Quantcast
Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

節分巻

$
0
0

↑うまく写っていないが、ホソバヒイラギナンテンの青い実が輝いていた。
排水溝の石垣の間で育つ野草2種。
↑↓どうも私の未だ知らないもののよう
 
昨日は新開店のイタリアンを下見。近くに住む人を招待しようと思って。
シェフは女性で、ウェイターが旦那さん。
 
今日は、
ワイフは壬生狂言を見に、早朝からおでかけ。
↑の節分巻きは、北北西へ向けて撮影。
同伴の女性は、ワイフよりはるかに年長だが、今夜の為に巻き寿司を6本巻いて出かけてきたとか。
須賀多餅美味なり。
「壬生」の例句多い。壬生狂言も俳人の必修科目のひとつかも。
壬生の鉦きこえて壬生は染屋町 小原菁々子
 
石段を下りて壬生へやをけらの火 松根東洋城
 
独楽きそふ子がゐて壬生の袋路地 茂里正治
 
壬生の鉦打てるはいつも向うむき 後藤比奈夫
 
鬼女の出に昼の月あり壬生狂言 山尾玉藻
 
行き行くに李や桃や壬生念仏 森 澄雄
 
春惜しむ鉦とこそ聞け壬生念仏 安住 敦
 
壬生狂言をはる口上なかりけり 高橋克郎
 
壬生狂言うなづき合うて別れけり 岸 風三楼
 
うらうらと屋根に日あそぶ壬生念仏 猿橋統流子
 
炮烙を割るにも壬生の笛・太鼓 橋本美代子
 
双手あげ一睡さめし壬生舞台 矢津 羨魚
 
なかなかに役者出てこぬ壬生の鉦 経谷 一二三
 
壬生狂言嘆きの肩をゆすりけり 成瀬櫻桃子
 
鬼女の出に昼の月あり壬生狂言 山尾玉藻
 
願ぎ事はみな打消しぬ壬生の鉦 山田みづえ
 
永き日を云はでくるゝや壬生念仏 与謝蕪村
 
壬生狂言に笛が加はり眠くなる 菖蒲あや
 
をととひもきのふも壬生の花曇り 古舘曹人
 
壬生狂言淫らなことをちとしたり 細川加賀 『生身魂』
 
壬生の鉦クリーニング屋励むなり 波多野爽波 『一筆』
 
壬生菜採る朝の愛宕の晴れを見て 茨木和生
 
母とほく姉なつかしき壬生菜かな 大石悦子
 
前ぶれもなく壬生踊はじまりし 田中久子
 
早鉦となりて鵺出る壬生狂言 右城暮石
 
壬生鉦や一ト走りして狐雨 椎名書子
 
炮烙の放り出されて壬生念仏 岡村光代
 
壬生狂言こどもが先に笑ひけり 中谷五秋
 
壬生の面したたか泣きて汚れけり 関戸靖子
 
うららかに妻のあくびや壬生狂言 日野草城
 
壬生狂言うなづき合うて別れけり 岸 風三楼
 
御影供や人に埋もるる壬生朱雀 太祇
 
糸車見えぬ糸繰る壬生狂言 長谷川佐和
 
壬生狂言笑うてあはれのこりけり 成瀬桜桃子
 
壬生狂言亡者抜かるる布の舌 川井玉枝
 
青鬼の皺だるむ腹壬生狂言 山田みづえ
 
壬生狂言老婆くつくと笑ひけり 八木林之助
 
身振りをば手振りで返し壬生踊 奥野曼荼羅
 
鬼が出て泣く子笑ふ子壬生念仏 中田余瓶
 
壬生念仏美しき子を肩車 高浜虚子
 
壬生狂言淫らなことをちとしたり 細川加賀
 
面の下咽喉笛太し壬生念仏 鈴鹿野風呂
 
壬生念仏女に太きのどぼとけ 中井大夢
 
舞台暫し空しくありぬ壬生念仏 高浜虚子
 
あをあをと壬生菜一畝白毫寺 丹野富佐子
 
綱渡る鵺に早打ち壬生の鉦 松本圭二
 
壬生の鉦雨雲つひに雨こぼす 山田ひろむ
 
目つむれば鉦と鼓のみや壬生念仏 橋本多佳子
 
壬生念仏舞台を風の通りけり 西村和子 かりそめならず
 
さう言へば壬生寺下ル椿餅 藤田あけ烏 赤松
 
壬生念仏身振りの手足語りづめ 橋本多佳子
 
すぐ乾くあくび泪や壬生念仏 阿波野青畝
 
壬生念仏抜かれし舌の風にとび 大橋桜坡子
 
蝶入りて劇中を飛ぶ壬生狂言 古屋秀雉
 
うらゝかに妻のあくびや壬生念仏 日野草城
 
人形を子として抱く壬生狂言 古屋秀雉
 
幕引に代へて壬生鉦連打せり 山崎佳世子
 
壬生狂言舞台と席のこの空間 古屋秀雄
 
壬生狂言廂より雨瀧なせり 茨木和生
 
壬生の鉦雨呼ぶ鉦となりにけり 向笠和子
 
壬生狂言炮烙すべて割られけり 丸山哲郎
 
壬生の蝶炮烙割りに驚かず 冨田みのる
 
壬生狂言鬼の出に打つ戸板かな 田中英子
 
独楽競ふ子がゐて壬生の袋路地 茂里正治
 
盗人をとらへ縄なふ壬生狂言 八牧美喜子
 
商人面平あやまりよ壬生狂言 八牧美喜子
 
うらうらと屋根に日あそぶ壬生念仏 猿橋統流子
 
壬生狂言鬼女に食はれて歩き消ゆ 右城暮石
 
起ち上りまこと泣きけり壬生の鬼 小原菁々子
 
壬生念仏桟敷の谷崎潤一郎 小原菁々子
 
壬生狂言うなづき合うて別れけり 岸風三樓
 
出る月や壬生狂言の指の先 小林一茶 (1763-1827)
 
黒染のうしろすがたや壬生念仏 太祇
 
炮烙を割るにも壬生の笛・太鼓 橋本美代子
 
悪玉が出ねば退屈壬生狂言 品川鈴子
 
壬生念佛くらしくらしと酒買ひに 関戸靖子
 
壬生念仏その夜は月に膝立てて 関戸靖子
 
壬生の面したたか泣きて汚れけり 関戸靖子
 
壬生狂言日向雀に囃されて 山田弘子
 
壬生の舞小袖が蝶を放ちけり 山田弘子
 
狂言は南無ともいはず壬生念仏 炭 太祇 太祇句選後篇
 
墨染のうしろすがたや壬生念仏 炭 太祇 太祇句選
 
出る月や壬生狂言の指の先 一茶 ■文政元年戊寅(五十六歳)
 
暮れかぬる一町ほどや壬生の鉦 山田みづえ 木語
 
世に疎きさまにも打てる壬生の鉦 後藤比奈夫 祇園守
 
壬生狂言うなづき合うて別れけり 岸風三樓
 
壬生念仏大原の春を現じけり 安住敦
 
壬生念仏の笛休む間も鉦は打つ 安住敦
 
壬生狂言老婆くつくと笑ひけり 八木林之助
 
永き日を云ハでくるゝや壬生念仏 蕪村遺稿 春
 
春雨や鼻うちくぼむ壬生の面 高井几董
 
壬生狂言老婆くっくとわらひけり 八木林之助
 
壬生狂言淫らなことをちとしたり 細川加賀
 
出る月や壬生狂言の指の先 小林一茶
当方はインフルエンザ恐怖症で外出中止。
 
今年も大覚寺へでかけるつもりだったが行けなかった。↑は昨年の2月3日
これも壬生狂言である。
2014年、15年、16年と3年つづけて大覚寺へ出向いている。
舞台右端の女性は市長さんである。
面とりて追儺の鬼も豆を撒く 大橋宵火
 
青竹で屋根押へたる追儺寺 細見綾子
 
八方へ射る芦の矢や追儺式 五十嵐播水
 
行僧の荒び声なる追儺経 能村登四郎
 
末社とて追儺神楽もなかりけり 下村ひろし
 
山国の闇おそろしき追儺かな 原 石鼎
 
荒海の北国に泊つ追儺かな 斎藤梅子
 
一筋の深雪の径の追儺寺 梧桐 青吾
 
月光を容れ何せぬ追儺の夜 佐藤鬼房
 
匂ふほどの雪となりたる追儺かな 小林康治 『玄霜』
 
いわし焼く匂ひ流れて追儺の夜 横田和子
 
鬼逐はれ狐栖みつく追儺寺 清水晴子
 
面取つて鬼拾ひ出す追儺豆 荒井英子
 
追儺豆帽子をぬぎて受くるあり 細見綾子
 
山国の闇恐ろしき追儺かな 原 石鼎
 
追儺寺骨董市も加はりて 妻藤玲子
 
魚糶りし闇に追儺の豆を撒く 鈴木夢亭
 
追儺鬼逃れし方へ山動く 岩崎憲二
 
山国の闇恐ろしき追儺かな 原 石鼎
 
大樟の走り根こがす追儺の火 下村ひろし
 
追儺果て月隈なきを畏れけり 山岸 治子
 
光るまで渡殿みがく追儺まへ 村上 光子
 
追儺の夜餓鬼の如くに出て歩く 福永 耕二
 
真闇にも濃淡ありし追儺の灯 根岸善雄
 
追儺豆肱触れて妻やはらかき 石田勝彦
 
書架に棲む鬼何々ぞ追儺豆 肥田埜勝美
 
戸をあけてしりぞく闇へ追儺豆 岡村浩村
 
病床やよべの追儺の豆さびし 中尾白雨
 
匂ふほどの雪となりたる追儺かな 小林康治
 
山国の闇恐しき追儺かな 原石鼎
 
馬にやる蕎麦湯さめたる追儺かな 萩原麦草
 
追儺豆あびて歓ぶめしひかな 斎藤雨意
 
追儺の夜餓鬼の如くに出て歩く 福永耕二
 
山国の闇恐ろしき追儺かな 原石鼎
 
出番待つ追儺の鬼が髪を梳く 北川素月
 
追儺豆帽子をぬいで受けるあり 細見綾子
 
鬼外れし追儺の豆に打たれけり 茂里正治
 
追儺狂言鬼の出となりざわめけり 茂里正治
 
破魔矢あり追儺豆買ひ忘れても 及川貞
 
豆用意忘る追儺は今宵なり 及川貞
 
以前以後追儺の豆の皮剥がれ 加倉井秋を
 
追儺豆母のしとねにあめふらす 赤松[ケイ]子
 
山国の闇恐ろしき追儺かな 原石鼎(1886-1951)
 
わがために撒く影もある追儺かな 中勘助
 
病む父に打ちてしまひぬ追儺豆 大石悦子
 
打連れて追儺の闇はあたたかし 山田みづえ
 
老いぬれば鬼も内なる追儺かな 野見山ひふみ
 
打連れて追儺の闇はあたたかし 山田みづえ 忘
 
追儺うらの町にも聞えけり 黒柳召波 春泥句集
 
追儺豆闇をたばしり失せにけり 篠原鳳作
降ろしたシャッター雨戸を開けて、ワイフはやっていた、例年通り。「鬼は外」
2013年は雪の長浜盆梅展へ出かけている。
盆梅の漂ふ香り人の来し 梅林 清
 
盆梅に隣りて項剃らせをり 中原道夫
 
愛の巣が丸焼け盆梅残りたる 中原道夫
 
盆梅のさかりの白き夕かな 安藤 立詩
 
盆梅のそばにカチリと指輪置く 波多野爽波 『骰子』
 
盆梅や甲冑いつも死の匂ひす 田川飛旅子 『邯鄲』
 
盆梅の咲きそめて気の弛みたる 柴田白葉女 『朝の木』
 
盆梅を戸口に並べ理髪店 石丸泰子
 
盆梅にお礼の肥料たつぷりと 小川ユキ子
 
盆梅をほめて切出す婚の使者 大口蘇峰
 
盆梅の花の香を置く亡母の部屋 安斉君子
 
盆梅のしだれし枝の数へられ 松本たかし
 
点眼のしみて盆梅紅うるむ 福本天心
 
盆梅が満開となり酒買ひに 皆川盤水
 
盆梅を新刊におく書店かな 吉崎礫川
 
盆梅の真青き枝の四方にたれ 広田青陽
 
盆梅の咲きそむ室に朝日満つ 伊藤智代
 
盆梅のとぼしき花を日にあてぬ 中尾白雨
 
盆梅の影現れし障子かな 高浜虚子
 
盆梅の枝垂れし枝の数へられ 松本たかし
 
盆梅や八重も一重も緋も白も きくちつねこ
 
盆梅を置くや彼方に在るごとく 依光陽子
 
盆梅の枝垂れし枝の数へられ 松本たかし
 
盆梅に雪玉吸はせ炉辺の春 西本一都
 
盆梅の花の大きさ目に立ちて 高濱年尾
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

Trending Articles