タマスダレ(玉簾、学名: Zephyranthes candida)は、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属の球根草。
和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。
別名のレインリリー(雨ユリ)とは、ゼフィランサス属及び近縁のハブランサス属(英語版)の総称であり、タマスダレだけの別名ではない。まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。また、タマスダレを「ゼフィランサス」ということもあるが、本来、ゼフィランサスは属名であるので注意を要する。
アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイのラプラタ川流域及びチリ、ペルー原産。日本には明治時代初期の1870年頃渡来し、日本の風土にも良く適応し、人里周辺に半野生化した群落が見られることがある。
明治期の到来だから馬琴の歳時記には登場しない。江戸期の俳人は知らない植物である。
歳時記では秋の季語ではなく夏の季語。
しかし家の周辺では今が盛り。
年に何回か盛りがある。雨の後がいつも盛りとは限らない。
関西地区では↓をゼフィランサスと呼んでいる
同属と言われればそうかなあとも思う。
おなじくWikipedia
ゼフィランサスは、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属[1](学名: Zephyranthes)の植物の総称。温暖な地域で生育し、土中に鱗茎を形成する多年草。
近縁のハブランサス属(英語版)、クーペリア属(英語版)[2]とともに、多くの種は乾燥と高温の後に雨が降って球根が潤うと花茎をのばして開花する性質があるため、ともにレインリリーと呼ばれる[3]。
属名はギリシャ語の Zephyros(西風、ゼピュロス)と anthos(花)が語源であるが、なぜそう名付けられたのかよくわかっていない。
ロサ・カニナ
ヨーロッパ大陸に自生するバラで、ゲーテの詩やシューベルトの歌曲の「野ばら」のモデルは、このバラであるとも言われます。
果実は秋に赤く熟し、ローズヒップと呼ばれ、茶剤(ローズヒップティー)として飲用されます。
そのローズヒップ まだ熟していない
いっぱい採種できそう。
真っ赤に熟したらきれいだろう。今まで気づかなかった
- 野薔薇咲き万葉よりの鮎どころ 大島民郎
- 見えてゐる野薔薇のあたりいつ行けむ 野澤節子 『未明音』
- わがホ句にせめて野薔薇の香もあれな 日野草城
- ダンテの忌髪に野薔薇や星や百足 鳴戸奈菜
- ペンシヨンヘ疎林づたひや野薔薇の芽 大島民郎
薔薇の品種改良、交配には日本の「野ばら」も重要な役割を果たしていると聞いたことがある。