上坂部西公園(都市緑化植物園)にある1本の松。テーダ松。
テーダマツ(Pinus taeda)はマツ科マツ属の樹木である。タエダマツ、タエダ松などとも表記される。
学名Pinus taedaの種小名 taedaは「樹脂に富む木材」を表している。和名はこの種小名に由来するテーダマツの呼び名が一般的である。
アパラチア山脈以南のアメリカ合衆国南東部に広く分布。生育地の気候は多湿であり夏は暑く、冬はあまり寒くない。年間平均降水量は1000 mmから1500 mm程度。森林の生長期間は分布域北部では5カ月から、同南部の海岸付近では10カ月ほど。年間気温の変動は13-24℃で7月の気温は27℃で頻繁に38℃を上回る。1月の平均気温は4℃から16℃で分布域の北部や西部では-20℃以下になることもある[1]。
生育地の北への拡大を制限するものは冬の低温と、開花時期の氷雪や低温が原因だと考えられている。テキサス州やオクラホマ州以西への拡大を拒むのは十分な量の成長期を欠くことが原因とみられる[2]。
山火事が起きにくくなっていることで、本種はアメリカ深南部(ディープサウス、Deep South)のいくつかの地域で分布を拡大している。これらの地域はかつてはダイオウマツ(Pinus palustris)やスラッシュマツ(P. elliotti)など極陽性のマツが優勢であった。
アメリカ南部を代表する有用林業樹種の一つ。オーストラリアなどを含む原産地以外でも木材やパルプを目的とする植林がなされて分布している。
日本国内の観察においてもアカマツを大幅に上回る成長を見せ、特に10年生以後がアカマツに比べて著しく早く成長するという[3]、また、マツ材線虫病 (マツ枯れ、マツ食い虫とも) に対する高い抵抗性などから一時期林業用樹種として大いに期待された。風で損傷しやすいこと[4]、外来種問題などから新規で植えられることはほぼないものの、比較的温暖な地域の公園や植物園では目にすることの多い外国産マツである。
連理の松になっている。
- 界隈の目こぼしのこれ連理草 木津柳芽
- 蛇の衣連理の枝にからみけり 下村梅子
- 飲めやうたへ神の連理の若緑 上島鬼貫
庄下川沿岸でセイヨウカラシナが咲き始めた。
↓はまだ花穂がでていない。
ヒメリュウキンカ
盛りは過ぎたがまだ楽しめる
染井吉野が咲かないのに、ムラサキケマンはつぎつぎに咲き始めた。
↑リュウキンカのテリトリーの中で。というよりムラサキケマンのテリトリーにリュウキンカが進出。
その逆のケースもある。
↑の枯葉は何のものかわからない。
黄華鬘や華鬘草を詠った句は多いが紫華鬘の例句は少ない。
- 川波に紫華鬘咲き隠る 石原八束
- 草たけて紫華鬘色うすし 川島彷徨子
- 川波に紫華鬘咲き隠る 石原八束
オオキバナカタバミ
このかたばみは今が盛り。町中の家の前にもよく見かける。
↓のかたばみも今が盛りである。最近よく見かけるようになった
イモカタバミではない。イモカタバミの葉の色は少し違う。
イモカタバミほどには大株にならない。一枚一枚の葉はハート形ではない。
アカカタバミと葉の色は似ているが、葉ははるかに大きいし路傍ないしアスファルトの隙間にまでは
進出してしない。花色も黄色ではなくピンク。
モモノカガヤキは冬の季語であろう。もう花は咲かない。
よくよく観察して想像力を発揮すればカタバミの葉といえないことはない。
イモカタバミ↑ 花はこれからである。大きなコロニーを形成するので、花が咲いていなくても同定しやすい。