまでが散歩。

 

淀川縁で見落としたのか、庄下川沿いでは、紅花夕化粧の花がやたら目についた。

↑水に浸かる箇所に咲いているので泥まみれ。

夏衿や紅引くだけの夕化粧 浅田 伊賀子
 
秋の日の鏡にさせば夕化粧 後藤夜半
 

夕化粧はオシロイバナの異名だが、例句はそれではなさそう。夕べの化粧

紅花夕化粧も新しい帰化植物であろう。

数年前まではその存在に気付かず、よって名前も知らなかった。

 

 

 

家にたどり着く前に今日のニゲラ確認

ナガミヒナゲシの実がいっぱい。

ロベリア

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ロベリア

 

2915年5月21日の画像

 

 

 

角地の、道路に面した2面の塀をロベリアで飾っておられる家を思い出し、

2年ぶりにそこへ行ってみた。心当たりを歩き始めたらその家はすぐ見つかった。

 

 

その時には気付かなかったかが、お家の周りには園芸仲間ないしライバルと思しき家が数軒。

 

その一画を色鮮やかにしている。

 

2017年5月18日

↑昨日見た同じ場所↓

北側は少し寂しくなっているが、お元気で園芸を楽しんでおられるよう。

すぐそばの家(複数)

 

 

 

我が作品もそれなりにいいとは思うが......

 

 

 

まずはノースポールを何処へ移すか

 

「五月」の例句600以上

 

婚と葬家にかさなる聖五月(五月二十一日次女真理逝く。享年十八歳) 角川源義 『冬の虹』
 
布杭に桶の尻ほす五月かな ミノ-可吟 五 月 月別句集「韻塞」
 
偶然に五月の闇の扉開く 高野ムツオ 鳥柱
 
五月闇鑑真和上ゐたまへり 行方克己 昆虫記
 
そら豆の濃きおはぐろの五月場所 京極杜藻
 
四万十川の風ふんまへて五月鯉 田村みさを
 
おろされて 陽のほとぼりの五月鯉 伊丹三樹彦
 
五月富士甍の空にかくれなし 大橋越央子
 
苗代の規矩の正しき五月富士 遠藤梧逸
 
鼓鳴る芝山内や五月晴 正岡子規
 
奔放な鞍馬の走り根五月闇 檜 紀代
 
五月闇上げ潮匂ふ船溜り 前島勢津
 
五月闇秘仏の闇は別にあり 井沢正江
 
おしらさま装ひ派手に五月闇 有馬籌子
 
潮引くと地蔵囁く五月闇 鈴木真砂女
 
一神事五月の風を奉る 高木石子
 
わがつけし傷に樹脂噴く五月来ぬ 木下夕爾
 
暮れて着く湯町明るき五月かな 井本農一
 
目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 寺山修司
 
鉱山の五月のさくら小さく咲く 阿部みどり女
 
隠岐牛の黒光りして五月来ぬ 山崎房子
 
五月の夜未来ある身の髪匂う 鈴木六林男
 
肉桂の葉噛みて五月の母の唄 磯貝碧蹄館
 
子の髪の風に流るる五月来ぬ 大野林火
 
五月鯉上り山里明るくて 後藤 緒峰
 
探しもの不意に出てきし五月晴 甲斐 つる子
 
五月晴の障子を開けし御堂かな 宮本 旅川
 
一灯の端島灯台五月闇 森山 抱石
 
句の友に歩みおくれて五月闇 北村 桂子
 
葉煙草の五月の空に葉を重ね 益永 百代
 
民宿の床に兜や五月来る 村尾 梅風
 
五月好き札幌が好きライラック 松尾 美子
 
五月闇疲れては声大きくす 古賀まり子
 
五月闇母は眠りて父を待つ 皆吉 司
 
五月闇組紐の色まかせけり 飯島晴子
 
海鳥のこゑ洩らしけり五月闇 神尾久美子
 
笠嶋はいづこ五月のぬかり道 松尾芭蕉
 
馬に乗る五月五日の子を抱え 黒坂紫陽子
 
雀らに旗傾けよ五月の野 牧野桂一
 
品川過ぎ五月の酔いは夜空渡る 森田緑郎
 
晴れた五月の焼場のけむり 椎名弘郎
 
船下りし身ひとつにわが五月かな 神尾久美子
 
地下街の列柱五月来たりけり 奥坂まや
 
五月をんなの翳のととのはず 長谷川双魚 『風形』
 
さみしくて背ばかり伸びし子の五月 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
竹の精どよめき匂ふ雨五月(飯能・竹寺) 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
岬山に現れて五月の一馬身(都井岬) 野澤節子 『飛泉』
 
憩ふ鵜も沖へ嘴向け五月来ぬ 野澤節子 『花季』
 
蝉生るゝ狭き墓域に凡に葬る(五月二十一日東山専念寺に埋葬) 殿村菟絲子 『旅雁』
 
誕生日この一日の薔薇を買ふ(五月二日) 河野南畦 『風の岬』
 
五月叱々々の誕生日 河野南畦 『風の岬』
 
隧道の果が海見す五月の蒼 河野南畦 『焼灼後』
 
航ゆるく五月の幟陸に見し 河野南畦 『花と流氷』
 
にはとりのつまりしこゑや五月冷ゆ(旅先にて斎藤玄の訃に接す) 岸田稚魚 『萩供養』
 
鉄骨に腰かけ五月の若きわれ 加倉井秋を 『風祝』
 
死なば五月一羽の白鶏従へて 加倉井秋を 『隠愛』
 
をとめ子のやうな五月の風の肌 上村占魚 『方眼』
 
さやさやと夜も水ひかる五月かな 上村占魚 『かのえさる』
 
夕焼けて羅刹のごとく焦土ゆく(故小川貴章の通夜に参席して空襲にあひ、翌日東長崎より歩いて丸之内の勤先に出で、それより夜に入つて世田谷へ帰りつく、五月二十五日) 石原八束 『秋風琴』
 
釘文字の五月の日記書き終る 阿部みどり女 『月下美人』
 
ひつそりと並ぶ五月の火鉢かな 大木あまり 火球
 
火だるまとなりたる樽の五月かな 大木あまり 雲の塔
 
五月富士屡々湖の色かはる 加藤楸邨
 
湧く雲の流れて澄めり五月富士 竹石一夫
 
立つ鷺にあらはれており五月富士 深川正一郎
 
苗代の規矩の正しき五月富士 遠藤梧逸
 
をだまきに露微塵なる五月富士 富安風生
 
五月晴黒人無帽にて街へ 古舘曹人
 
五月晴のけぞつてゐる風見鶏 堀可衛子
 
五月晴リュックの混みてローカル線 天野美代子
 
子に読みし絵本を孫に五月晴 沼尻ふく
 
かみそりのやうな風来る五月晴 星野立子
 
後山に葛引きあそぶ五月晴 飯田蛇笏
 
甲斐駒の雲塊憎し五月晴 松本たかし
 
うれしさや小草彩もつ五月晴 正岡子規
 
夏草に五月の雉子のたまごかな 飯田蛇笏
 
大黄の広葉にたまる五月闇 前田普羅
 
あつき湯で畳拭かすや五月闇 青木月斗
 
はらはらと椎の雫や五月闇 村上鬼城
 
山姥の大き目と会ふ五月闇 大高千代
 
五月朔日初花なりし時計草 滝 春一
 
笠嶋はいづこ五月のぬかり道 芭 蕉
 
川風に幟はためく五月場所 小宮 典
 
薬園に雨ふる五月五日かな 蕪 村
 
笈も太刀も五月に飾れ紙幟 芭 蕉
 
尾の厚き鯉そのほかの五月雛 中村草田男
 
童顔の警官五月の街に立つ 谷 和子
 
花嫁の涙の光る聖五月 田原央子
 
婚と葬家にかさなる聖五月 角川源義
 
火の如き獅子のたてがみ五月来る 澤井我来
 
鳥籠のブランコ揺する風五月 満田春日
 
子の髪の風に流るる五月来ぬ 大野林火
 
美しき五月の汗を拭はずに 鷹羽狩行
 
藍々と五月の穂高雲を出づ 飯田蛇笏
 
怒濤音島にひびきて五月果つ 村上辰良
 
山荘の五月の暖炉焚かれけり 大橋越央子
 
みどり子の頬突く五月の波止場にて 西東三鬼
 
朱欒咲く五月となれば日の光り 杉田久女
 
鶏はしる五月一日のまひるまを 加藤楸邨

 

 

ビヨウヤナギ

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ビヨウヤナギ(未央柳 美容柳)が咲き始めた。

やはり例年より遅れているかも。

淀川の土手の下の植え込みで↑

ここにはキンシバイ等各種のヒペリカムが植えられている。

そこから土手へ登ってゆく道

ここでも他では見かけない草を見た記憶があるが何であったか忘れた。

まるで昨日草刈りが行われたばかりのように干し草のいい香りがする。

と、思って土手に登ると、草刈りは今日行われたばかりのよう。

テクニックはよく理解できなかったが、刈った草を1か所にまとめる作業も同時に行っている。

 

土手を降りても川まではかなり距離がある。

野球場になっている。

ある区画を割り当ててもらい、それを囲うのは借主の団体の負担のようである。

↑の部分はまだ縄張りが全くなされていない。

あちらこちらにロストボールが転がっている。

収集癖があれば10個くらいはすぐにも集めることができそう。

 

 

ジギタリス

まとめ植えした風景は記憶にない。

魔女の指ぬきなる名も持つ。狐の手袋とも。

 

今朝は、家の前の空家の庭で、石榴が咲き始めているのを確認

この家の庭も不定時観察している

 

手前の部分を覆いつくしているツルニチニチソウは余り咲いていない。セイタカアワダチソウが目立つ。

 

半日かけて門前をロベリア一色に配置換え。

 

まだ外に出ていたノースポールは、1か所に集約。

常盤露草の植え込みを見た。低層マンションの前庭。

 

スターチスもかって挑戦したことがあるが上手くいかなかった。

この家はうまく育てておられる。名札が刺さっているので苗から育てられたか。

↑この家は、門扉も塀も無い平成末期仕立ての庭で、薔薇と苺に特化なさっている。

地植えする場所はそう広くないので、薔薇の多くは鉢植えである。自分で挿し木なさっているのかどうかは不明。

苺もプランター植えである。

 

ポリゴナムのプランター仕立て

我が家の領域内で芽吹いているものを折々に引っこ抜いて(なかなか根は長くは取れないが)何株も植えこんだが2株程が根付いたよう。この秋にはプランターいっぱいになっているはず。

 

 

ねこじやらし太りにけりな花鉢に 波多野爽波 『一筆』
 
薄荷の花鉢に愛して隠れ棲む 田川飛旅子 『薄荷』
 
丹精の花鉢たふす芋嵐 谷 和子

 

爽波さんの句はよくわかる。

私はプランターから草を抜く時、名をつぶやきながら抜く。

猫じゃらしの幼苗は同定できない。

メヒシバ、ホトケノザ、ナズナ、洋種ヤマゴボウ、はこべ、かたばみ、カモミール・・・

最近ようやくスベリヒユを抜くことが増えた。

スベリヒユは春ではなく夏の草である。

 

 

 

十三

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↑言われてみれば、これは蛍袋!!! 訂正。

 

 

この木、何の木?↑

釈迦如来などと書いた紙が打ち付けられている。

何かの御呪い? 淀川、河口より7キロの地点。阪急十三駅の近く。

 

その十三駅前、西口改札を出た横丁は、火事跡。メインの通りの商店街はトミータウンというらしい。十三をトミーと読み替えたことは明らか。

 

そこは、かつて敗戦直後は、小便横丁と呼ばれていたらしい。

それを逆さにとって「小便小僧」を配置。

火事以降像が新しくなった気配。

そばを通る人を気にしながら小便している様子。わたしも経験あり。

にもかかわらず、新しくなった銅板を読んでいて、

僕は、ベルギー人と「じゅうさん」人の混血です。と読んでしまい何のことだ?と一瞬。

「じゅうそう」人と読むべき。

↑18日昼食現場

超有名な、「王将」

「王将」例句なし。将棋の王将を詠う句があってもよいと思ったが、

 

「王」で検索500句近い句の初めの200句はすべて高野スナオさんの句集の題名中の王。

300句目の100句も、人名中の王が多い。

あおあおと海鼠動いて海動く 高野ムツオ 蟲の王  これが201句目
 
翠黛も昭君も菖蒲の芽 行方克己 知音
 
が斎の白菜ひた白し 藤田湘子
 
祇女他無縁墓実千両 田中水桜
 
大蔵堂雪晴の朝かな 山口いさを
 
厨子も安寿も秋の運動会 西本一都
 
瑠璃の東西南北みずけむり 夏石番矢
 
少年は小枝でに海賊に 佐藤清美
 
恙ナシ濁流ニ乗ル草ノ 夏石番矢
 
あまざらしの幾山こえて都にかえる 阿部完市
 
ならむわれに不眠と白菜と 高橋たねを
 
汗の身を湯槽にナイルのごとし 手塚七木
 
リヤの蟇のどんでん返しかな 平井照敏
 
ガーベラの太陽ルイ十四世 平井照敏
 
藪入のどろぼう廻りダイヤの 菊池京子
 
宍道湖の夕焼終りを攻む 角川源義 『冬の虹』
 
堅香子の花に額田のを戀ふ 上村占魚 『方眼』
 
キヤンプの如き心に坐りゐる 阿部みどり女 『微風』
 
暦売るリアのごと地に座して 草間時彦
 
のほとりの障子替へてあり 後藤夜半
 
手の薔薇に蜂来れば我の如し 中村草田男
 
氏歌ふ招魂祭の花火鳴れば 西東三鬼
 
春塵に舌の根かわく閻魔 葉狩てる子
 
瑠璃の東西南北みずけむり 夏石番矢
 
冬鶯むかし維が垣根かな 蕪村
 
がじぶんの咳をこぼしけり 結城美津女
 
のごと寒釣の人に寄る 名和未知
 
 
嶺のあきらかとなり接木する 中西舗土
 
のおくつき囲む芭蕉林 野原 春醪
 
日盛や覗けばおはす閻魔 百合山羽公
 
薫風に舞ひし陵の面なれや 水原秋櫻子
 
竹秋の風惻々と祗祗女 浅沼艸月
 
の眠りを覚ます百千鳥 奥井日出子
 
額田しのぶ標野の春の雪 井口弥江子
 
啓蟄の蟇や閻の前に出づ 黒木野雨
 
蜂の宙にとどまるかにみえて 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
 
の舌を見て来し唐辛子 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
 
頬被して古のの墓 佐々木六戈 百韻反故 初學
 
暦売るリアのごと地に座して 草間時彦
 
鶏頭に佇ち閻を招来す 伊豆三郷
 
に西日さしこむ刻ながし 下村槐太
 
の真赤な怒り笏落し 小山南火
 
閻魔大縞西瓜あげてあり 河野静雲
 
に好色の相みゆるかな 吉田速水
 
のほとりの障子替へてあり 後藤夜半
 
のくれなゐの舌の埃かな 富安風生
 
 

 

 

 


大樟

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締め切りが近づいたエッセイを書いていて、

伊丹三樹彦と永田耕衣に共通点が多いのに気付き、整理した部分をコピー

 

 

耕衣と伊丹三樹彦は共通点が多い。両者とも播州育ちである。耕衣は加古川、三樹彦は三木。父親の姓は岩田。卒業校は共に、県工(兵庫県立工業学校)である。生まれた年も西暦でいえば、切りのいい、一九〇〇年と、一九二〇年。生まれ月は二人とも二月。さらに耕衣は、生まれてすぐに養子に出され、三樹彦は養母の家で育つ。共に神戸新聞俳句欄選者の経験があり、神戸市や兵庫県の文化賞を受賞しており、共に神戸新聞平和賞を受けている。

二人とも現代俳句協会の大賞を受賞している。そして最大の共通点は九十歳を超えて作句意欲がまったく衰えないことである。この稿を書いている最中に、金子兜太が九十九歳で「海程」を終刊とするニュースが届いたが、耕衣が主宰誌(「琴座」)を終刊としたのが九十七歳の時、「靑玄」の終刊は三樹彦八十六才の時であるが、継承誌「靑群」では名目的顧問ではなく旺盛な作句活動を続け、青玄終刊以後だけでも一万を超える句を三冊の句集などにまとめている。

 

 

 

二人の代表作の傾向はかなり異なる。しかし若い時の作品では、耕衣の方がかなり先鋭、かつ情緒豊かである。

 

耕衣は定年まで三菱製紙に勤務。55歳の定年前には、製造部長の職にあった。

エッセイでは紹介する紙数がないので、割愛したが、耕衣の代表作とされるものいくつか紹介。

 

「俳句検索」では1000句以上収録されているが重複がおびただしい。

実数は500句くらいか。

赤字が代表作

 

 

小桜や一枚の衣あればよし 永田耕衣 奪鈔
 
砂づきて行く魂嬉し夏衣 永田耕衣 物質
 
夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣
 
うるめ焼く人にたのしく皿はあり 永田耕衣
 
餅膨れつつ美しき虚空かな 永田耕衣
 
まん中を刈りてさみしき芒かな 永田耕衣
 
朝顔や百たび訪はば母死なむ 永田耕衣
 
かたつむりつるめば肉に食ひ入るや 永田耕衣
 
道路ほど寂しきは無し羽抜鶏 永田耕衣
 
麦藁を横切つて根は寂しき人 永田耕衣
 
厄介や紅梅の咲き満ちたるは 永田耕衣
この句はエッセイの中で大阪弁俳句として引用。
 
恋猫の恋する猫で押し通す 永田耕衣
 
近海に鯛睦みゐる涅槃像 永田耕衣
 
酒倉を杜氏と歩く春の暮 永田耕衣
 
老松の風折れ口を嗅ぎに行く 永田耕衣
 
後ろにも髪脱け落つる山河かな 永田耕衣
 
うるめ焼く人にたのしく皿はあり 永田耕衣
 
水洟の水色膝に落つ故郷 永田耕衣
 
田水落つ母の蒲団の固きまま 永田耕衣
 
この道や茄子までうつらうつらかな 永田耕衣
 
照れ照れよ八十路越えこそスベリヒユ 永田耕衣
 
水虫の足裏で息し行く故郷 永田耕衣
 
河骨や天女に器官ある如し 永田耕衣
 
もう種でなくまつさをに貝割菜 永田耕衣
 
行けど行けど一頭の牛に他ならず 永田耕衣
 
源流に腰かけて居る翁かな 永田耕衣
 
晩年や左眼の涙を右眼容れ 永田耕衣
 
 草城の句を連想。
 
古池を触つて居れば眠りけり 永田耕衣
 
カットグラス布に包まれ木箱の中 永田耕衣
 
夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣
 
水を釣つて帰る寒鮒釣一人 永田耕衣
 
寒雀母死なしむること残る 永田耕衣
 
芭蕉忌の枕が鳴るや仮の宿 永田耕衣
 
餅膨れつつ美しき虚空かな 永田耕衣
 
降る雪に老母の衾うごきけり 永田耕衣
 
母死ねば今着給へる冬着欲し 永田耕衣
 
夕凪に菩提樹の実の飛行(ひぎょう)せり 永田耕衣
 
朝顔や百たび訪はゞ母死なむ 永田耕衣
 
竹の実を噛みくだき居る安居かな 永田耕衣
 
夕凪や使はねば水流れ過ぐ 永田耕衣
 
人を見ぬ残花や山河くすくすと 永田耕衣
 
月明の畝あそばせてありしかな 永田耕衣
 
月の出や印南野に苗余るらし 永田耕衣
 
麦白く斯く熟しては切に寂しと 永田耕衣
 
瓜苗やたゝみてうすきかたみわけ 永田耕衣
 
父祖哀し氷菓に染みし舌出せば 永田耕衣
 
夕凪や使はねば水流れ過ぐ 永田耕衣
 
夏の夜の木をこぼれたる蝶々かな 永田耕衣
 
夏蜜柑いづこも遠く思はるゝ 永田耕衣
 
厄介や紅梅の咲き満ちたるは 永田耕衣
 
羽厚くなつて蝶々吾を包む 永田耕衣
 
天心にして脇見せり春の雁 永田耕衣
 
恋猫の恋する猫で押し通す 永田耕衣
 
近海に鯛睦み居る涅槃像 永田耕衣
 
野遊びの児等の一人が飛翔せり 永田耕衣
 
野を穴と思ひ跳ぶ春純老人 永田耕衣
 
いづかたも水行く途中春の暮 永田耕衣
 
夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣
 
うそ寒や草の根這へる裏の山 永田耕衣
 
皆行方不明の春に我は在り 永田耕衣
 
河骨や天女に器宮ある如し 永田耕衣
 
千仞の谷に捨てけり白まくら 永田耕衣
 
あんぱんを落として見るや夏の土 永田耕衣
 
星ながら精しく掃きぬ冬の山 永田耕衣
 
後ろにも髪脱け落つる山河かな 永田耕衣
 
手を容れて冷たくしたり春の空 永田耕衣
 
うそ寒や草の根這へる裏の山 永田耕衣
 
空蝉に肉残り居る山河かな 永田耕衣
 
金色に茗荷汁澄む地球かな 永田耕衣
 
春海の纏き附く陸は残りけり 永田耕衣
 
人間の遠薄氷の時間かな 永田耕衣
 
澄む海や細かなる母を失ひき 永田耕衣
 
落し水母の白髪のきはまりぬ 永田耕衣
 
田水落つ母の蒲団の固きまま 永田耕衣
 
芭蕉忌の枕が鳴るや仮の宿 永田耕衣
 
水洟の水色膝に落つ故郷 永田耕衣
 
天上に映りて麦を刈り尽す 永田耕衣
 
夕凪や使はねば水流れ過ぐ 永田耕衣
 
手を容れて冷たくしたり春の空 永田耕衣
 
秋雨や空杯の空溢れ溢れ 永田耕衣
 
月明の畝あそばせてありしかな 永田耕衣
 
物として我を夕焼染めにけり 永田耕衣
 
少年や六十年後の春の如し 永田耕衣
 
大晩春泥ん泥泥どろ泥ん 永田耕衣
 
少年の死神が待つ牡丹かな 永田耕衣
 
もう種でなくまつさをに貝割菜 永田耕衣
 
暁暗も人類無かれ桃の花 永田耕衣
 
人を見ぬ残花や山河くすくすと 永田耕衣
 
死近しとげらげら梅に笑ひけり 永田耕衣

ユスラウメが実っているのに気付いた。

季節はどんどん前へ進む。

 

富松神社の大楠

 

マツバボタン

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公民館の前の植え込み。

マーガレットだと思っていたが、近づいてみると

葉はマツバボタン

こんなに盛り上がる品種があるのだろうか?

 

その公民館。今や尼崎市にある6つの公民館のなかではもっとも小さく、老朽化しているように思う。

2階の窓側通路から見た風景

この地点では建物の拡大は無理

植え込みの皐月つつじが古株、大株になっている。

立っている看板は、市議会選挙候補者板である。

6月4日が投票日故、まだ貼り出しは行われていない。

不在者投票開始日には候補者ポスターはまだ数枚しか貼られていないのが通例。

公民館内部の壁には各種ポスター

 

先月の句会は、美作での葬儀参列のため欠席。他にも欠席者が多かったよう。

 

本日の出句

雑詠(「当季」の制約も課さない。無季句容認故)4句+席題 合わせて5句。

席題句を2句以上投句してもよい。合計投句数が5句。

 

席題は私が決める。当日「喜」の字を俳号に含む新人が一人新参加故、席題は「喜」

 

喜寿傘寿集う煙の木の下に

 

苦し紛れの句であったが、意外にも当日最高点句になった。

 

前日に見た煙の木(スモークツリー)

 

第2位は

 

白寿近し兜太三樹彦豆の飯  

 

これはワイフの句であった。

 

舟虫のすばやい四散ミサイル飛ぶ

 

私のもう1句も評判良かった。

 

もう3句は、

蕺草干す仕事受け継ぐ三逮夜

夾竹桃津波が来てもべっちょない

あご竹輪齧って高所恐怖症

 

1句目は蕺草が読めなかったかも。どくだみ。

2句目は新参加者が加古川からの人だったので播州弁をつかってみた。

3句目はあご竹輪の句をものしたかったから。

スーパーいかり

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スーパー「いかり」は、今や夙川店や芦屋店が有名だが、↑に見える店が1号店で

本社登録地もここである。

それにしても平成末期基準でいえば、猥雑な駅前通りである。

左側は歩行者専用道路さえ確保されていない。

右側には歩行者用通路があるが、そこへ自転車の駐輪があるので、

真直ぐには歩けない。

左手は腎臓病専用病院である。

十分な距離をとって眺めれば立派なビルだが、その十分な距離をとることができない。

店の前は一方通行道路であり、その両側に、通勤、買い物用の自転車が氾濫。

その上、伊丹市営バスのターミナルのひとつで、バス待ちの人が列をなす。

 

駅の南側には2000台を超える有料駐輪施設(2時間ないし3時間以内無料)があるが、

北側には100台位の定期客用のものしかない。

店内も広々とはいえない。8~9のレジがあるが、勘定係と袋入れ係の二人体制で

こなしているが、行列が途切れず、売り場へはみ出している。

レジの外に、花売り場とコーヒ前売り場がある。

どちらも手狭な空間である。

鉢植え柏葉紫陽花が4800円!高いと思う。

 

2階は中華料理店だが、ここも昼・夜満員である。

 

スーパーの切り売り南瓜よく売れる 菱田トクエ
 
スーパーの前に陣取り西瓜売る 高間礼子
 
スーパーに盆の市たつニュータウン 川端恵美子
 
水打つてスーパー開店五分前 飯田弘子
 
初売のスーパーのレジ新型に 高橋恭子
 
スーパーの大鏡より苺買ふ 菅原章風
 
炎天を来てスーパーの深海魚 守屋房子
 
スーパーに山積みの水広島忌 並木緑之
 
スーパーを詠った名句は未だないようである。

JAの店舗もある。その前の賃貸広告

我が家の前に立った賃貸アパート(6戸)は、40㎡で81000円+共益費5000円だが、

駅まで徒歩8分以内(広告は10分と表示。80mを1分と計算した良心的(順法的)表示であろう。

 

7万円台で60㎡以上。50㎡なら6万円台で借りられる。駅から徒歩10分以上かかるが。

 

今日撮った画像は↓のみ

記念式典に参列出来なかったので、今日郵送で受け取り。タオルというより布巾である。

実景↓

ネメシアであろう。この花もここ数年で幅広く支持されている。

バコパも流行りなので、ちょっと自信ない。

昨日の句会での私の選句

6句

特選2句

木下闇熊手ぬぬっと突き出され

古戦場に風の嘶き大夏野

 

入選

麦秋平野こぼれた時間を掌につつむ

風薫るパリッと乾く麻布巾

蜷も知るイージス艦の急ぎ足

大き字の法話のレジメ緑さす

 

 

メトロキャンドル

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焚火して紙漉村の川辺なる 所 山花
 
しやうぶをも水巻となす川辺かな 立 圃
 
あかつきや*かんじきのあと川辺まで 長谷川 櫂
 
漸寒の川辺動かぬ鷺の影 大澤柿村
 
雨ながら飾納めに川辺まで 芦立繊子
 
傘雨忌の川辺にひろふ街の音 上田日差子
 
年明ける川辺に箸を洗ふ音 福田甲子雄
 
むく起に蚤はなちやる川辺哉 一茶 ■寛政年間
 
さらば鮎を川辺に出でて眺めばや 広瀬惟然
 
 
メトロキャンドルというナンキンハゼの品種。
 
昨年マタタビとして紹介した記憶がある。
立派な名札が何枚もついているのに見損なったのかどうか?
 
 
 

中津駅

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阪急電車神戸線で乗降経験のない駅は、春日野道駅のみ。

 

梅田駅から各駅停車の普通電車で神戸三宮駅まで乗車した経験もない。

 

梅田→中津→十三(じゅうそう)→神崎川→園田→塚口→武庫之荘→西宮北口→夙川→芦屋川→岡本→御影→六甲→王子公園→春日野道→三宮

 

この駅の数は、神戸線初乗り(多分、母親に連れられて、伊丹駅から塚口乗換で

三宮へ行き、そこから国鉄に乗り換え姫路から姫新線で美作(林野駅や江見駅)へ行った折)

以来増減していない。

 

駅名は「王子公園」だけが変わった。「三宮」も最近「神戸三宮」に変わった。それ以前にJRや阪神の駅と区別するために「阪急三宮」という呼称になっていた。(阪急宝塚線の駅名変更、京都線の駅の増設などと比較すると微変)

 

塚口駅から伊丹線が、西ノ宮駅で今津線、夙川駅で甲陽園線が分岐する。

 

今津線は「分岐」とは言えないかも。

 

本線での乗降経験のない駅は春日野道駅だが、神崎川駅も思い出す限り1度しか乗降していない。超薄汚い崩壊寸前の安アパートの住人と麻雀に興じた思い出がある。

駅前に大きな石碑がたっているのが電車の窓からも見える。

 

一度はその石碑を写して、神崎川沿いに海辺まで歩いて、佃島あたりから尼崎市へ抜ける道を辿ってみたいと思いながらまだ果たせていない。

 

昨日久し振りに中津駅で下車(帰路は梅田駅乗車)。

この駅はかつてあった東洋ホテルでの会合出席のため何度か利用した記憶がある。

 

大阪のご三家と呼ばれた「東洋ホテル」を前身とするラマダホテル大阪(大阪市北区)は24日、12月末で閉館すると発表した。←2016年12月のニュースの見出し

 

 

↑春日野道駅も同様の仕様で、阪急電車のイメージを大いに損なう

「阪急電車中津駅へ行ってきました」という面白い体験・印象記がある。

エスカレーターもエレベーターも待合室も駅キオスクも何もない、片側で通過列車があると

恐怖の風が吹くプラットフォーム。高架駅故、改札口を出て、地上へ上がるためには狭隘・急

勾配の階段を上下しなければならない。

地上の道路も高架ゆえ、階段がつづく。先をゆく人をせかさないために、鉄柵から地上部分をのぞき見。

↑羊歯以外に気付いた植物↓

ヤブマオか?

 

ヤブマオBoehmeria japonica、藪苧麻)は、イラクサ目イラクサ科多年生植物である。カラムシと近縁で、和名はカラムシの別名であるマオに藪を冠したもの。かつてはカラムシと同様に茎の植物繊維から糸を紡いで布を織った。

 

ハムステッドで群生するこの種のイラクサの葉を触ってひどい目に遭った。それも2度以上。

 

 

Wikipediaの解説:

 

中津駅(なかつえき)は、大阪府大阪市北区中津三丁目にある、阪急電鉄である。駅番号はHK-02

 

阪急の各駅の中でも、ホームの幅が狭いことで知られている。各駅に貼られている、整列乗車のための「乗車位置表示」のステッカーや掲示はない。停車するのは、神戸本線は普通列車のみ。

 

大阪市営地下鉄御堂筋線にも同名の中津駅があるが、300メートルほど離れているため、乗り換えには適さない。同線に乗り換える場合は、南隣の梅田駅南方駅(御堂筋線は西中島南方駅)を利用することになる。

また、当駅のある区間は阪急電鉄の主要な3路線(神戸本線・宝塚本線・京都本線)が並走しているが、京都本線が走る線路については後から建設されたもので、用地都合によりホームが設けられておらず、普通列車を含む全列車が通過する(時刻表や路線図にも、当駅の記述はない)[2]

過去には駅西側の国道176号上に阪神北大阪線の中津駅があったが、路線の廃止により現存しない。

 

プラットフォームからの風景

茶屋町アプローズの高層ビルが目の前に見える。

道は国道176号線 左手は増設ビルが犇めく済生会病院。

 

この道沿いに群生

 

キュウリグサかと思い、葉を千切って嗅いでみたが

「俳句検索」の「駅前」例句は紹介した記憶あり。

(続)俳句検索;

 

逗子駅前ああやっぱりと燕見き 高澤良一 石鏡
 
駅前の木の五、六本聖樹とし 高澤良一 石鏡
 
駅前に街の未来図春を待つ 富田初代
 
駅前に草屋一軒竹の春 平瀬 元
 
駅前の屋台整ふ星祭 新津栄子
 
駅前に茄子苗売りのこぼせし土 田川飛旅子
 
芒生ふ駅前仮バスターミナル 高澤良一 素抱
 
駅前の自転車サドルに赤とんぼ 高澤良一 随笑
 
駅前の木のそこかしこ聖樹の灯 高澤良一 燕音
 
駅前の昼の懈怠に花散れり 太秦女良夫
 
駅前を承知のさくら咲きはじむ 五十嵐研三
 
駅前の蚯蚓鳴くこと市史にあり 高山れおな
 
駅前のいまも種屋の秋簾 廣瀬直人
 
余呉の駅前もうしろも大青田 浜崎民子(築港)
 
駅前で天地みている鶏と 阿部完市 鶏論
 
退職す駅前噴水にも別離 成瀬櫻桃子 風色
 
駅前をぶらぶら歩く夏休み カコタミミズク

 

 

 

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