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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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桃割れ

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「桃割れ」で検索したら、

桃割れ(ももわれ)は、江戸時代後期から昭和にかけて町人の娘に流行した女髷。

銀杏返しの派生の一つで、前髪を高くふっくらと上げると同時に、鬢は「前出し」といって顔側に心持膨らませて結う。

つとは出さないで引きつめるが、髷は左右分けてふっくらとした輪を作って元結を根元に巻き∞のようにして仕上げ、∞の真ん中に丈長や鹿の子を結んで飾る。

左右の輪の上部のみくっついて下部が割れて手絡が見える様子がの実に似ることからこの名があり、当時唐人髷とともに十代前半~後半の少女に多く結われた。

時代劇などで町娘といえば大抵このかつらをかぶって出てくるため、少女の髷としては最も知名度が高い。

この髪型を示す解説しか出てこない。

昨日まで、なべて

↑この形であった綿の実が、今日一つ割れて綿が噴き出した。
これもまた「桃割れ」と呼ぶことをどこかで学び、
私は、桃割れといえば、綿の↓のような状態を連想してしまう。

今年は7本しか育てていない。7本で15個くらい実っている。
順次桃割れしてゆく。
 京都大原在住のイギリス人女性が綿繰機や糸車などを使って糸を紡いでいる姿がNHKの画面に出たことがあるが、まねようとは思わない。
機織り機はかなりでかそうなので、置く場所がない。
女の子が生まれたので、庭に桐を植えて、嫁入りの時に、その木で箪笥を作ったというのも、そんなことができる家もたまにはあった程度の話であろう。第一、そんな時代なら15歳で嫁入りだから、箪笥用の素材になるまでには育たないと思う。


少年の肘の青さや綿の実摘む 高橋正子

籠にあふれ綿の実なるや頭にのせて 浅野白山

綿の実を摘みゐてうたふこともなし 加藤楸邨(1905-93)


中国のある地方で、女の子が生まれると、その年に作った酒(紹興酒?)を
地中に埋め、その娘の披露宴の折に掘り出して飲んだという話なら、まあ信じてもいいが。


第24回 日本伝統俳句協会賞
「瓔 珞」 大谷 櫻

土器を湖へ一投年新た

日は亭午公魚釣に富士晴るる

灯ともせば瓔珞貴に古雛

雛飾り今宵は月も匂やかに

みづうみの波音暮るる雛灯す

雛の夜の灯とぼしき平家村

花かんざし賜はる仔馬摩耶詣

松籟に夕べの落花とめどなし

みづうみの雨しぶき来る杉植うる

藤の花奔湍の生む風にゆれ

奥琵琶の岬の遅き茶摘かな

峠路の風に長けたる夏蕨

花桐の梢は白き雲にふれ

新緑の遠野へ河童探す旅

おしら堂卯月曇の昼の燭


立葵蜑の一村人を見ず

隠れ里果つる岬や青胡桃

星一つ薄うすとあり蛍とぶ

杉山に蛍の闇の深さあり

川に舞ひ田へも舞ひゆく蛍かな

山荘の松籟つのる夏炉焚く

蓮見舟風吹くままに漂はせ

港の灯華やぐ波止の地蔵盆

無花果をもぐや湖の日こぼしつつ

帰り花運河しきりに鰡跳ばす

立冬の星のあかるき夜明けかな

音も無き星の高野の冬安居

織糸の彩り干せる庭小春

藁屋根の苔の青さよ朝しぐれ

年惜む蕪村の塚に古都望み




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

一年をかけて、全国を回っておられる。↑

8月10日、宝塚ホテルの近くで見た花。


プルメリアだそうである。露地でもこんな花を咲かせる。

近くの緑化植物園や、京都の北山植物園の温室で名札はみたことがあるが、
花を見るのは初めてでネットで問い合わせした。



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