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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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コスモス

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西宮北で中国道を下りて淡河へ向かう途中に、農家の休耕田を利用したようなコスモス畑がある。

車の中からは撮影する機会がなかったが

今日は往路でワイフが助手席から、

帰路も「うまい具合に」赤信号だったので私が撮影

往路の風景

見えるお家の地所なのかどうか

帰路

幸いズームする余裕が生まれて

さらにと思ったが対向車が邪魔になった。

コスモスと外来語で呼ばれるから平安朝あるいは江戸期には見られなかった風景かも。

レファレンス協同データベースに以下のような質疑応答あり。

 

Q:コスモス(花)の日本渡導入の歴史について、参考になる資料を探している。特に知りたいのは、事前調査事項にある明治12(1879)年のラグーザによる導入と、中島禎敏という人物の記憶(明治42(1909)年の文部省による種子の配布)について。

 

A::回答プロセスにあるような調査を行い、ラグーザによる導入については、【資料1】『ラグーザ・玉 女流洋画家第一号の生涯』p. 21に次のような記述が見つかりました。
「コスモスの花は、ラグーザ教授が、玉のデッサン指導のために種子を日本に持ち込み、あの美しいピンクや白の、清楚で艶な花を咲かせたものであるという」
また、『読売新聞』の記事によると明治39(1906)年にはコスモスは既に広まっていたようです(【資料2】「昨今の園芸=9 春蒔の西洋草花=上 コスモス、ベコニヤ、プリムラほか」)。
他に、ラグーザとコスモスに関する文献の情報として【資料3】『三井の山風どこ吹く風』(福家俊彦著 方丈堂出版 2012)「ラグーザ玉とコスモス」、【資料4】安井収蔵「ラウンジ 美術の小径 ラグーザとコスモス」(『Clinic bamboo = ばんぶう』日本医療企画 70号 1987.4)p. 163-163が見つかりましたが、内容は未確認です。
これ以外の日本渡導入の歴史について、また文部省による種子の配布については、事前調査事項にない情報は見つかりませんでした。
(インターネット最終アクセス:2017年7月17日)

 

詳しい内容を知りたい方は、インク文字クリック。回答プロセスをしることができる。

回答者は千葉県立中央図書館

夏目漱石が明治44年に桂川の岸辺には沢山咲いていると云う と記しているらしい。

日本への導入は幕末島津藩へ もっと多いのはイタリア人美術家ラクーザが種をもって来日したというもの。明治19年。

 

ワイフが車内から目的地までの紅葉の風景を撮っていた

ここからは上り坂で田園へ入ってゆく

竹藪も多いが、この道を往復するようになってから20年。

道路拡幅などで竹藪は後退

 

ところどころに横道ができて小さな工場などが出来ている。今のうちに道路拡幅用地を確保しておく必要があると思うが

そんな場所はいたるところにあるのであろう

右手に酒米の貯蔵センターがあるが写っていない。↑にみえる信号機も新しく設置されたもの。

弓の木という名の交差点を曲り三木街道から分かれたところ。

↑右手で、クサフジ(ナヨクサフジ)の名を知った。今年初めて庄下川のX橋の下でクサフジを見つけた。

さらに右手は浄水場

左手柵の外に旧道が走っている。オオキンケイギクが夏には路傍に繁茂する。

ここを抜ければ目的地

神戸市北区淡河町神田

↑からは撮影は私。いつもの池の風景

近景遠景どちらにもピントがあっていないボケ画像

一目で樹種が同定できるようになるのは何時か

耕作放置後、農業委員会で農地転用の許可はえているが、今は池を巡る道が消えてしまった。

楤タラ タラもこういう場所に生える

ウィキペディア:

コスモス

熱帯アメリカ原産[2]メキシコからスペインに渡りマドリード王立植物園に送られ、コスモスと名づけられた。日本には1879年(明治12年)に渡来した。これは美術学校の教師ラグザーがイタリアから持ち込んだものである[5]。秋の季語としても用いられる。

 

「秋桜」ではなく「コスモス」の例句も多い

流転はじまる車窓のコスモスとは別に 高野ムツオ 陽炎の家
 
潮騒なり午前一時のコスモスは 高野ムツオ 陽炎の家
 
コスモスに冷たき雨の日なりけり 行方克己 知音
 
吹かれづめなるコスモスに色見ゆる 行方克己 知音
 
コスモスや赤児生まれし駐在所 柳田清子
 
ゆれかはしゐてコスモスの影もなし 大橋宵火
 
コスモスの裏口出れば日本海 長谷川エミ
 
コスモスの戸口明りや遠野郷 平綿涼風
 
燈台のコスモス海になだれおつ 石原八束
 
コスモスや結城大事にしんし張 野村喜舟
 
コスモスを離れし蝶に谿深し 水原秋櫻子
 
コスモスや無人駅にもある別れ 溝口麗子
 
コスモスの小径いそぎぬ逢ひたくて 飯泉 たつ子
 
コスモスが揺れ蝶が揺れ空が揺れ 前山 百年
 
日の温みあるコスモスの種を採る 栗原 義人堂
 
ある朝は少年であり野のコスモス 大西健司
 
長い航海どこもかしこもコスモスだらけ 鴻巣又四郎
 
コスモスを仆し続ける父の耳鳴り 武政 郁
 
コスモス畑で野菜のようなkiss 橋田サカエ
 
コスモスがじやんけんしながら咲いてくる 遠藤寛子
 
愛に安心なしコスモスの揺れどほし 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
 
風船をつれコスモスの中帰る 石原八束 『空の渚』
 
コスモスのそよぐに何を話すべく 大木あまり 火球
 
コスモスの色をこぼして風過ぎぬ 大多和永子
 
コスモスに風ある日かな咲き殖ゆる 杉田久女
 
コスモスより目を離す空揺れてをり 今瀬剛一
 
コスモスを離れし蝶に谿深し 水原秋桜子
 
コスモスに遠嶺を入れて娘を写す 横山房子
 
コスモスや初恋の日の風と会ふ 中村真由美
 
コスモスの花ゆるがせて鼓笛隊 大河原一石
 
コスモスや風も日差もしなやかに 土生重次
 
コスモスの花見えて駅現はれし 右城暮石
 
コスモスのよく動きゐる花の数 高浜虚子
 
晴天やコスモスの影撒きちらし 鈴木花蓑
 
コスモスや一打百円鳴り止まず 小高沙羅
 
コスモスを見てゐて風になりにけり 福本五都美
 
コスモスに来なばローランサンの少女 西岡正保
 
コスモスの高さの風の見ゆるなり 細木芒角星
 
コスモスや乳首まさぐる児も仏 野口とほね
 
コスモスも地に縛られて白河市 鈴木俊策
 
コスモスや魚箱天辺よりくづれ 奥田恵以子
 
コスモスの揺るぎ始めはゆるやかに 永川絢子
 
コスモスのふんだんに風つかひをり 築城百々平
 
コスモスや馬車に吊りたる油差 井上鶏平
 
コスモスのピンクが与党他は野党 林 直入
 
コスモスや友に明るき母ありて 進藤明子
 
コスモスの気ままや予後の束ね髪 松浦 釉
 
コスモスや小学校の兎小屋 椎名康之
 
ありなしの風にコスモス応へけり 小川悠子
 
コスモスの花遊びをる虚空かな 高濱虚子
 
焼跡のコスモスに子等育つなり 三嶋 隆英
 
コスモスの凡そ百輪色同じ 水原秋櫻子
 
コスモスの籬に病めば子等のぞく 中尾 白雨
 
コスモスに溺れゆくなり風の中 手島 靖一
 
コスモスや泣きても泛ぶ子のゑくぼ 堤 京子
 
コスモスの花の上行く肩車 大高時子
 
コスモスや髪漆黒に狂女達 池田定良
 
コスモスに寿貞の声のきこえけり 平井照敏
 
コスモスの一輪昼の月にふれ 生駒俊太郎
 
コスモスのむこう向けるは泣けるなり 秋沢猛
 
コスモスの押し寄せてゐる厨口 清崎敏郎
 
コスモスが空地に咲きて愛されず 土屋鶴子
 
コスモスの揺れやむひまもなかりけり 久永雁水荘
 
コスモスの揺るる影さへしあはせに 内田啓
 
風船をつれコスモスの中帰る 石原八束
 
コスモスや遠嶺は暮るゝむらさきに 五十崎古郷
 
コスモスの向ふむきよりしぐれきぬ 加藤楸邨
 
コスモスに雨ありけらし朝日影 水原秋桜子
 
コスモスの裏側こそは寂しけれ 新森英二
 
コスモスを剪り青空を連れて来し 蔦三郎
 
コスモスの色の分れ目通れさう 稲畑汀子
 
コスモスや我より問ひてきく話 星野立子
 
コスモスの花揺れて来て唇に 星野立子
 
つき放す貨車コスモスのあたりまで 深川正一郎
 
コスモスに山脈影の世のごとし 齋藤愼爾
 
月明りにもコスモスの揺れやまぬ 西村和子 夏帽子
 
コスモスは臥し鶏頭は憤り 西村和子 夏帽子
 
コスモスは乾けり菊は乾かざる 山西雅子
 
コスモスににらみをきかす赤ん坊 夏井いつき
 
黄昏てコスモスは彩失へり 柴田奈美
 
瀧みちのくらさコスモス剪つてきて 田中裕明 櫻姫譚
 
コスモスの花粉を吹けり黒表紙 田中裕明 山信
 
コスモスのむこう向けるは泣けるなり 秋澤猛
 
コスモスに溺れ晩年はじまるか 西村逸朗
 
コスモスの押しよせてゐる厨口 清崎敏郎
 
コスモスを離れし蝶に谿深し 水原秋櫻子
 
コスモスなどやさしく咲けど死ねないよ 鈴木しづ子
 
コスモスのように眠りて寝台車 対馬康子 吾亦紅
 
コスモスを挿して産婦となりし朝 対馬康子 吾亦紅
 
コスモスに出会う化石の部屋を出て 対馬康子 愛国
 
コスモスやいまも誰かが地雷踏む 守屋春陽
 
月の兎皆コスモスに飛ばせたし 長谷川かな女
 
コスモスの百万本に日照り雨 山田圓子
 
コスモスの海へ漕ぎ出す乙女たち 桑原道子

 

 

 

 


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