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Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
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船詰神社

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主祭神 鳥之磐楠船命(とりのいわくすふねのみこと)

例祭日 10月18日

鎮座地 東園田町1丁目359番地(TEL 06-6491-3588)

≪お社の説明・御由緒≫

阪急園田駅下車、北東へ徒歩20分、園田豊中線に面して猪名川のすこし手前。通称「交通神社」ともいう。
  旧冨田村の氏神として古くより当地に祀られていたお宮で、明治四十四年に天神社と荒神社を、昭和五十一年には、愛宕社を合祀するようになった。現在の御社殿、社務所等は昭和五十一年の土地区画整理に際して、新しく建てたものである。
  末社に、稲荷社・天神社・荒神社・愛宕社がある。 当社の御祭神「トリノイワクスブネ」は、古事記にもあるように元来、海路交通の神であるところから、このお宮で交通安全の祈祷をうける人が多い。

 

交通神社とか、お祓いを受けに車が何台か。

偶然通りかかった。

旧猪名川の土手跡と思われる遊歩道を歩いていると

↓船詰公園なるところへ

面積的にはさほど広い場所ではないが、

樟の大樹がひしめいている

ここに船詰神社があって、(多分旧猪名川縁であったのであろう)

昭和51年に都市計画の一環だろうか移転した。

現在の神社を探す意欲はなかったが、

途中で途切れる遊歩道を「乗り継いで」歩くうちに、↑の掲示。

東園田町から町名が変わったと思ってたらいつの間にか豊中市へ

この間まったく市境表示とか府県境表示に出会わなかったが兵庫県尼崎市から大阪府と豊中市へ紛れ込んでいた。

遊歩道がまた途切れたので、下の道へ降りて交差点を渡ったら

移転した船詰神社へたどり着いていた。

その時点で、未だ未訪問神社の中に「船詰神社」があったことを思い出した。

社は昭和z51年に移転したものだが石碑等は元の場所から運び込んでであろう。

 

目下鳥居、燈籠募集中のよう。

新旧の神社はともに尼崎市内。

旧猪名川の堤跡と思われる地帯は、東西2本(両岸)残っていて、東のものが大阪府、西のものが兵庫県、間の道路はどちらのものか未確認。

 

これより北の猪名川公園自体が住宅地化しなかった旧猪名川の河川敷そのものであるように思う。

公園苧北詰にある池

旧猪名川の流れがせき止められて池になったよう。

この池の真ん中に府県境線が引かれているよう。

そのラインはそのまま公園の中を通り抜けて、抜けると旧土手沿いに東へ逸れてゆくよう。

そこから猪名川風致公園に至る遊歩道の中を歩いていたよう。

帰宅後グーグル地図で確認。

 

十九神社なども近くにあったようだが訪ねそこなった。東白井神社は意識したがそこも未訪問。

 

↑の道標が指す白井神社には何度か出かけている。この神社内にも道標が何本か残っているので。

↑の道標は古いものではない。大正時代に設置されたもの。

はがみさんとなっている。

 

歯の神さん

 

固の一枚もなかりけり 一茶
 
固や年とも言ひ習はせり 高浜虚子
 
 
以下の文章に出会った。
PDFから
 
1.歯にまつわる季語 意外と無くて、「歯打」「歯固」くらいです。 ①歯打(はうち):権現舞(ごんげんまい)の傍題、新年の季語。 権現舞いとは、東北地方の山伏神楽で,家々をまわって悪魔払いや火伏せをする獅子舞の こと。この権現舞で獅子が歯を打ちならすことを歯打という。悪魔退散の一種のまじない。 ②歯固(はがため):新年の季語。 年の初めに歯を固めると称して鏡餅(もち)や押鮎、猪の肉などを食べる風習。歯は齢(よわ い)の意味で,歯固めには長寿を祝うの意も含まれている。年神に供えた鏡餅をそのまま歯 固めと呼ぶところがあり,これを夏季まで保存し,6月1日に食べるところもある。 <例句> 歯がために二人の翁喰ひにけり 鬼貫 歯固の歯一枚もなかりけり 小林一茶 歯固や年歯とも言ひ習はせり 高浜虚子 2.歯を詠んだ句 一番有名なのは、中村草田男のこの一句ではないでしょうか。 万緑の中や吾子の歯生え初むる 中村草田男 (ばんりょくのなかやあこのははえそむる)
 
 
蟻潰す目には目にはと云へば 相生垣瓜人
 
河のゆく朝から晩まで河のゆく 金子兜太 狡童
 
目魔羅の順入れ替へて暮の秋 中原道夫
 
鉈割漬はにしみる味雪しづる 中原道夫
 
数の子の応へ遠き世を継げり 久芳木陽子
 
数の子のごたへ数を尽くしつつ 鷹羽狩行
 
固やかねて侘しき飯の砂 松瀬青々
 
固や短かく朱きをんな箸 中村堯子
 
吊されし新巻ののかみ合はず 若井新一
 
寒の靄よごれたるで馬笑ふ 日比野 尉
 
馬もまたより衰ふ雪へ雪 宇佐美魚目
 
白玉ののゆるみたる温め酒 清水基吉
 
万緑の中や吾子の生え初むる 中村草田男
 
会釈の皓田植の笠にすぐをさめ 上田五千石
 
鯉池の底に鯉の夏旺ん 辻 桃子
 
吸入器入はづせし口くぼめ 吉川 喜美子
 
針祭る男にもある糸切 小野田 洋々
 
縫初の赤き糸切る糸きり 岡本 美恵子
 
固や送りくれたるするめいか 杉浦 東雲
 
夢の毛物のから血がでる風くるぞ 金子兜太
 
ゼリーやや応えありし旧軍港 水島洋一
 
子供の堕ちゆく先の温暖化 田中信克
 
単色の絵本思えり糸きり 大西健司
 
裏山に投げ捨てられたるが繁る 夏石番矢
 
おじさんの黒いがあるパチンコ屋 五島高資
 
まっ白きの乾鮭の吊られたる 加藤三七子
 
雪道でが抜け落ちて夜叉になる 富岡和秀
 
塩鯛のぐきも寒し魚の店 松尾芭蕉
 
酔醒めて白いのこる除夜の男 島津 亮
 
セーターをすとんと着せて抜児よ 松本勇二
 
槽病む山葡萄あり食えもせず 金子兜太
 
採りおくれたりし刀豆にこたふ 桂 信子
 
こまかき子の音朝餉のきうり漬 古沢太穂
 
干飯噛む錆びし昭和の金かな 五島エミ
 
海を見る青紫蘇の香はに残り 有働 亨
 
衰やに喰あてし海苔の砂 松尾芭蕉
 
冬草やがくんと弱しも酒も 上林 裕
 
失せしの洞に嬉嬉と小豆粥 今井竜蝦
 
使いつつ直す信仰のように 田川飛旅子 『外套』
 
大夕焼悪寒に鳴らす二十枚 『定本石橋秀野句文集』
 
秋今宵うづくに団子ばかり煮て(家人に) 『定本石橋秀野句文集』
 
すきまなき馬のみゆる鶏頭かな 大木あまり 雲の塔
 
老人のぐきを使ふさくら餅 大木あまり 雲の塔
 
霜柱ここ櫛のの欠けにけり 川端茅舎
 
すきものののきこきこと海鼠たぶ 飯田蛇笏
 
かつぎ来る大鮫のの恐ろしき 皆川盤水
 
生えかはるのまっ白にみかん吸ふ 満田春日
 
干魚のの美しや漱石忌 秋元不死男
 
新しき櫛のにあり木の葉髪 高浜虚子
 
腹の中へはぬけけらし種瓢 蕪 村
 
美しき栗鼠の形や一つ栗 前田普羅
 
にあてて雪の香ふかき林檎かな 渡辺水巴
 
唐黍を噛む白日に音立て 大野林火
 
夕月夜乙女のの波寄する 沢木欣一
 
の花テーブルに峠茶屋 満田玲子
 
衰へはより始まる冷奴 高橋悦男
 
こまかき子の音朝餉のきうり漬 古沢太穂
 
結ぶより早にひびく泉哉 芭 蕉
 
萬緑の中や吾子の生え初むる 中村草田男
 
みどり子の瑞の萌えや水芭蕉 沢木欣一
 
蕗むくやまた襲ひきしのいたみ 杉田久女
 
竹の子や児(ちご)のくきのうつくしき 嵐 雪
 
春愁や糸を切らざる糸切 八幡より子
 
舌とに春風あたる眼をつむり 中村草田男
 
衰やに喰あてし海苔の砂 芭 蕉
 
かくれ家やのない口で福は内 一茶
 
白きのごまめ噛む児をほめそやす 町田敏子
 
自嘲して五万米のぎしりといふ言葉 富安風生
 
ごまめ噛むのみ健やか幸とせむ 細川加賀
 
固やかねて佗しき飯の砂 松瀬青々
 
固めの美濃の青頸鴨なるよ 大石悦子
 
同や鼠は何を食む今宵 尾崎紅葉
 
固や十三人の大家族 浜口今夜
 
風下に弱きわれと阿呆鳥 桑原三郎
 
妻よ子よ露世夢生にごたえあり 折笠美秋
 
がために二人の翁食ひにけり 鬼貫
 
煮凝やのなき祖母のおかめ顔 藤森小枝
 
蒟蒻の応へも伊賀冬にゐる 幸治燕居
 
竿灯担ぐ下駄の一本男意気 岡本喜美
 
桑の実や男素直になる並み 椎塚つね子
 
万緑の中や吾子の生え初むる 中村草田男
 
先生の馬に似しや蝦蛄を食ふ 吉岡禅寺洞
 
冷麦や青紫蘇はに香をかへし 石塚友二
 
木瓜咲きぬと飯茶碗欠けもせで 秋元不死男
 
鉛筆に残るのあと合格す 吉野トシ子
 
子兎にの生えかかる春の闇 増田陽一
 
縫ひ上げてで切る糸や一葉忌 岩城のり子
 
木耳のよき当りや冬瓜汁 下村ひろし
 
水蜜桃かたき応へ衆也椽 石塚友二
 
疼くや台風洋を来つつあり 相馬 遷子
 
秋深くにしむ柿と思へども 水原秋櫻子
 
笑みこぼれ子の二粒今年竹 福永耕二
 
駒鳥やまだにあらき岩清水 千代田葛彦
 
鉛筆に残るのあと合格す 吉野トシ子
 
針供養皓と使はぬ糸切 百合山羽公
 
きんぴらの応へ寒に入りにけり 橋本榮治 麦生
 
焼鳥のの美しや漱石忌 秋元不死男

そういえば今朝長岡京に住む同年生まれの友人から電話あり。

総入れ歯になったとか。

 

老俳人も歯には苦労してるよう。

 

 

 

 

 

田能口→四つ壺遺跡→園田競馬場→猪名川公園→船詰神社→阪急園田駅で、ちょうど1万歩

 

田能口へ向かうバスの中から窓越しに息子の姿を見かけたように思った。

 

スマホのラインでそのことを告げたら

夕刻になってからやはりそうだったことの確認応答があった。

 

 

 

 

 

 


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