尼崎市のような川底が海面より低い街は、海に臨む川筋に沿って延々と防潮堤を設置しなければならない。
神崎川沿いに旧猪名川水門(排水機場)を越えてしばらく行くと見覚えのある装置に出会った。
ケーブルテレビの一つのチャンネルで河川状況を無音・自動で映し出しているが、その撮影スポットである。
土手下の工場従業員らしき人が堤防の傍で休息なさっていたので、話しかけてみた。
「佃島に行きたいんですが・・」
「佃島? そんなところ知りません」
「この川は神崎川ですよねえ?」
「猪名川ですよ」
帰宅後地図をみて、了解。
神崎川右岸を歩いているつもりが、いつの間にか猪名川左岸へ踏み入れていた。
そういえば、川の上流に見覚えのある風景。
↑の画像では、上流の川の真ん中あたりに見える小さな緑のかたまり。↓
そこだけは陸地から離れていて、「豆島」というらしい。
右、猪名川、左、藻川の合流点の近くに来ていた。
合流後の川名は猪名川で、水位測定所あたりから下流は神崎川とみなされ、
神崎川に合流する地点だった。
府県境は、猪名川ではなく、旧猪名川の真ん中に引かれている。旧猪名川が(新)猪名川と別れるあたりから猪名川の真ん中に府県境は移ってくる。
庄下川と昆陽川が合流する地点より、見晴らしがよく、施設もいい。
- 筑紫次郎やがて銀河に合流す 北川英子
- 合流す木曽の三川夕千鳥 神谷美和
- 合流の白濁はるか合歓の花 西村和子 かりそめならず
- 合流をはたしての緩冬芒 上田五千石
分かれた川の再度の合流ピラカンサ
サザンカの季節になっている。
↑撮影は26日↓