- さわがしき冥途は紙の力士たち 上田 玄
- 初場所の力士顛倒し顛倒し 三橋敏雄
- 鮎田楽力士の大き手形見て 大木あまり 火球
- 春場所や異国力士の大銀杏 椙本千代子
- 花道の繭玉ゆらし勝力士 西村英子
- 遠くへは飛ばぬ力士の年の豆 立野もと子
- 鍋の向こうに力士の手形冬深し 大山キヌ子
- 力士来る寒の両国橋長し 恩田秀子
- 梅雨晴や双子抱きて力士来る 長屋せい子
- 空港に眼鏡の力士雲の峰 吹野 保
- 巡業の力士迎へぬ河豚供養 名和三幹竹
- もと力士花車今老鵜匠 伊藤柏翠
- 初場所の力士二十歳となりにけり 岸本尚毅 舜
- 負力士髻土に汚れけり 河東碧梧桐
- 朝顔にしゝむら白き力士かな 久米正雄 返り花
- 兵営の力士毛布をまはし哉 森鴎外
- 鮨桶の蔭に土俵の勝力士 長谷川かな女
- 咲き初めし椿に力士の腋甘し 攝津幸彦
- 茫然と力士・朝潮つばめ来る 坪内稔典
- 初場所やひかへ力士のくみし腕 久保田万太郎 流寓抄
祝 稀勢の里 優勝 横綱昇進(多分)
今日学んだ発音
ありだみかん。 今日の今日までありたみかんと発音していた。
我が家、お餅もありだみかんも残存少々。
カンシロギク(寒白菊、学名: Leucanthemum paludosum)またはノースポールギク[1]は、キク科フランスギク属の半耐寒性多年草である。しかし、高温多湿に極端に弱いため、日本では一年草として扱われている。今日では[いつから?]冬のガーデニングにはなくてはならない存在にまでなった。
和名の由来は、花付がよく株全体を真っ白に覆うように見えるところが北極を連想させることによる。「ノースポール」はサカタのタネの商品名[4]であるが、種苗登録などはされていないため、一般名として定着している。旧学名またはシノニムの「クリサンセマム・パルドスム」[5] と表記されることもある。
↑ウィキペディア「本部」は、いつから冬花壇の主役になったかを示せと注文を付けている。
公共花壇のノースポール
かなり大きくなっている。
育てたことはないが、カモミールと同じく、プランターなどに勝手に生えて来るので、
育てやすいと思い、この冬初めて本格栽培。
30株程を6つのプランターに植え付けている。
4月に温度が急上昇すると、あっという間に花期が終わってしまうので、
早く咲かせなければならないが、蒔き時の9月に気温が発芽適温より高かったので、
種まき時期を逸したため、成長が遅れている。
花も咲きだしている。
我が家のもの。せいぜいこの程度。↓
寒波襲来時には枯れるのではないかと心配した。
寒菊なら例句豊富。寒白菊では例句ないだろう。
「寒菊」ではなく、「寒&菊」で検索
- 寒菊にあさの大富士澄めりけり 小林俊彦
- 寒菊や風の中なる鏡山 石原八束
- 寒菊を桶いっぱいに切り込みぬ 柴山 つや子
- 寒の菊乾きて咲けり妻も他人 草間時彦
- 寒菊に夕の海光おとろへず 石原八束
- 乳張ると寒菊を切りそろへをり 佐藤鬼房
- 寒菊やあの世といふに父母がゐて 細川加賀 『玉虫』
- 寒菊の一本の香に置手紙 細川加賀 『傷痕』
- 寒菊の土掃きたてゝ人貧し 長谷川双魚 『風形』
- 寒菊や風の中なる鏡山(肥前唐津にて) 石原八束 『藍微塵』
- 火に乗せし菊に生気の寒暮かな 大木あまり 火球
- 菊盗ると鎌倉寒の来りけり 大木あまり 山の夢
- 寒菊にかりそめの日のかげり果つ 中村汀女
- 寒菊を憐みよりて剪りにけり 高浜虚子
- 古人形寒菊添へて捨てらるる 大塚とめ子
- つつまれし寒菊解けば咲き乱れ 上野章子
- 寒菊や母のやうなる見舞妻 石田波郷
- 囲はれて白極まりし寒の菊 河本好恵
- 人柄を辻まで広げ寒の菊 増田萌子
- さみしからず寒菊も黄を寄せ合へば 目迫秩父
- 寒菊や母のやうなる見舞妻 石田 波郷
- 寒菊のほかは刈るべきものばかり 片岡 青苑
- 寒菊の空の蒼さを身にまとひ 渡辺向日葵
- 庭に餅つくと寒菊束ねけり 池上浩山人
- 寒菊や耳をゆたかに老い給へ 越高飛騨男
- 寒菊や母のやうなる見舞妻 石田波郷
- 寒菊の霜を払つて剪りにけり 富安風生
- 寒菊の雪をはらふも別かな 室生犀星
- 寒菊や世にうときゆゑ仕合せに 岩木躑躅
- 寒菊を憐みよりて剪りにけり 高浜虚子
- 寒菊の隣もありや生大根 許六
- さみしからず寒菊も黄を寄せ合へば 秩父
- 花びらを重ねて寒の菊にほふ 龍太
- 寒菊のくれなゐふかく昃りけり 梅の門
- 寒菊にいぢけて居ればきりもなし みどり女
- 寒菊の霜を払つて剪りにけり 風生
- 寒菊や蕪引たる裏の畑 五城
- 寒菊を憐みよりて剪りにけり 虚子
- 寒菊の雪をはらふも別かな 犀星
- 寒菊に古鏡の塵を払ひけり 紫影
- 寒菊に頬かぶりする小猿かな 一茶
- 寒菊やいも屋の裏の吹透し 子規
- 寒菊や茂る葉末のはだれ雪 太祇
- 寒菊や虱をこぼす身のいとま 白雄
- 寒菊や水屋の水の薄氷 蓼太
- 寒菊やけふはほとびて朝雫 野坡
- 寒菊や日の照る村の片ほとり 蕪村
- 寒菊の気随に咲くや藪の中 来山
- 星冴て寒菊白う成にけり 唄子
- 寒菊にいぢけて居ればきりもなし 阿部みどり女
- 寒菊やひとつの色に暮れはじむ 谷口桂子
- 寒菊と白き障子をへだて住む 福田蓼汀
- 寒菊の雪をはらふも別かな 室生犀星
- 寒菊の避寒の宿に黄なるかな 青木薫風郎
- 寒菊や年々同じ庭の隈 高浜虚子
- 寒菊は咲きぬ吾庵仏無し 渋川玄耳
- 寒菊やころがり侘びて石一つ 日野草城
- 左の目病む寒菊の重さかな 佐怒賀直美
- 寒菊や消炭干せし売る茶亭 鈴木芋村
- 寒菊や母のやうなる見舞妻 石田波郷(1913-69)
- 寒菊や粉糠のかゝる臼の端 芭蕉
- 寒菊や佛師が妻の肺を病む 寺田寅彦
- 寒菊や仏となりし御身の色 尾崎紅葉
- 寒菊の雪をはらふも別れかな 室生犀星 魚眠洞發句集
- 消炭に寒菊すこし枯れにけり 室生犀星 魚眠洞發句集
- 我に返り見直す隅に寒菊赤し 中村汀女
- 寒菊にふれし箒をかるく引き 星野立子
- 寒菊や縫ひつつおとす針の錆 加藤知世子
- 寒霜や咲かずじまひの小豆菊 北原白秋
- 寒菊を匂ふごとくに描けといふ 今瀬剛一
- 寒菊や茂る葉末のはだれ雪 炭 太祇 太祇句選後篇
- 菊戴寒林に頭を灯し来る 堀口星眠 営巣期
- 寒菊や風の中なる鏡山 石原八束 藍微塵
- 寒むけれど菊匂ふ壷を前うしろ 臼田亞浪 定本亜浪句集
- 寒菊を懐炉を市に求めけり 臼田亞浪 定本亜浪句集
- 寒菊や赤土壁の鷹の糞 史邦 俳諧撰集「藤の実」
- 水たごに寒菊ゆゆ竈(へつい)壁 大阪-荘人 俳諧撰集「藤の実」
- 寒菊や顔も洗はず懐手 京僧-通達 俳諧撰集「藤の実」
- 寒菊やわきてかしこき莟がち 黒柳召波 春泥句集
- 寒菊や猶なつかしき光悦寺 黒柳召波 春泥句集
- 朝寒や手をもみ初めて菊のはな 風斤 芭蕉庵小文庫
- 寒菊に野武士も住むか和邇堅田 史邦 芭蕉庵小文庫
- 寒菊や火を焼く方の真さかり 李由 十 月 月別句集「韻塞」
- 寒菊の隣もありや生大根 許六 俳諧撰集「有磯海」
- 寒菊の古薦のぞく日和かな 美濃-嵐舟 俳諧撰集「有磯海」
我が家の春花壇(プランター群)のメインはロベリアの予定だが・・
ノースポールよりさらに遅れている
一番おおきいものでも ↓この程度