給食費払えぬあの日の養花天 下町の玉三郎こと梅沢冨美男
夏井先生の評価は微妙。永世名人にはなれず
俳誌のsalon 2017年以降
汲み置きの水に塵浮く養花天 | 吉田政江 | 沖 | 201706 | |
差し潮の川底濁り養花天 | 森清堯 | 末黒野 | 201707 | |
養花天圓座の端にまる虫も | 雨村敏子 | 槐 | 201707 | |
養花天ノアの箱船めく日本 | 柳川晋 | 槐 | 201707 | |
使はねば声の老いゆく養花天 | 山本則男 | 空 | 201707 | |
養花天百円眼鏡の軽さかな | 加藤翅英 | 京鹿子 | 201801 | |
養花天もう着くころか調律師 | はしもと風里 | 瓔 | 201806 |
母親の思い出。学校へ弁当持参の子は半分くらい。
あとの半分は昼時間になると校庭で遊ぶ。
弁当持参の子の弁当の半分は吹かした芋
残る4分の一の大方は麦飯と梅干一つ。
養花天にみえるが、今日は雨が降っている。
江戸彼岸満開。ほぼ。
小彼岸は完全に満開
江戸彼岸の先は少し蕾が残る
寒椿も咲き進んでいる
樹形は少し違うようだがこの寒桜は
昨日も紹介した桜に似ている
背景が曇りないし雨空と晴の違いがあるのでなんともいえないが啓翁桜
は花芯の赤いのが目立つ ↑↓啓翁桜として紹介したもの。
↓は今日見た寒桜
- 影のごと人きて佇てり寒桜 藤崎久を
- 彫り深き詩碑に影おき寒桜 浜 芳女
- 天つ日の褻にも晴れにも寒桜 石原八束 『藍微塵』
- 灯は消えて月のみのこる寒桜 水原秋桜子
- 山の日は鏡のごとし寒桜 高浜虚子
- 海に向く枝よりひらく寒桜 羽吹利夫
- 山の日は鏡のごとし寒桜 高濱虚子
- 寒桜鰤寄る潮のうちかすみ 水原秋櫻子
- 噴湯立つ空の青さに寒桜 塩谷はつ枝
- 寒桜裏口開けて産湯捨つ 加藤美能留
- 寒桜淡きいのちを宙に揺る 三宅一鳴
- 寒桜咲き寒玉子てのひらに 高木晴子
- うすうすと島を鋤くなり寒桜 飴山實
- 薄葉の一朶の雲か寒桜 山口青邨
- 天心に幻日かゝげ寒桜 上野和子
- 寒桜まれの開扉を四五人に 宮津昭彦
- 寂しくて青空を被る寒桜 関森勝夫
- 寒桜林泉はづす在り処かな 中村汀女
- 寒桜交はり淡くして長し 古賀まり子
- 幼子も雨を見てをり寒桜 原田喬
- 寒桜つぎつぎ加賀の雨滴 斉藤夏風
- 寒桜人もをらずに咲きにけり 大峯あきら
桃の花
名残のシモクレン 塚口御坊跡