アカシア通りのアカシア。
いつ倒木してもおかしくない状態。
伐採計画もあるのかも。
この木などかなり線路側へ傾いている。金網にかなり圧力をかけている
春の1週間だけ芳香を放つ。
句は、その時期のアカシア(偽アカシア、贋アカシアがより正確)を詠っている。
- 夕風の夜風となりし花アカシア 行方克己 知音
- アカシアが散る文庫本後手に 行方克己 知音
- 君の翼想う花アカシアの岬ゆけば 大西健司
- アカシア落花泥なる大河何泛ぶ 兼近久子
- 父癒えて花アカシアの旅に出づ 寺岡捷子
- 鬱と高し花アカシアの万の房 神蔵 器
- ともすればアカシアの花匂ふ夜ぞ 上村占魚
- たそがれの歩をゆるめゆく花アカシア 伊藤敬子
- 人降ろし馬が水呑む花アカシア 横山房子
- 風塵のアカシア飛ぶよ房のまま 阿波野青畝
- 咲き充ちてアカシアの花汚れたり 高濱年尾
- 築地川跡銀葉アカシア咲く高さ 松田ひろむ
- アカシアの花のうれひの雲の冷え 千代田葛彦
- 花アカシア牧の牛呼ぶ鐘ひゞき 岡本まち子
- アカシアの花のせて水咽びけり 白井 爽風
- 廃鉱の山のアカシア祭かな 水野あき
- アカシアの花影揺るる時計塔 前田 白雨
- アカシアの花咲く丘の野立かな 高木 節子
- 花咲きて偽アカシアの名の悲し 渋沢渋亭
- アカシアの散る夜の冷えに膝を揉む 篠田悌二郎
- もの思ふときアカシアの花あかり 石田郷子
- 万緑の中層々と贋アカシア 橋本多佳子
- アカシアの木蔭にひらく鞄かな 野村泊月
- アカシア白花昂揚の日の来し方 金子皆子
- 花アカシア二日泊りて創れぬ繭 金子皆子
オーストラリア原産木としては日本への定着がかなり早いと思う。
何故故か?
日本には明治時代にニセアカシアが「アカシア」の名で入って来たらしい。
花は黄色であるが、ニセアカシアは白色である。
花色が黄色のアカシアはオーストラリア、アフリカの砂漠地帯が原産らしい。
花が白いニセアカシア(ハリエンジュ)は北米原産らしい。
名湯のヌードポスター冬木の芽 ショウちゃん
モデルは湯郷温泉。1軒ヌードスタジオがある。(あった。)
常宿のポピースプリングスのすぐ近くに。
美作のスポーツ合宿に利用されるような宿に泊まった時、
夕食後、マイクロバスを仕立てて、館内案内が出発時刻を知らせていた。
句会では、モデルが温泉に浸かっているポスターと鑑賞された。異議は唱えなかった。
裸祭の最中にクール宅急便
西粟倉村の岩倉寺(先代住職と私の母方祖母が従姉弟関係)、
美作の安養寺(住職はショウちゃんと同姓。遠い縁戚)でも
西大寺と同じく裸祭をやっている。2月の初めに。
一度見に来いと誘われているがまだ出かけたことはない。
よってこの句は想像句だが、大いに気に入っている。