石蕗の花穂
「ツワブキ」という名前については、艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説のほか[8]、厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説もある。ほかには「ツワ」・「イシブキ」・「オカバス」・「オバコ」などとも呼ばれ[9]、沖縄方言では「ちぃぱっぱ」、奄美方言では「つばしゃ」・「つば」、宮古方言では「つぱぱ」、八重山方言では「ちゅぶりんぐさ」(頭の草)と呼ばれる。
現在の中国の標準名は「大呉風草」(拼音: dàwúfēngcǎo)であるが、「一葉蓮」、「活血蓮」、「八角烏」、「金缽盂」などの異名がある。台湾語では「乞食碗」(khit-chia̍h-oáⁿ、キッチャワ)または「山菊」(soaⁿ-kio̍k、ソアキオッ)と呼ばれる。
韓国語では「털머위」(トルモウィ)と呼ぶが、毛の生えた蕗を意味するが、葉の裏に毛が多いことによる。朝鮮語では「말곰취」(マルゴムチュイ)と呼ぶが、馬のオタカラコウを意味する。
島根県の津和野(つわの)の地名は「石蕗の野(ツワの多く生えるところ)」が由来となっているという。
ツワブキ(石蕗、艶蕗、学名:Farfugium japonicum (L.) Kitam.[1]、シノニム:Farfugium tussilagineum 、Ligularia tussilaginea )は、キク科ツワブキ属に属する常緑多年草(冬でも葉が緑のままで、1年や2年で枯れること無く、よく生き残れる草)である。葉柄は食用になる。
冬にも緑の葉が茂り、何年も枯れずによく生き残れる常緑多年草で、草の丈はおよそ50cmほどである。土の下に短い茎があり、土の上には葉だけが出る。葉は土の中の根から生える根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し、全体で円の形に近くなる。長い葉柄(軸)を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。こうした持ち前は同じキク科のフキと よく似ているが、フキは、秋になると葉が落ちる夏緑性の草であり、常に緑の葉をつけているツワブキとは別属の植物である。ツワブキの葉は濃い緑色で、ぶ厚くて表面につやがあり、若いときには綿毛が多い。
葉の裏面に毛が多く生えている。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先っぽに散房花序をつけ、10月の終わりごろから12月の初めごろにかけて直径5cmほどのキクに似た黄色い花をまとめて咲かせる。そのため日本においては、「石蕗の花(つわのはな)」や「いしぶき」は初冬の季語とされている。
ツワの絮を詠った句を知らない。
寒風の公園 いつもの近隣公園 家から徒歩3分でたどり着ける
子は走り母はベンチに冬うらら
最近どこかでお目にかっかた句。正確に思い出せないので、少し「編曲」されているかも。
とてもではないが、さすがに今日は厳寒。
↑の句の雰囲気はない
誰もいない午後の公園寒椿
ヘラオオバコ、チチコクサのロゼット、カミツレかトキンソウか
- 十薬の花にも置きしベンチかな 行方克己 知音
- 緑蔭に舫ひし如く木のベンチ 行方克己 無言劇
- 父の日をベンチに眠る漢かな 中村苑子
- 冬麗の陽を載せ誰も居ぬベンチ 楠本憲吉
- 晩秋や風樹の中の一ベンチ 大野林火
- ベンチより四肢はみだして昼寝人 菊地美恵子
- 始発待つベンチの朝寝登山口 癸生川昭
- 食慾はひょっとベンチのやうなもの 阿部青鞋
- ネクタイがベンチに一人づつ残暑 岩月星火
- 公園のベンチ陣どり孕み猫 小林蘇美
- 秋思ふとベンチの憩ひやや久し 蕪城
- 雁行や向かい合わせの木のベンチ 対馬康子 吾亦紅
- 善福寺池のベンチの秋思かな 皆吉司
- 秋風の人に掛けよとベンチあり 湯浅桃邑
- 浮寝鴨ベンチに戦禍のニュース読み 関森勝夫
- 十三夜駅のベンチに黒衣人 伊藤京子
- 枯園のベンチ一人しかかけられない 加倉井秋を
- 頑丈な馬橇のベンチ金魚草 八木林之介 青霞集
- もみぢの地に映ゆるベンチにて仰ぐ 滝井孝作 浮寝鳥
- 柳散る公園の隅のベンチ哉 寺田寅彦
- 泣けぬ爺ばかりのベンチ八重桜 熊谷愛子
- 池広し月にベンチのあるほかは 永井龍男
- 野の枯は駅のベンチの背よりすぐ 辻田克巳
- 母と子の夏帽重ねおくベンチ 山田弘子
- 炎天へ鉄のベンチを引きずり来る 渋谷道
- 暑きベンチ船の彼方は死後の色 福田甲子雄
- 広告のベンチも枯れし蘆もかな 久保田万太郎 流寓抄以後
- 冬園のベンチを領し詩人たり 木下夕爾
- 春惜むベンチがあれば腰おろし
- ベンチあり憩へば蜘蛛の下り来る
- 暑く 眠く 時空の余白の ベンチ老人 伊丹三樹彦 写俳集
- 父の日をベンチに眠る漢かな 中村苑子
ストックの苗 公園のボランティア花壇
↑午後2時 ↓午後3時過ぎ
遂に尼崎にも雪
午後6時現在で1ミリ程度の積雪
↓午後10時
ベランダから隣家のカーポートの屋根を見ている
明日は尼崎も最低気温がマイナス2℃とか。
冬眠中の我が家の植物
カランコエ、ベゴニア