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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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クワガタソウ

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問題なく、ジュウニヒトエだと思っていた。
ここでもセイヨウキランソウなるものが乱入しているらしい。


セイヨウキランソウの画像集から任意で頂いてきた画像↓

上2枚の画像が十二単で、3枚目の画像のセイヨウキランソウとは明らかに違う
なんて判断能力まったくなし。
見分け方いろいろ記述されているが、私、読解能力目下なし。
↑と同じ場所 25日撮影

富松川が公園の南を巡り、東へ流れ、さらにここでほぼ直角に
南へ曲がる。このあたりで洪水の折、水が溢れたので、護岸工事をした結果あまってしまったごく狭い土地がある。10坪もない。
・・・・


午後に予定があったが、キャンセルして
午前にロイヤルなるホームセンターで園芸用品(土・肥料・プランター)
大量購入。といっても計6000円。
半分の金額はプランター10個の更新代金


車に乗せて緑化植物園の前あたりを通ると大木の桐が見え
花が咲き始めていた。

その桐とは実は無関係なれど、

アリッサム積分すれば大手毬

なる句を解説せよという注文が入り、
書きかけると

桐一葉落ちて天下の秋を知る

を引用したくなり、表記を確認するために
例の「俳句検索」を検索。
「桐一葉」で秋の季語になっているのを確認。

肝心の句は出てこない。

桐一葉下総に水ゆきわたり 黛 執

桐一葉水中の日のゆらめきぬ 豊長みのる

頓首と書き雅兄と書けば桐一葉 高柳重信

桐一葉門川は夕兆しつつ 斎藤梅子



とし~や井桁の上に桐一葉 鈴木花蓑

桐一葉大阪城の石垣に 芦川 巣洲



着替えれば嵩高に落つ桐一葉 平井久美子

桐一葉影よりも音残しけり 鷲谷七菜子

桐一葉遥かの父でありしかな 坂井三輪

桐一葉落ちて天地液状なり 大口元通

指揮棒の真綿ぐるみや桐一葉 波多野爽波 『一筆』以後

桐一葉電柱きはやかに夜空 波多野爽波 『湯呑』

夜の湖の暗きを流れ桐一葉 波多野爽波 『湯呑』

しばらくはこらへてゐしが桐一葉 長谷川双魚 『ひとつとや』

桐一葉雨の洗ひし石の上 藤本朋子

桐一葉ひとつのいのちらしきもの 中島敏之

心にも落つる音して桐一葉 佐々木早月

静かなる午前を了へぬ桐一葉 加藤楸邨

桐一葉空みれば空はるかなり 久保田万太郎

桐一葉うちはの如く拾ひあぐ 赤松子



我宿の淋しさおもへ桐一葉 芭 蕉

桐一葉穴ぶつぶつとあいてをり 菱科光順

傘の柄のあまりに細し桐一葉 篠原俊博

桐一葉大坂城を想ひ出す 村野秋果

別離とは刻かけ癒えむ桐一葉 高橋良子

桐一葉麹の匂う蔵屋敷 下沢とも子

桐一葉馬屋あり馬顔だせり 片岡紫々夫



桐一葉看とり帰りの足に舞ふ 増田 富子

桐一葉源氏ゆかりの薬医門 的場敏子

夜の湖の暗きを流れ桐一葉 波多野爽波





人ごゑにかたちくだけて桐一葉 魚目

夜の湖の暗きを流れ桐一葉 爽波



桐一葉いまだ梢の葉なりけり 静塔

夏痩の骨にひゞくや桐一葉 子規

音すなり筧の口の桐一葉 白雄



桐一葉落ちて黄土に還りけり 稲畑廣太郎

桐一葉谷の静寂を深めけり 稲畑汀子

桐一葉日当りながら落ちにけり 高浜虚子

年尾の句があれば四代そろい踏みになる。



旅にゐし昨日ははるか桐一葉 上田日差子

非常ベル寺にもありて桐一葉 皆吉司

桐一葉入江かはらず寺はなく 田中裕明 花間一壺

桐一葉月光噎ぶごとくなり 飯田蛇笏

幼児の持つておもたき桐一葉 川崎展宏



月明や落ちてひさしき桐一葉 金尾梅の門

何もかも見ゆる月夜や桐一葉 岸本尚毅

ひびきけり彼の人の持つ桐一葉 小檜山繁子



桐一葉晶子殺すに刃物はいらぬ 高澤晶子

水底の影も流れて桐一葉 小原啄葉



尾を曳きし鐘の音と散る桐一葉 源鬼彦

桐一葉月光むせぶごとくなり 飯田蛇笏

桐一葉猿も夕日を惜しみけり 村山古郷

幼児の持つておもたき桐一葉 川崎展宏

晩節と言ふ語重たし桐一葉 冨田みのる

桐一葉言ひ足らざるに兄逝けり 影島智子

桐一葉遠くのものの見えはじむ 八牧美喜子

桐一葉白痴が牛をひいてゆく 大串章

月明や落ちてひさしき桐一葉 金尾梅の門(1900-80)

三日月の鎌や触れけん桐一葉 高田蝶衣(1886-1930)

桐一葉落ちて心に横たはる 渡辺白泉(1913-69)

桐一葉日当りながら落ちにけり 高浜虚子(1874-1959)

桐一葉日当りながら落ちにけり 高濱虚子

檻房や格子に落る桐一葉 寺田寅彦

西向の解剖室や桐一葉 寺田寅彦

白塗の門番小屋や桐一葉 寺田寅彦

そぎ竹のしのび返しや桐一葉 寺田寅彦

普請場や足場の上に桐一葉 寺田寅彦

檻房の窓に落ちけり桐一葉 寺田寅彦

普請場や竹の矢来に桐一葉 寺田寅彦

線香を干した所へ桐一葉 芥川龍之介 蕩々帖〔その二〕

客人として濡縁の桐一葉 手塚美佐

桐一葉太平洋を真近にす 佐川広治

桐一葉薬の量を増やす日に 朝倉和江

廓跡ありし入江や桐一葉 山本洋子

薬師湯と名のみのこりし桐一葉 山本洋子

桐一葉落ちたり名物男の死 久保田万太郎 流寓抄以後



人去て行灯きえて桐一葉 一茶 ■享和三年癸亥(四十一歳)



桐一葉空みれば空はるかなり 久保田万太郎 流寓抄

着流しでふらりと来たり桐一葉 久保田万太郎 流寓抄

褌の竿を落ちけり桐一葉 黒柳召波 春泥句集

桐一葉われに向つて影投げつ 中村汀女

桐一葉板の間住みに拾ひ来て 中村草田男

地を打つに革の音して桐一葉 松瀬青々

桐一葉あたかも落つる虚子山廬 山口青邨

桐一葉すとんと落ちてこちら向く 中戸川朝人

桐一葉落ちて心に横たはる 渡辺白泉


99句「検出」とあるものから重複を除くと上記のとおり。

ネット上の故事ことわざ辞典の解説

桐一葉

【読み】きりひとは
【意味】桐一葉とは、桐が一葉落ちるのを見て、秋の訪れを知ること。転じて、物事の一端から全体の動きを知ることのたとえ。また、物事の衰退していく前兆を感じることのたとえ。

【桐一葉の解説】

【注釈】青桐は他の木に比べて早く葉が落ちるため、それにより秋の訪れを感じることができる。
「桐の一葉」ともいう。
【出典】
【注意】
【類義】一葉落ちて天下の秋を知る/桐一葉落ちて天下の秋を知る/霜を履みて堅氷至る/瓶中の氷を見て天下の寒きを知る
【対義】
【英語】A straw show which way the wind blows.(一本の麦わらを見れば風向きがわかる)
【用例】「些細な動きも見逃すな、桐一葉だ」


桐一葉ではないが、鉢植えのアリッサムを見て(岡山ファーマーズ・マーケットの)大手毬の群落を思い浮かべた、というのが句意といえば句意。

「積分」なんて俳句になじみにくい言葉を敢えて持ち込むところに
作者の工夫(限界?)がある。


・・
クワガタソウ

猫缶さんの「花弁4枚」を頼りに、クワガタソウの確認へ。午後庄下川沿いへ。

確かに花びらは5枚ではない。4枚に見える。
上の3枚はひっついているような感じ。下1枚は確かに独立している。

群生している場所もある。

房状に咲いているようにみえるものもある。

Ⅰ昨日川辺で見た植物40余種確認と書いたが、
さらに10種位追加できる。

ハハコクサを見つけた。ちっちゃいけど。(明らかにチチコクサではない)

マツバウンラン

もうちょっとましな画像 (これは川岸ではなく線路沿い)↓

ムラサキケマン

ミント

ミントはあちらこちらで群落を形成している。

ヘクソカズラ(ヤイトバナ)

まだ若芽だと、ヘクソカズラとベニバナユウゲショウとミゾソバはよく似ている。

タンポポも書き洩らしている。スミレも(画像省略)

撮影日時が左側に表示されているものは、石垣を覗きこんだりして写したものを回転させているからである。

以上7種だが、他にも、栴檀やネズミモチの若芽も水の触れる川岸で芽吹いている。
それとツメクサ(爪草)が遊歩道の端っこに普通に生えている。

↓これセンダンですよねえ。


以上で10種追加であるが、

他にも名を知りたいものがいくつかある。

花をきれいに咲かせているのは1株だけだったが結構群落を形成している

猫缶さんばかり指名してご迷惑ですが、この花の名を教えて。


れと私、スイバとギシギシの区別がつかない。金褐色の実(花)を付けてスイバよりやや細身の姿をしてスイバと並んでいると分かる(ような気もする)が、今の季節ではやたら大株のスイバと株が小さめのものがあることくらいしか気づかない。

セイタカアワダチソウも40数種の中には書き上げていないので、
目下の私は川辺の植物50種位は見分けがつくようになっている気配。

1年前、2年前に比較すると「驚くべき」進歩である。

↑この花も猫缶さんに教えてもらった記憶あるも忘却。

ツタバウンランの花に似ている。

そういえば、「健忘症」の「健」の字、すこやかに忘れるとはどういうことかとふと気になって、ネットで学習。
「健康」の「健」=健やかで康かというより、「大変」「康か」ということで
「健」はveryのニュアンスで解釈すべしとのこと。

健忘症とはドワスレ症状のことらしい。あるいは即忘症といった方が
意味が分かりやすいかも。

追加:モッコウバラのシーズン


↑これが普通の姿なれど
きれいに刈り込んでおられるのを家の近くで発見↓



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