セイタカアワダチソウの群生・繁茂の勢いは弱まったといわれている。
野鼠の巣にまで根を伸ばして栄養分を摂取していたが、
そういう「地下栄養資源」が枯渇気味、
もう一つはアレパシーによる「自家中毒」が指摘されている。
他の植物の侵入を阻害していた分泌物が、他の植物の退散によって自分に降りかかってきたらしい。
このたんぼ跡は5年以上耕作放棄というか、近接の施設に買い上げられ農地転用も認められているが
買い上げた施設の資金不足で放置されたままである。
もともと切り花用に導入されたらしい。北アメリカ原産。
たしかに花瓶に生けて他の花と組み合わせれば映えるかも。
ただし公害原因に指定されたので、切り花としての需要は0.
ススキと共存しているようにみえる。
ススキが免疫力を身につけたためか。
ヘラオオバコが群生していた近隣公園では最近はスズメノヒエやヌスビトハギが繁茂し
ハルジオンがヒメジョオンを駆逐し始めているとも言われている。
椎茸は一向に姿を見せない
花が咲く前に雑草として刈られたようで今年はフジバカマをあまり見かけない
刈られた跡に残った子株から少しは咲いている
- 神主の申して言へる藤袴 斉藤美規
- 雁坂の方は雲なり藤袴 村沢夏風
- 家持の妻恋ひ日和藤袴 牧長幸子
- 藤袴見しよりくもる田原坂 桑原志朗
- 丹波けふいづこも照りぬ藤袴 岡井省二
- 藤袴にもひとこゑや山鴉 藤田湘子
- 藤袴花の終りの絮とばし 本岡 歌子
- 霧じめりせし紫や藤袴 射場 秀太郎
- 聞き流すつもりの雑音藤袴 落合よう子
- 藤袴切腹衝動堪えけり 浅賀穀象虫
- たまゆらをつつむ風呂敷藤袴 平井照敏
- 重なりて木の暮れてをり藤袴 永田耕一郎
- すがれゆく色を色とし藤袴 稲畑汀子
- 吹かれゐる大いなる絮は藤袴 阿部みどり女 『石蕗』
- 想ひごとふと声に出づ藤袴 永方裕子
- たまゆらをつつむ風呂敷藤袴 平井照敏
- 藤袴手に満ちたれど友来ずも 橋本多佳子
- 藤袴手折りたる香を身のほとり 加藤三七子
- 藤袴吾亦紅など名にめでて 高浜虚子
- 藤袴色と見つつも淡かりし 稲畑汀子
- 八一歌碑撫づるがごとく藤袴 和田春雷
- 藤袴ゆれれば色を見失ふ 山下美典
- 藤袴白したそがれ野を出づる 三橋鷹女
- 酒かくされて雨の日の藤袴 増山美島
- 嵯峨なれや道すがらなる藤袴 宮本すま子
- 喪の列に入る順ありし藤袴 青木綾子
- 幾代経し蔵の罅かも藤袴 松井葵紅
- 熔岩を置く小みちは濡るる藤袴 杉山岳陽
- 藤袴手に満ちたれど友来ずも 橋本多佳子
- 藤袴白したそがれ野を出づる 三橋鷹女
- 藤袴歌に詠むべき名なりけり 佐藤紅緑
- みづからをすこし咎めて藤袴 友岡子郷
- あさっての花も済みたり藤袴 金子晋
- 一泊の荷重りは詩書藤袴 桂樟蹊子
- 藤袴吾亦紅など名にめでて 高濱虚子
- 肉体というやっかいなもの藤袴 大西泰世
- 白がねの目ぬきやさしや藤袴 浜田酒堂