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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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花冷え

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寒い一日。

朝方は寒いながらも天候は良く、花見が出来る雰囲気であったが、

昼からは雨も降りシートはさっさと仕舞われたと思う。

(私だけの)標準木の前にかなり大きなシートが敷かれていたので、

またまた声かけ。総勢何人ですか?40人、あらショウちゃん!

という具合で顔見知りのご近所さん。

最初見た時は↑の方しか見えなかったが、すぐに何人かが折りたたみイスなどを

持って登場。その一人に声をかけてしまった。

シートにはクラブ名が書かれていて、会員総勢100名とか。ショウちゃんもぜひ加入せよと勧誘を受ける。

いや、私は近隣公園の使用状況報告書作成に追われる日々とは言わなかったが、

あいまいにワイフに相談しますとかなんとか・・

今日もまたブルーシートを何枚も張り合わせた大きなグループが10組以上。

桜はまだ5分に届かないものが多い。

寒いとはいえ、あちらこちらでトキワマンサクが目立ち始めた

白花はまだ目につかない。

ビバーナムは満開

オオデマリも同属らしいがそれらしき感じも

中央公園のチューリップ

お祭りもあるらしい

 

午後尼崎城に初入場

次回の定例句会(午後1時半開始)の前に吟行を予定しているので下調べを兼ねて

庄下橋からの外観

気持ちのいいアプローチ。城の入り口へのコースは多数あるが、足弱の人、杖やバギーが必要な方は、阪神尼崎駅からもっとも近い入り口から入らない方がいいかも。

何度か、金網越しに写していた築城者(戸田氏鉄)顕彰碑の真ん前に初めて立った。

この場所は入場門の裏手にあたり、短いが階段がいくつかある。

阪神電車のかつての本社の倉庫が見える。

鉄砲狭間がある塀を支える木組み。これは他の城で見た記憶がない。

すでにネット上でも解説が読めるのであろうが、まだ見ていない。

何か一行書き込まないと画像が続いてしまう。

いまもにほへり啄木忌 山口青邨

尼崎城の現在ただ今の堀は匂いなし

こんなかたちで内堀があったとは思わない

ヤケニ綺麗な水である。

十六夜の色城壁にうまれけり 楸邨 (南京城壁に登る)
 
城壁寂び市井の花の雪の下 青木よしを
 
炎天に煌と城壁草田男忌 見市六冬
 
城壁の鼠近しに花はこべ 西本一都
 
明確な城壁の角髯ざらつく 鈴木六林男
 
城壁に月出で江になほ日あり 下村非文
 
城壁の罅をつゞりて冬の草 田村木国
 
城壁の中を耕す茄子の花 日原傳
 
城壁に矢弾の痕や菊花展 小路智壽子
 
城壁の石に育ちて末枯るゝ 稲畑汀子
 
城壁にもたれて花見疲れかな 高浜虚子
 
しぐるるや爆弾やけの城壁に 佐藤春夫 能火野人十七音詩抄
 
城壁の片蔭ひろくのびにけり 吉屋信子
 
城壁につばめの影のあまたひらめく 篠原梵 雨

城の西側は中央図書館と接している。そこから入場するのがいいと思う。段差がない。

城の南正面東側の人工芝広場では地の児が遊んでいる

正面からの眺め

かつてはこの面が北面していたはず。

開館(開城)5日目だが行列などはなし。雨と寒さのせいかも。

入場門付近から見上げて

1階ロビー内の入場券売り場は空いている

私も一口城主名簿記載を予定していたが、機会を失した。

最下段の名前を見つめている人は自分の名前を探しているのであろうか。

やっと見つけたらしく(画像の人ではない)カメラ撮影している人もいた。

私も寄付予定額からいうと最下段から名を探さなければならなかったはずである。

夜、近隣公園へ。1月の寒さ故、もちろん人気なし

 

街灯の下の下枝にカメラを近づけて

少し欲張ると

重複削除等なし

時間のすべて盗まれる 高野ムツオ 雲雀の血
 
はみちのくの露深く 中村汀女
 
の部屋に日向の色の草 片山由美子
 
合はせ鏡は内を見むため 田川飛旅子 『使徒の眼』
 
熱力学(ねつりき)より茂吉が楽し 田川飛旅子 『山法師』
 
切疵の指艶でに見し 河野南畦 『焼灼後』
 
の部屋に日向の色の草 片山由美子
 
はみちのくの露深く 中村汀女
 
贋軸をさらさらと巻く 緒方 敬
 
うしろに暗き崖懸る 加藤楸邨
 
の枝垂方里をつめたくす 瀧澤和治
 
はみちのくの露深く 中村汀女
 
来し道を戻るがうれし 市ヶ谷洋子
 
お七の皿に余りて鯛 堤 京子
 
阿波にひと鳴門ふた鯛 小澤満佐子
 
の祇園は暗き幹持てる 橋本榮治 逆旅
 
めいめいに来てともに酔ひ 橋本榮治 逆旅
 
口中に甘き舌ある 橋本榮治 逆旅
 
狐罠かけもし炭も焼けるかな 林
 
狐罠かけもし炭も焼けるかな 林
 
すさまじくなりきし芒十三 大橋坡子
 
はみちのくの露深く 中村汀女
 
葬通りしあとの桑を摘む 大橋坡子
 
水府にて覚めし母あり 石寒太
 
心中に伽藍の炎ゆる 柿本多映
 
またの世のあるべきかな 山本洋子
 
明日ひらくは匂ひけり 辻美奈子
 
生みしをはるけくおもふかな 辻美奈子
 
猟銃を抱かせてもらふ 鳥居真里子
 
鬱金父が誕れしがおそろし 塚本邦雄
 
病室は誰も叫ばぬ 対馬康子 吾亦紅
 
一本のを出づるの雲 藤田あけ烏 赤松
 
の神が揺りこぼさるるかな 藤田あけ烏 赤松
 
冴ゆるの今の飛脚は狐かな 原本神
 
少年野性をあらはにす 田村一翠
 
思ふまま歩きたきかな 渡辺桂子
 
百花とは百語に似たり 平松良子
 
はみちのくの露深く 中村汀女
 
桃林を出てあかつき嵯峨の人 蕪村
 
水のごと人に真向ふ 山腰淑子
 
熱飯に岩海苔撓る 冨田みのる
 
満ちて暗くて犬噛合ふ 西東三鬼(1900-62)
 
またの世のあるべきかな 山本洋子
 
まうしろにグラスの並ぶ 津沢マサ子
 
の満開とおもふなり 金田咲子
 
満ち真塩の乾くなりけり 柿本多映
 
病棟の一人が死する 品川鈴子
 
心中に伽藍の炎ゆる 柿本多映
 
満ち真塩の乾くなりけり 柿本多映
 
またの世のあるべきかな 山本洋子
 
あるに懸る飛行服 攝津幸彦
 
西行も口開けて寝し 今瀬剛一
 
熱力学より茂吉が楽し 田川飛旅子
 
藍いろの火がきつとある 佐藤鬼房 朝の日
 
参籠の雨暁けたるしべ 鷲谷七菜子 游影
 
春のに明けて仕廻ひけり 翁 三 月 月別句集「韻塞」
 
朝鷹の居おだしきかな 浜田酒堂
 
満ちて暗くて犬噛み合ふ 西東三鬼
 
寝耄御前山路に初狩 井原西鶴
 
春のに明けてしまひけり 松尾芭蕉
 
月のあかきはたのみある哉 高井几董
 
月のに蝶の朝寝かな 千代尼
 
山鳥やを絞るの雨 上島鬼貫
 
春のに明けてしまひけり 松尾芭蕉
 
満ちて暗くて犬噛合ふ 西東三鬼

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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