Quantcast
Channel: ショウちゃんのブログ 俳句のある風景
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

句碑

$
0
0

門前で市の郷土史研究会の会長さんと出会った。

我が家の前の道は、会長さんのお家への通り道故、年数回はお会いする。

市報あまがさきで報じられていたが、最後の尼崎藩藩主の業績の発表の内容をお聞きした。

私の質問は、尼崎藩領の境界を示す藩界石の書体が均一なので、

その石屋は誰か分かっているのかというもの。

 

今に続く渡辺姓の石工が営業しているとか。

 

今から市内に残る文学碑を調査するが、

近松のものは、市内の女子大内に近松の研究所がある、契沖については研究者はいるが、

句碑については適当な人がいない。貴方(私のこと)はどうですかとも。

 

今朝まで気づかなかったが、去年ワイフが買った百合が咲いていた

植え替えも肥料もやっていない。

こちらは丁寧に冬越しさせたもの。

例年ならポットに挿し穂しているが、株数が増えても管理しきれないので今年はまだ放置。

これももらい物。株分けだが少し根が付いていた。

これは冬を越したパセリ

いずれも玄関前に配置

 

鈴の音して玄関に礼者かな 豊長みのる
 
玄関に日の差してゐる女正月 宮津昭彦
 
赤壁の寺の玄関花蘇鉄 井上 たか女
 
葉牡丹を大玄関に用始め 小川 真砂二
 
玄関のまつくらがりに竹落葉 中岡毅雄
 
木下闇玄関杏いろに灯す 黒田杏子
 
玄関に出でたる蟇を叱りけり 岡井省二
 
玄関の大きくくらく蚊帳問屋 小澤 實
 
玄関に蟇の来てゐし良夜かな 原裕 『王城句帖』
 
玄関の雪に赤青鉄亜鈴 田川飛旅子 『使徒の眼』
 
玄関に風邪を置き去り風の神 阿部みどり女 『石蕗』
 
玄関に風の訪れ寝正月 阿部みどり女 『月下美人』
 
玄関に蟇のきてゐる星祭 大木あまり 火球
 
玄関のドアうしろ手に閉めて冬 三宅 桂
 
子の留守の玄関に立つ捕虫網 石丸泰子
 
玄関に風の訪れ寝正月 阿部みどり女
 
松葉牡丹玄関勉強腹這ひに 中村草田男
 
北国や玄関にもある置炬燵 中田秋平
 
寒き灯の大玄関はやや明かく 中村汀女
 
松葉牡丹玄関勉強腹這ひに 中村草田男
 
玄関で足袋はきかへし礼者かな 大場白水郎
 
玄関に鶏卵生む淑気かな 小谷舜花
 
自動車と蔦の月夜や玄関は 杞陽
 
玄関に大きな鏡室の花 山田閏子
 
秋晴の玄関手紙来てをらず 上崎暮潮
 
玄関にコパカバーナの夏の海 保田白帆子
 
玄関にまづあらはれし竈馬かな 岸本尚毅 舜
 
玄関の鏡に空や雛まつり 藺草慶子
 
玄関を開けしままなる菊手入 依光陽子
 
ととせまへ玄関に秋服の君 田中裕明 先生から手紙
 
玄関に立てば廊下の夏の闇 中田剛 珠樹以後
 
玄関に帽子をあづけ菊膾 藤田あけ烏 赤松
 
玄関を濡らしてゆきぬ蜆売 藤田あけ烏 赤松
 
しぐれ来し三千院の玄関かな 田中王城
 
玄関や樗花咲く医三代 渡辺香墨
 
玄関に日の差してゐる女正月 宮津昭彦
 
立冬の玄関灯すみかん色 町田しげき
 
玄関の一隅に書架鏡餅 関森勝夫
 
虫残る玄関近く寝るわれに 田村了咲
 
玄関につけてある灯の夜長かな 道芝 久保田万太郎
 
玄関脇に藁囲ひせる芭蕉哉 寺田寅彦
 
神主の玄関廣き寒さ哉 寺田寅彦
 
敷砂や玄関脇に残る雪 寺田寅彦
 
木犀に玄関遠きともし哉 会津八一
 
玄関の鉄の格子や羽蟻飛ぶ 会津八一
 
暮れてくる玄関にゐて処暑なるや 金田咲子
 
つやつやひれあざみうちの玄関だ 北原白秋
 
新社員待つ玄関の観葉樹 大島民郎
 
玄関を水で流して冬田打つ 中拓夫
 
玄関は最上階よ鳳仙花 山田弘子
 
玄関に風の又三郎のマント 辻桃子
 
玄関に架けし十字架(クルス)や冬館 辻桃子
 
茎石が廃めし旅館の玄関に 辻桃子
 
凸柑実玄関も縁側も本棚有 瀧井孝作
 
玄関に日の差してゐる女正月 宮津昭彦
 
玄関にて御傘と申時雨哉 炭 太祇 太祇句選
 
はるかぜや玄関番の蝿一つ 永田耕衣 葱室
 
玄関の梟の額にまづ年賀 加藤楸邨
 
松葉牡丹玄関勉強腹這ひに 中村草田男
 
玄関に出て人を待つ夜の柳絮 京極杞陽
 
葉牡丹に大玄関をひらきもし 京極杞陽

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2577

Trending Articles