一月のプランター
さすがに3ヵ日は写す対象が多かったようで、画像なし
4日11枚
よく見るとあおい点点が見える。播種が10月になってしまった(残暑厳しかったので)ロベリア。
ロベリアを4プランターに、門内玄脇の日当りがよくないところにニゲラ4プラ。
14種の種を混ぜた「ワイルド・フラワー」と種袋に書かれたものを2プラ
↑では赤花酢漿草しか同定できない。ノースポールもあるが、袋に入っていたか、こぼれ種か分からない。
14種と書かれているが、14種の名をすべて列挙していない。
7日
カタバミ以外にキンセンカが同定できる
↑左下はホトケノザかも。よく分からないので放置
ルピナスらしきもの、ニゲラらしきものが見える。赤い筋が入ったものがあるが、まだ同定できない。
12日
3月に蒔くべく、袋の種は半分以上残っている。
16日
半分以下に間引く必要があるが色の配合が分からない。↑プランターの下にヒメツルソバがはびこっている。
19日(今日)
ロベリアの方はあいかわらず。
キンセンカだけでも過密状態
ロベリアはポットでも管理しているが冴えない。
近隣公園は日曜日なのでけっこう親子連れが出ていた。
倒木ではないが、樹が弱っていたのであろう伐採された。何本も蘖が出ていたが、それは残されている。
イヌムギ
ヌスビトハギ
「苗」だけだと圧倒的に稲苗が詠われている。
- 苗床の淀の夫婦の苗くれし 山内 二三子
- 苗売りの雨くさぐさの苗ぬれて 小川双々子
- 苗床の苗ひとつづつ離さるる 上田 操
- 苗障子のぞけば苗の世界かな 田中憲二郎
- 苗はみなたよりなきもの苗植うる 和田耕三郎
- 杉苗の束割る杉の苗はじけ 今瀬剛一
- 苗床の中の胡瓜の苗に花 高野素十
- よまひ言ならべついでに苗札も 中原道夫
- 嬰児薄眼苗一列はその睫毛 高野ムツオ 陽炎の家
- 五六人水明りして藺苗植う 高野素十
- 稲刈の刈りあらはして藺苗濃し 石田波郷
- 夏草に杉苗溺る廃家跡 倉橋羊村
- 余り苗伊吹の風を溜めてをり 関戸靖子
- 水張りて宮城野の苗いとけなき 清水基吉
- 青空の静まりかへり茄子の苗 千葉皓史
- 茄子苗を揺らして運ぶ鞍馬みち 石田勝彦
- 投げ苗の御田の舞の上をとぶ 高野素十
- 苗植うと漆光りの田水張る 有馬籌子
- 真清水に日は衰へて杉小苗 赤尾兜子
- 取りあへず苗一籠や雹見舞 斎藤俳小星
- むさし野に住みつく韮の苗育て 沢木欣一
- 菊苗に水やる土の乾きかな 正岡子規
- りんご苗売るみちのくの午祭 岩崎眉乃
- 苗すでに北山杉の容かな 城戸崎丹花
- 藷苗をしつゝ富士のやさしけれ 大石暁座
- 苗札を十あまり挿す夜も白し 八木林之助
- 苗札の字も消え父も逝きにけり 川口咲子
- 苗札や雨をいやがる馬の耳 小原俊一
- 大朱欒据ゑてその木の苗を売る 林 三枝子
- 十郎兵衛屋敷に植ゑて藍の苗 林俊子
- 苗札作る柾目のせちに揃ひしを 加倉井秋を
- 肥後床といひ苗床の大いなり 小原弘幹
- みづうみの松風ばかり苗障子 石田勝彦
- この辺り耳成村や苗障子 野中丈義
- 赤甘藷は赤き芽に出て苗障子 邊見京子
- 苗田あり大和古道そひ濡るる 皆吉爽雨
- 苗藁をほどく手荒れぬ春の霜 室生犀星
- 捨苗の夕べの雨に立直り 中村 千恵子
- 苗運ぶ力右足左足 土永 竜仙子
- 炭住の庭の苗の手それぞれに 森山 抱石
- メロン苗買ひに町まで小半日 撫養 チカ
- 紅少し引き甲斐甲斐し苗売女 片岡 けん
- 泊夫藍の苗売ってをるメノコかな 河野 照代
- 約束の菊苗を持ち訪ひくれし 柴山 つや子
- 若鮎を鮎苗と呼び近江かな 上原 はる
- 農協の桑苗のこと放送す 岡崎 芋村
- 苗床の土にも生命ある如し 千本木 溟子
- 苗札の風にひらひらして読めず 三宮 美津子
- 苗床の藍にもどりし寒さかな 尾上 萩男
- 苗一束秋冷に抱くは苦しき 汎 馨子
- 苗束の双つ飛んだる水の空 石田勝彦
- 余り苗息吹の風を溜めてをり 関戸靖子
- 朝顔の苗床にノア方舟も 島津 亮
- 朝顔の苗足音とうす曇る 伊藤淳子
- 苗売が路をせばめて左門町 奥野桐花
- 山国に行く苗売のバスに立つ 茨木和生
- 種のよく売るる日と苗売るる日と 後藤比奈夫
- 眠さうな苗売りの声樹をくぐり 廣瀬直人
- 廃屋にあらず茄子苗植ゑてあり 岡田日郎
- 植ゑてみて嵯峨菊の苗育ちさう 稲畑汀子
- 苗床にひと日風荒れひと日雨 成瀬櫻桃子
- 苗床の大き足跡あかねさす 福田甲子雄
- 苗床やいろ~の仮名氾濫す 森田 峠
- ビニールをかぶせてこれは煙草苗 細川加賀 『玉虫』以後
- 苗売が霞ケ関にゐたりけり 細川加賀 『玉虫』
- 駅前に茄子苗売りのこぼせし土 田川飛旅子 『花文字』
- 苗札の誤字がにじみてあどけなし 河野南畦 『硝子の船』
- 雨足のしろがねなせる苗はこび 飴山實 『次の花』
- 余り苗平家の墓に供へけり 飴山實 『辛酉小雪』
- 苗とりの水輪ひかれる雲の加賀 飴山實 『少長集』
- 苗床や風に解けたる頬かむり 阿部みどり女 『笹鳴』
- 杉苗の折れて匂へる秋日かな 大木あまり 火球
- 朝の沖潮けむりして瓜の苗 大木あまり 雲の塔
- 檜苗銀河を父として育つ 橋本鶏二
- 青山河ほのぼのくもり余り苗 能村登四郎
- 茄子の苗燈台守にとどきけり 大串 章
- 茄子苗の少し萎れて無人店 小野寺さわ子
- 色の濃き茎を選びて茄子の苗 田中こず恵
- 噴きあげる一本の紺茄子の苗 有馬朗人
- 売れ残る茄子苗一つ実をつけて 山田節子
- 瓜苗やたたみてうすきかたみわけ 永田耕一郎
- さみどりの瓜苗運ぶ舟も見し 松本たかし
- 茄子苗に今日は日蔽ひを工夫せり 高浜虚子
- カンダタのごと瓜の苗よぢのぼる 高良満智子
- 苗売の立ちどまりつつ三声ほど 高浜虚子
- 売れ残る苗を車に積んで去る 福川悠子
- 苗売の濃き眉ぞ見せ笠のうち 原 石鼎
- 瓜苗に竹立てありぬ草の中 高浜虚子
- 苗市に教へ子とその幼な妻 能村登四郎
- ボランティアの夫の苗売るみどりの日 山口恵子
- 苗売によき夕方の来りけり 星野立子
- ばらの花活けバラ苗の販売所 溝口みさを
- 棒苗を植ゑて間遠や桐畑 宮岡計次
- 苗札に書き添ふ愛の花言葉 高間礼子
- 苗札がひとりたふるることありて 阿波野青畝
- 苗札を十あまりさす夜も白し 八木林之助
- 苗札にややこしき名を書きにけり 細川加賀
- 菊の苗植ゑたる夜の雨の音 菅沢泰子
- 苗札を夕のぞきして立てりけり 高浜虚子
「一茶 苗」では1句
里の子が犬に付たるさ苗哉 一茶 ■文化十三年丙子(五十四歳)
蕪村、芭蕉には苗の句はないよう。
源平小菊が覚えやすい。エリゲロン覚えにくい。