苺狩り
美作市民なら下の画像の出所はすぐわかる↓我が家のソバ畑すでに蒔いた数ほどの実が生っている。蕎麦の花ミサの鐘鳴るところまで 奥野桐花ちらちらと蝶 ちりちりと蕎麦の花 伊丹三樹彦 花恋句集二部作 夢見沙羅三日月に地は朧なり蕎麦の花 三日月の地はおぼろ也蕎麦の花 松尾芭蕉山雲の高さに蕎麦の花だたみ 松本透水仏より人たそがるる蕎麦の花 三田きえ子この村の深息に似て蕎麦の花...
View Articleアメリカキササゲ
高木である。花は下から見る限り葉の上に咲いているので、花がそこにあるはずと思って見上げない限り判別しにくい。幸い一枝だけ低いところからのびて写しやすいところで花を咲かせている。6~7月が花期なので、まだ何回かは見る機会がありそう。となりでサンゴジュも満開。名前の通り見事な珊瑚となる頃には葉は虫害でひどい状態なっている場合が多い。珊瑚樹の朱き実房や長崎忌 斎藤朗笛珊瑚樹のいただきくらきまで熟す...
View Article高層マンション
平成30年基準では、10階建てマンションは高層とは言わないのかも。俳句では高層マンションのことを、あるいはそれ以外の高層ビルを含めて「高階」などと表現する。小春日や高階は背中合せ 玖保律子高階の三日の松に水を遣る 寺井谷子高階の木箱に育つ花糸瓜 房川喜三男谺せずビル高階のつくり滝 船坂ちか子高階の歯科に子が泣く花曇 秋元不死男高階に花びらとどく西行忌 坂本登美子新年会降る雪を見て高階に...
View Articleアメリカデイゴ
数日前に来たときはまだ咲いていなかった。あをあをと後の彼岸の梯梧の木 森田公司海の紺梯梧は花の火焔立(沖縄本島) 上村占魚 『自門』山よりも海が大好き梯梧咲く 田島蔦子一島に灯台二つ梯梧咲く 菅原文子梯梧咲き潮入川を曳くヨット 前田 白雨梯梧燃ゆ 無告の民の戦時 戦後 伊丹三樹彦 花恋句集二部作 花仙人アメリカデイゴである。アメリカデイゴ(亜米利加梯梧、学名:Erythrina...
View Articleベゴニア
理由は知らないが、わが市の草花(市の花があって、市の樹花もある)はベゴニアである。そのためかどうか、市の緑化植物園の温室(目下は無加温で窓もドアも開け放している)では毎年ベゴニア展が開催。温室にベゴニアわれら遅々として 山崎聰どの家もベゴニアゆるる異郷かな...
View Article句会
神戸市の勤労会館の案内板には「神戸句会」となっていた。句会の指導者も幹事も所属結社を離れたために、結社名が句会名から無くなった。4句出句投下国から折り鶴届く五月晴枝折れてたん瘤作った柿若葉蛍の夜村に一女が誕生す一誌病み知らぬ茄子の花盛りコスツス・バルバーツスメガスケパスマ・エリトロギラミス
View Articleギボウシ
擬宝珠5号鉢植えとして亡き従兄から貰ったギボウシ。株が大きくなってきたので、10年前にプランターに植え替えたが、それも蔓延ってしまい、花穂が育つ隙間もなくなっていた。昨年久しぶりにプランターをひっくり返し、株分けをした。その時に土を足してやったためか今年は沢山、花穂が立ち上がった。ギボウシ(擬宝珠)は、キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属(学名:...
View Articleオシロイバナ
オシロイバナが咲いていた。その横でホウセンカも咲いていた。鳳仙花、白粉花、朝顔・・・俳句では秋の季語である。ホトトギス歳時記では8月の季語6月初めに咲いてはならないのである。苺やパンジーは、巷では冬の風物である。その他、歳時記には登場しない昭和末期から平成にかけて路傍に登場した花の多くは、3シーズンないし年中咲いている。朝夕の白粉花も終りかな 山下 尭手になじむ道具いくつか白粉花...
View Articleギボウシ展
6月第2日曜日は、市の俳句協会の年次総会兼俳句大会。大会と言っても大きな俳句結社の本部例会に及ばぬ参会者数だが、結社を越えた句会である。例年同じ日に永良部百合祭りを市の中央公園で開催しているのでそれを楽しみにでかけたが、残念、祭は先週の日曜日であった。かわりに観光センターでを見学。野草としてのギボウシを紹介。本日の最高点句は反骨の骨を外して昼寝かなダントツの15点句であった。
View Article水馬
市の俳句協会の機関誌の編集を引き受けて8年。毎年1回発行・配布する「会報」の編集を、配布する日の3日前から開始してなんとか間に合わせた。昨年の俳句大会の最高点句は水馬雲の筏を乗りまわしという句であった。昨年の大会作品の鑑賞文を書こうと思って、まずはこの句に注目。水馬が浮いている水に映る何かを、実態とみなす句はないかと、いつもの「俳句検索」にあたってみた。力溜めをりしがついと水馬...
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