Quantcast
Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

川鵜

$
0
0

ある地域では鵜を追い払うのに四苦八苦している。
わが地元の川では川鵜はそう嫌われてはいない。
大集団にはなっていないからであろう。
昨日見た川鵜の様子を妻に語ると
(未だお粥生活だが気力は復活)
連れて行けというので、
一緒に(とはいえ私は徒歩、妻は自転車)外出。

昨日の画像 鳥は、カルガモ、コサギ、川鵜、カササギ。 今日はそれにかもめ(ゆりかもめ)1羽追加。
鳩と雀と鴉は無視。



鷺と鵜は敵対関係にはないようである。
というより庄下川でみる鳥はみな仲がよい。
近づいてきた同類、他類の鳥を追い払うようなしぐさをみたことがない。
鳩、雀、烏なども










/

小鷺でも水面近くを羽を広げて飛ぶ姿はなかなかあでやかだが、
画像を得るのは難しい。

庄下川の最上流で見かけるのは珍しい。かもめ
さらに数キロ下流へ行けば橋の欄干に群れ並んでいるとか。
 


この花は、ギョリュウバイ 猫缶さんありがと。
 
ここにはスペアミントは写ってない。
近所で見るものと葉が違うように見えたがすべて仏の座。
昨日アップして今日もう一度確認した後の訂正。



↑は黄金カズラ。 初雪カズラによく似ているが。

鵜だけなら例句500句近い。最初の100句(ダブり放置)

檻の籠も秋の風の中 島谷征良

北陸線の礁の礁暗くなる 森 澄雄

じまひのの火を落す川迅し 西村公鳳

の岩にのをらざりし旱かな 鮫島春潮子

疲れ縄たるむをゆるさざる 岸田稚魚 『萩供養』

籠のコウと声あげ祓はるる 河本好恵

篝やの羽ばたきのしぶき浴ぶ 今牧茘枝

の礁にがきていつも冬初め 永井一穂

繋りゐて舟は舟同士なる 大橋はじめ

づかひの手にが逸りかちわたる 木津 柳芽

の岩をのはなれつぎ雷きざす 金尾梅の門

かをかをと疲れ綱ひきずつて 橋本多佳子

の崖にの影もなし葉月潮 蕪城

づかひの手にが逸りかちわたる 柳芽

この椅子の三日の涼に生き延びし 林火(安房原、原館)

馴らしややがて川となる水に 高濱虚子

啼くあり白崩崖際の捕鳥屋 石原八束 黒凍みの道

疲れ縄ゆるめば啼きにけり 鷲谷七菜子 天鼓

の岩にのかげみえず冬の海 久保田万太郎 流寓抄

杉のが竹のを呼ぶ日暮かな 臼田亞浪 定本亜浪句集

馴しややがて川となる水に 高濱年尾

おもしろやふりむくあり行あり 松岡青蘿

らし春潮をうちうつて飛ぶ 行方克己 知音

梭の如く海よぎれり春の雪 行方克己 知音

磯のを車窓にかぞへ初詣 中山純子

初茜海は海面離れずに 千田一路

茶の花やの目は水を湛へたる 殿村菟絲子

の墓の昏きに一樹寒椿 松井慶太郎

川端に籠洗ふも年用意 藤井智子

寒潮をくぐりての眼青深む 星野恒彦

しまき晴れ海さみしき鳥となる 古賀まり子

凍つるまでの瀬の水のひびきかな 桂 信子

沈みては浮きては海年惜しむ 東海林照女

の小屋に燈明一つ年は逝く 松井慶太郎

海のに十一月の日は移る 小宅容義

岩礁のの目緑に冬半ば 柴崎左田男

の宿に母家離れ家葉鶏頭 吾妻規子

のくぐる水の底まで黄落期 きくちつねこ

の瀬訪ひその夜は酒を温むる 森田 峠

初潮や戸の神岩たたなはり 下村梅子

かがりの散りて音あり秋の川 永井東門居

秋の水の脚へ来て急ぎけり 竹貫示虹

供養の飼装束そぞろ寒 岩島妙子

烏瓜の花よの巣の三番子 細見綾子

繋がるる舟細身よ月見草 冨田みのる

昼寝のさめたるまるき目なりけり 細川加賀

月光の仄と一の病みゐたる 斎藤梅子

千のの一塊となる夕ごころ 浦井文江

雨足の近づいてくる海のよ 鈴木六林男

波にのり波にのりのさびしさは 山口誓子

の中のさびしきは羽ひろげをり 林 翔

曇天に時に湧きたつなりけり 細見綾子

松明川面の闇を切りすすむ 鷲谷七菜子

血まなこの荒に爆ぜる篝かな 高井北杜

おもしろうてやがてかなしき舟かな 芭 蕉

さし入りて西日さみしき籠かな 石原舟月

疲れの瑠璃の泪目なせりけり 石川桂郎

疲れを労はる己が指噛ませ 栗田やすし

の修羅のはじまりて水深まりし 長谷川双魚

疲れの互に嘴をかみ合はす 伊藤敬子

潜り出て鮎を得ざりしの顔よ 西東三鬼

仁和寺に入る稚子二人袷かな 塩谷

夕焼の手足洗ひて川びと 渡辺 昭

荒梅雨のの目あをあを飼はれたり 宮田正和

海底にゆらぐ夏日や戸の宮 米谷静二

をだまきの花に雨ふる宿訪ふ 宮下翠舟

巣立に草の匂ひの風吹けり 中川幸子

の瀬まで春の時雨の手松明 長谷川久々子

の岩をとりまく波のおぼろかな 加藤三七子

長き橋渡りて風の都鳥 川 易子

一雨のありたることも初嵐 川 易子

灯を消して闇ひろがりし川かな 森光 兎喜恵

冬うらら海の声の三河かな 岩井久美恵

朝凪に首だけ漂うを見ている 尾田明子

つかまへて篝火にをかざしゐる 三森鉄治

緩みて張りてもこがねなす綱 上井正司

漓江連綿になれぬ人がみえます 阿部完市

おもしろうてやがてかなしき舟哉 松尾芭蕉

南風に向きて南風を聞くなり礁の 岩間民子

鉄線花ととぐんぐんと近づきたる 金子兜太

の修羅のはじまりて水深まりし 長谷川双魚 『ひとつとや』

の目冬海ばかり見て炎ゆる 野澤節子 『鳳蝶』

憩ふも沖へ嘴向け五月来ぬ 野澤節子 『花季』

茶の花やの目は水を湛へたる(岐阜) 殿村菟絲子 『菟絲』

帰りやいまし全島日矢の中 岸田稚魚『負け犬』

夏潮や遠き一を恋ふ目して 小林康治 『華髪』

真鶴の岬も秋めくの聲は(真鶴半島) 河野南畦 『硝子の船』

荒れ群れ海の底まで雪降れり(尻屋崎付近二句) 河野南畦 『硝子の船』

猛りのむんずと水を掴みたり 岸田稚魚 『萩供養』

遊びのまはり末枯初めにけり 岸田稚魚 『萩供養』

寧楽に水送りしの瀬春終る 角川源義 『西行の日』

一礁に一の冬も深まりぬ 加倉井秋を 『欸乃』

疲れを見分け聴きわけ綱さばき 加倉井秋を 『真名井』

松落葉(ざら)さらひ除けて捕師通りけり 石原八束 『黒凍みの道』

舟行の水脈の乱れの荒かな 『定本石橋秀野句文集』

五橋てふ酒をたゝへて舟かな 飴山實 『次の花』

春寒しを荒海へ残し去る 阿部みどり女 『雪嶺』

陽炎となるか川の棒立ちに 大木あまり 火球

枯るるもの枯れての島鴨の島 大木あまり 火球

の飛ぶは悲しき眺め浪の華 久國兆元



.

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

Trending Articles