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塀について塀をまがれば秋の風 久保田万太郎 草の丈
初弘法塀の限りに植木市 奥村木久枝
竹馬が近寄り塀が背伸びする 内藤吐天
石塀は桃水生家蔦紅葉 文挾夫佐恵
実柘榴や父の宿りし寺の塀 原 裕
秋の日や柑子いろづく土の塀 室生犀星
秋麗やわが影塀につきあたる 木下子龍
ちょっと面白い↑
ここはやはり「しゅうれい」であって「あきうらら」ではダメだろう。
工場の塀ぎは濡らし蜆売 沢木欣一
↑さすが社会派。
蔦枯れて塀枯色になりにけり 上野 小百合
曇天や塀に重たき花ミモザ 高井 邦子
桐の木に鶉鳴くなる塀の内 松尾芭蕉
石塀に大きな葉影赤痢出づ 岡本 眸
冬空や猫塀づたひどこへもゆける 波多野爽波 『鋪道の花』
爽波の句とは思えない新鮮さがある。
我が家周辺まさにこの通りの様である。
長命寺塀ぞひの花吹雪かな(谷原椿祭の折) 岸田稚魚 『雪涅槃』
百花園の塀のうちそと残る虫 岸田稚魚
キャンパスの塀尽きるまで銀杏散る 田中芙美
一本の塀のきんかん数しらず 阿波野青畝
木瓜の実を塀越しに見て立話 谷 和子
桐の木に鶉鳴くなる塀の内 芭 蕉
秋高く梯子の先の塀を出づ 池田秀水
金木犀風の行手に石の塀 沢木欣一
塀の無き島の獄舎や花蘇鉄 目黒白水
石塀へ水鉄砲のためし撃ち 岡本 眸
すぐ前に塀がふさがる釣忍 松本たかし
旗が鳴る金網塀に青芝透き 秋元不死男
青桐や塀めぐらせて武家屋敷 佐藤信子
落書の顔の大きく梅雨の塀 高浜虚子
和蘭塀干割れかなしく華鬘生ふ 下村ひろし
蝶の羽の幾度越る塀のやね 芭 蕉
のぞき見ては塀穴ふさぐ日永かな 杉田久女
工場の塀ぎは濡らし蜆売り 沢木欣一
雪礫しきりに塀を越えて来る 高浜年尾
福引の塀をまたぎても飛べず 神蔵 器
ぼろ市や塀に拡げし紺絣 渡辺育子
桐の木にうづら鳴なる塀の内 芭蕉
冷まじや一人に長き寺の塀 林 たかし
十月や塀の外ゆく海女の群 針 呆介
法隆寺塀にこぼして春の柝 宮坂静生
貝光るオランダ塀や落椿 水原春郎
猫のゐし塀の高さや十三夜 仙田洋子 雲は王冠
折れ曲るオランダ塀の朱欒かな 森永杉洞
一本の塀のきんかん数しらず 阿波野青畝
平凡だが、なるほどとは思う。
鶏の塀にのぼりし葵かな 正岡子規
唐ら寺の唐ら塀ごしの鯉のぼり 石原八束
石塀へ水鉄砲のためし撃ち 岡本眸
すぐ前に塀がふさがる釣荵 松本たかし
和蘭塀干割れかなしく華鬘生ふ 下村ひろし
寺塀に沿うてどんたく流しかな 永末喜代治
春の雪波の如くに塀をこゆ 高野素十
独楽きそふ子に塀越しの父病めり 目迫秩父
手毬の子消えて脳病院の塀 静塔
薺摘むうしろしきりに塀雫 泊雲
塀のそと山茶花ちりぬ冬の町 かな女
塀に凭り竹馬の子に愁あり 蓼汀
竹馬が近寄り塀が背伸びする 吐天
夜興引や犬のとがむる塀の内 蕪村
短日や塀乗り越ゆる生徒また 峠
桐の木に鶉鳴くなる塀の内 芭蕉
向日葵と塀を真赤に感じてゐる 白泉
青梅の記憶に長き塀のある 左右
のり懸や橘匂ふ塀の内 鬼貫 (旅行の里)
桐咲くや塀の向うをまだ知らず 白泉
塀華奢に木戸より低き竹の秋 風生
てふの羽の幾度越る塀のやね 芭蕉
塀弾み甍が弾み初雀 上野泰
白地着てすぐに石塀沿ひをゆく 岡本眸
猫のゐし塀の高さや十三夜 仙田洋子
大方は塀の外にて実る柿 岩田由美
恋猫のうかれて塀を踏み外す 稲畑廣太郎
金木犀風の行手に石の塀 澤木欣一
工場の塀ぎわ濡らし蜆売り 澤木欣一
日短か茶山へのびる築地塀 藤田あけ烏 赤松
塀の泥水仙咲ける蕪畑(昭和4年) 滝井孝作 折柴句集
木蓮や塀の外吹く俄風 内田百間 百鬼園俳句帖
秋の日や柑子いろづく土の塀 室生犀星 魚眠洞発句集
馬入るゝ塀のくづれや八重桜 柳川春葉 ひこはえ
冬空や猫塀づたひどこへもゆける 波多野爽波
竹馬のさみしき顔や塀を過ぐ 大串章
塀こけて家あらはなる野分かな 正岡子規
塀外へあふれ咲く枝や萩の宿 杉田久女
二百十日塀きれぎれに蔦の骨 横光利一
苔茂るオランダ塀の上の瀬戸 石原八束
出島塀越すあぢさゐの五六毬 築城百々平
塀合に卯の花腐し流れけり 一茶
鶏の塀にのぼりし葵かな 正岡子規
水菜太るや桂離宮の塀の外 村山古郷
春深し松の花ちる城の塀 東蟻
春猫の草より塀へ上りけり 原石鼎
塀白く月に泛べり十夜寺 近藤一鴻
紅殻塀つらね「一力」日脚伸ぶ 田中英子
筋塀に来て洛北の蜩や 町田しげき
塀塗つて立夏一日よごれけり 荒井正隆
初あけぼの正倉院の塀に沿ふ 吉野義子
竹馬のさみしき顔や塀を過ぐ 大串章
六義園塀沿ひのこの小春かな 岸田稚魚
百花園の塀のうちそと残る虫 岸田稚魚
塀の上に朝日子笑ふ鳥の恋 遠藤梧逸
塀に身を擦り寄せて枯る枯れ怺ふ 千代田葛彦
三鬼の寺古塀に蛇没し終ふ 八木林之介 青霞集
冬空や猫塀づたひどこへもゆける 波多野爽波(1923-91)
9月1日
9月3日
陸橋に立って、南側は何処まで見えるか、見詰めていると、中空を車が通るのが見えた。
名神高速道路までは見える。
がれきの山は、4方を取り巻くセメント塀のうち3方分の残骸である。
周辺の家は、おおむね築20年未満である。半壊した家はなかったが、それでも1995年以後徐々に建て直されていった。
駅前周辺では一軒だけ屋根が落ちて全壊した家があった。
9月7日
この日は空が綺麗で、夕陽もきれいだった。
天高くパネルの塀は無地のまま
旅立は千日紅を置き去りに
ここはやはり「しゅうれい」であって「あきうらら」ではダメだろう。
工場の塀ぎは濡らし蜆売 沢木欣一
蔦枯れて塀枯色になりにけり 上野 小百合
我が家周辺まさにこの通りの様である。
長命寺塀ぞひの花吹雪かな(谷原椿祭の折) 岸田稚魚 『雪涅槃』
平凡だが、なるほどとは思う。
鶏の塀にのぼりし葵かな 正岡子規
9月1日
9月3日
9月5日
↑の画像の左手前の風景である。陸橋に立って、南側は何処まで見えるか、見詰めていると、中空を車が通るのが見えた。
名神高速道路までは見える。
がれきの山は、4方を取り巻くセメント塀のうち3方分の残骸である。
周辺の家は、おおむね築20年未満である。半壊した家はなかったが、それでも1995年以後徐々に建て直されていった。
駅前周辺では一軒だけ屋根が落ちて全壊した家があった。
9月7日
セメント塀が壊され、代わりにパネル塀が設置された。
開口部はこの方角(南側)ではなく、北側と西側に設けられた。
どちらにしても、一方通行道路を避けることが出来ないので、大型車両の出入りが不自由である。
この日は空が綺麗で、夕陽もきれいだった。
天高くパネルの塀は無地のまま
旅立は千日紅を置き去りに
↑右側は、ストッパーなしで不安定。ぷらんたーが右側へ傾けば、また落ちる。
出発前に収穫。ゴーヤチャンプ、今年はすでに5回位夕食に登場。